はさみ屋のブログ

理・美容師の使うカットシザーのメンテナンス・アドバイザー(研ぎ・調整・販売)

全部セニングでカット

2005年01月10日 | セニング
 過去に複数のお問い合わせが有りましたセニングだけでの
カットに付いて簡単にお答えしておきます。

まずスキ率60%位のローゲージ・セニングでベース・カット。
取り合えず普通のブラント・カットと変わらない方法で長さを揃えます。
カット・シザーとの違いは毛先に「ぼかし」が付いた状態で切れます。

次にスキ率30%位のミドルゲージ・セニングで
パネルに取った毛先を4~5cmの長さに対して45度のタテ使いで
ムラなく毛量を調整します。

(フロントからネックまで順番に進め次にサイドからバックの要領です)

たった これだけで9割以上の仕事が終わりました。

その後 軽くスタイルに流れを作りながら手櫛でブローに移ります。
サイドから後ろに流す髪型はバックの一部に(後頭結節部)
どうしても たまりが出来るのでフィニッシュにハイ・ゲージが必要ですね。
スキ率は10%位のファジー刃タイプか両グシタイプが理想です。

前髪やサイドなど全体に目で見て「もう少し」と思うところを調整して下さい。
手慣れた人なら10分足らずでカットが終わってしまいます。ね。
実際はもっとせっせと働いたふりをしてあげないとお客様は不満かも?です。
あくまでの参考ですので・・・
頭の中でイメージ・トレーニングをしてみて下さいな。

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