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mixi疲れって

2006年11月11日 | Weblog

「mixi疲れ」を心理学から考える

「正直、mixiに疲れました」・・・ mixiでたくさんのマイミクと交流している人が
「疲れた」と言って突然mixiを辞めてしまうことがある。なぜだろうか。

2006年07月21日 17時07分 更新

SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)「mixi」で頻繁に日記を書き、多くの
「マイミク」と交流している人が、コミュニケーションに疲れ切ってmixiを
突然辞めてしまう・・・ 「mixi疲れ」とでも呼ぶべきこんな“症状”が、一部の
mixiユーザーに見られている。

自ら好んでmixiに参加し、コミュニケーションしているはずなのに、辞めたいほど
疲れてしまうのはなぜなのだろうか。 SNSのコミュニケーション心理に詳しい
野村総合研究所上席研究員の山崎秀夫さんに聞いた。

やめられない、止まらない

「日記を書いてから5分以上レスが付かないとそわそわします。病気かもしれません」・・・
mixiユーザーの中村初生さんは自らを「mixi依存症」と認め、2004年のある
日記にこう書いた。 当時の中村さんは、ほぼ毎日日記を書き、友人からのコメント
にも欠かさず返事していた。

日記にコメントが付いたことを伝える赤文字を見るのが嬉しい、というユーザーは多い

mixi日記は、ユーザーによっては、一度書き始めると止められなくなってしまう。
日記へのコメント機能やアクセス履歴を表示する「あしあと」機能が、ユーザーに
「快感」を引き起こさせるためと、山崎さんは説明する。

自分の日記にあしあとやコメントが付くと、周囲から認められたという「認知欲求」
自分を受け入れて欲しいという「親和欲求」が満たされ、それが快感になるという。

好意を持っていたり、尊敬している相手からあしあとやコメントが付くと、さらに
高い快感が得られるため、快感を求めて日記を更新し続けるという“中毒”症状に
つながる。

加えて「好意の返報性」も働く。 人から受けた好意に対して同じだけの好意を
“お返し”し、心のバランスを保とうとする作用で、mixi上では、自分のページに
あしあとをつけたり、日記にコメントをつけてくれた人に対して、あしあとやコメントを
返そうとする行為として現れる。 これによって相手にも好意の返報性が働き、自分の
日記にコメントやあしあとが付きやすくなるため、応酬がエスカレートしていく。

つまり「コメント欲しさに日記を書く」→「コメントが付いて嬉しくなる」
→「コメントをくれた人の日記にもコメントを返す」→「自分の日記へのコメントが
途絶えると、コメント欲しさに新たに日記を書く」・・・ というサイクルが際限なく
続くのが“mixi日記中毒”の正体と言える。

マイミクは「社章のようなもの」

友人同士をリンクで結ぶ機能「マイミクシィ」(マイミク)が、この応酬をさらに
ヒートアップさせる。 ユーザーは、別のユーザーにリンク申請して承認されると
自分の「マイミクシィ一覧」上に相手が表示される。
マイミクはいわば、友人である証だ。

山崎さんは「マイミクは、社章のようなもの」と言う。
社章を付けた人は、その会社の社員であることを強く意識し、社員としてのふるまいを
強化する傾向があると考えられている。 A社の社章を付けた人は、より「A社の社員
らしくふるまおう」と意識するといい、社会心理学で言う「役割効果」が発揮される。

マイミクも役割効果を持っているという。 マイミク登録・承認することにより
「私はこの人とマイミク(=友人)なのだから、友人らしい振る舞いをしなくては」
と意識するためだ。

mixi上では、あしあとを付けたり、日記にコメントすることが友人らしいふるまいと
なる。 少数のマイミクだけと付き合っている間は問題ないが、見知らぬ人や1度きり
しか会ったことがない人など「にわか友達」をマイミクに加え始め、全員のページに
あしあとやコメントを付ける・・・ という作業を繰り返していると、だんだん無理が
出てくる。

見知らぬ多数のマイミクと親しく振る舞おうとする努力は、飲食店店員の笑顔のような
ものという。 当初は、少ない客に対して心からの笑顔を見せていた店員も、客が
増えて忙しくなるにつれ、笑顔が義務化し、笑顔を作ることに疲れ、ストレスを
ためてしまう。 関係が薄いマイミクにあしあとを付け、コメントを付けては
疲れるという“mixi疲れ”の症状も同じ構造だ。

“mixi疲れ”から抜け出すには
 
「mixiは、使う目的を意識して利用して」と山崎さん mixi疲れから脱却するためには
どうすればいいのだろうか。 山崎さんは、(1)mixiは土日だけしか使わない、といった
自主規制ルールを決める、(2)マイミクの数を整理する、(3)会ったことがない
マイミクと会う機会を作り、自分と合う人か見極める・・・ といった解決策を提案。
最終的には、ユーザーの精神的な自立が必要と説く。

とはいえmixiは、職場や近所などリアルなコミュニティーの付き合いが希薄となった
現代で、その枠を超えた“社交”を可能にし、日々のストレスをいやしてくれるツール。
その意味では「国民栄誉賞もの」と山崎さんは評価する。

mixiをコミュニケーションツールとして気持ちよく使うためには、依存からの脱却は
不可欠だ。 米国で9000万ユーザーを集めるSNS「MySpace」では、SNS依存についての
議論が始まっているという。

日本でも、真剣に考えるべき時が来ているのかもしれない。


でっ もしも mixi疲れ を経験したくてもmixにi参加できない人は
メールを頂ければご招待します。


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2 コメント

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ご無沙汰です (自由人)
2006-11-13 00:19:17
ご無沙汰しております
春頃から異常な忙しさでブログ更新もしてません 
その上、PCもやばい状態でしたので
先日格安のノートPCを購入しました

ブログを拝見させていただいて元気そうで良かったです。mixiはさほど興味はないのですが、週刊誌で
mixiユーザーからファイル交換ソフトを介してハメ撮り画像が流失。
mixiの登録上、個人情報からばれたって。
女性はおまわりさんだったかな??
便利だけど使い方を誤ると怖いです

また時間を作って遊びに来ます
返信する
ども 足早さん (8338goo)
2006-11-13 01:10:38
忙しい? って 何??

そんなに稼いでどうするの?

ってか ひと月 20~30時間も働けば
なんとか生きていけるオイラは怠け者の鏡。

そうそう寒くなるとヒマに成るんだったね。
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