新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

ナイスネイチャ

2011-11-08 | 日記
舞いおちる 枯葉がお札 だったらなぁ(字あまり

芸術にはとんと縁のないエドリンです。お早うございます




 フォスターホース

私が‘フォスターホース’という言葉を知ったのは、数年前、ある競馬雑誌を読んでいた時でした。
それまで、引退競走馬のその後については何となく漠然とわかっていましたが、たとえ知ったところで私に何が出来るのだろう・・と諦めが先に立ち、なるたけ考えないようにしていました。 

雑誌には、会員を募り特定の馬の里親になり、みんなで、頑張ってきた馬たちの余生を支えていく会の話が載っていました。

“あった!! 私にも出来る事があった!”
気になっていたのです、ず~っと。 あの仔はどうしただろう・・この仔は元気にしているのだろうか・・・と。

もちろん、全ての引退馬を救うことなどとうてい無理な事だとわかっています。
でもせめて1頭でも救えるのなら、その端っこにでも参加させてもらえるなら・・と、即座に入会の手続きをしました。

希望里子は“ナイスネイチャ” 
私の永遠の王子様‘トウカイテイオー’の同期生。
最高の里子に巡り合ったのです。





 ナイスネイチャ・アラカルト


ナイスネイチャは昭和63年4月16日生まれ、今年23才になるセン馬です。
母、ウラカワミユキ  父、ナイスダンサー
生涯成績は41戦7勝、2着6回3着8回。
生涯獲得賞金6億2358万5600円。
主な勝鞍、小倉記念、京都新聞杯、鳴尾記念、高松宮杯。

それにナイスネイチャといえば“有馬記念”です!
平成3,4,5年と連続3着。 この記録はこれから先も破られることはないでしょう。
ある意味、連覇するより難しいかも・・・。

それに、メジロマックイーンがダイユウサクに負けた平成3年、断然人気のトウカイテイオーがメジロパーマーに負けた4年(思い出したくもない)、1年ぶりのトウカイテイオーが劇的勝利を挙げた5年と波乱が続いた有馬記念。
ナイスはすべて、われ関せずの3着。
珍記録であっても記録は記録です。
  
あれから沢山のスターホースが登場しましたが、今でも‘有馬’が近づくと、ナイスネイチャの名前が出てきます。
いつまでも記憶に残る馬、愛されてる馬という事でしょう。

ただそういう馬でも、里親を募らなければ生きていけない現状を忘れてはいけないような気がします。




 ナイスネイチャは今・・・。

普通、牡馬は一たん生まれた牧場を出ると、戻って来る事はありません。
悲しいけれどそれが運命なのです。

ところがここに運命に逆らった馬たちがいます。
ナイスネイチャとウラカワミユキです。



生まれた牧場で親子が暮らしているのです。
そしてここには、ナイスの息子‘セイントネイチャー’もいます。
親子がのんびりと草を食む姿を見るたびに心癒されるのです。
ナイスと出会えたこと、ナイスの里親の一人になれたこと、感謝です。


  ナイスの母 ウラカワミユキ


  ナイスの息子 セイントネイチャー





 おまけで~す 






 おいら 今日 出番なかってん。イジイジ・・・byスティング


競走馬への第一歩

2011-11-02 | 日記
隣の家の玄関横に、大根が何本か干されています。

幼いころ、今くらいの時期になると母が、大きな樽に水を流しながら大根を洗い、縄でくくり、はしごのように繋げて、玄関脇の壁にさげて干していた事を思い出しました。

しっかり天日干しされた大根を、大きな樽に漬けて、来る冬に備えるのです。

切れそうな程に冷たい水に浸けた母の真っ赤な手と、洗われて真っ白になった大根・・・。

郷愁にひたってます、エドリンです。  こんにちは。






 旅立ち





スティングの相棒を務めてくれた一歳君が11月1日、旅立ちました。
行き先は‘新冠育成公社’、そこの第1号厩舎‘クラックステーブル’です。
そこで競走馬になるべく調教をうけ、来年の今頃はきっと競走馬デビューしていると思われます。

行く日が決まったらお知らせ下さい とお願いしていたのですが、前日に急に決まったようでバタバタと行ってしまいました。

それというのも、スティングの会道内組3人で、出発の時に、スティングとお揃いの新しい無口で立たせてあげようと計画中だったのです。

間に合わなかった・・・とがっかりしながらも、1日の朝早くに、育成場に送ることは可能かどうかをS牧場さんにメールしてみました。
結果・・・何という事でしょう、送る事も見学する事もオッケイ!!

早めに、スティングの冬用とお揃いの無口を送ります。
時期をみて、会いに行ってみようとも思っています。
その時には必ずブログにアップしますのでお楽しみに!です。





 その時スティングは・・





S牧場さんからのメールの抜粋です。

“放牧地から厩舎に一たん入れる時、スティングも一緒に帰ったのですが、まだ外にいたいらしく、放牧地に何度も戻ろうとしました。
相棒が旅立ってスティングだけで放牧地につれていくと、今度は1歳馬がついてこないので、厩舎に戻ろうとしました。
放牧地でしばらくしてから相棒がいないので、いなないて叫んでいました。
昨日、当才を離乳したので、とにかく今はにぎやかです(原文のまま)”。





スティング、当才の仔馬と一緒に泣いてるのかな?

早く慣れてほしいです。

そして1歳君、無事に、とにかく無事に怪我無く頑張って!!
スティングおじちゃんと会員のみんなが応援してるからね。



おまけダヨ~ン!

泣いてなんかいないよ~だ。

ほうらね。