やっとゴールデンウィークが終わりました。
皆さんはどんな休暇でしたでしょうか?
わたくしは・・ずっと仕事でした。
春の遅いエドリン地方にも、ちらほら桜が咲き始めました。
私の家の向かいと角のおうちに、桜の木が何本かあります。
もうじき満開になりそうです。
仕事の行き帰りに、それを眺めながら歩く・・・・それが私のお花見ですけど何か?
情緒という言葉にはあまり縁のないエドリンです、お早うございます。
コユキの娘のコユキです!
コユキは2007年3月21日、母コユキ、父トウカイテイオーの間に誕生しました。
2年後の09年8月14日に名古屋競馬デビュー。
2戦目に勝ち上がり、その後トントンと3連勝。
誰もが“これはひょっとしたら・・・”と期待を抱きました。
ところが好事魔多し、3連勝目をあげたキッケンクリス賞の後、骨折が判明。
その年の9月30日から翌10年の3月まで、約半年近くの休養。
やっと復帰するもなかなか勝てず‘もうダメなのかなぁ’と思いかけた9戦目に勝利。
復活かぁ!と思うも後が続かず‘あ~ぁ’気分になりかけたまたしても9戦目に勝利。
何故9戦目??の気持ちを蹴飛ばすように、それから先は長い低迷が続きました。
外にいる者には、その間の事情は全くわかりませんが、痛めた脚元をかばいながら、コユキはもとより、関係者さん、オーナーさん皆さんが心をこめ、コユキの復活に最善を尽くして下さったであろう事は十分にわかります。
その思いが2011年、9月15日の勝利に繋がっていったのだと思います。
16戦目の、そして最後の勝利でした。
その年の11月17日、ついにケイウンコユキは競走馬を引退することになったのです。
そこにも、調教師さんはじめスタッフさん、オーナーさんの優しい思いがこもっていました。
“これ以上脚元が酷くならないうちに、元気に牧場さんに帰してあげたい” それが引退を決定した言葉だったそうです。
11月末、コユキは産まれた牧場に帰ってきました。
母がいて、祖母がいて、伯父がいる場所へと・・・・・。
コユキは知っているでしょうか?
伯父が自分の父と同期で、一緒に走ってきた事を。
今、彼女は悪かった脚元も良くなり始め、それに伴って美しさも増してきました。
サラブレッドの理想型といわれた祖父シンボリルドルフ、今なお美しさと気品でファンを虜にしている父トウカイテイオー、その血を引き継いだコユキです。
帝王の娘です。
コユキと同じ年に産まれ、父も同じトウカイテイオー、牧場も同じエスプリオーシャンとのツーショットです。
コユキを取り巻く仲間達
エスプリオーシャンで~す。 牧場のお母さんに前髪パッツンされました。
頑張って、頑張って走ったケイウンヘイローです。 ナイスネイチャの孫です。
今、牧場一番のやんちゃっ仔、セイントネイチャです。 ナイスネイチャのご子息さまなので~す。
こんな仲間たちと今、コユキは脚元を癒やしながら日々のんびり暮らしています。
これから緑に包まれる素敵なシーズンに入ります。
日高に来る事がありましたら、コユキに会いに来て下さい、とコユキが申しておりました(笑)
長崎盲導犬失踪事件、その後
皆さまにご協力願いました署名運動の結果がでました。
総計、11823名(内長崎県3033名)
5月半ばにLife of animalさんが福岡県知事に届けられます。
その答えに注目したいところです。
未だアトム君の行方はわかっておりません。
でもきっと、心ある人の元で普通のワンコとして元気に暮らしていると信じています。
ご協力有り難うございました。
もっと詳しい事が知りたい方はanimalさんのブログへどうぞ。
はるみ様、画像有り難うございました。
娘のコユキちゃん、もとからきれいだったのに、疲れて戻ってきましたから、回復して気品ある顔立ちが素敵ですね。
エスプリオーシャンも、ケイウンヘイローも、泥だらけのセントネイチャも、この牧場でしか、見ることの出来ない風景です。
その頑張りに報いた、天からのご褒美が今年、牧場さんに届いたことを喜びたいと思います。
こんな故郷が、他に実現できない競馬界を、淋しく思いますが、いつか、いつか、その片鱗だけでも、何かが変わると信じたいですね。
本当に表情が変わりましたよね。
旅立たせたお馬が、仕事を終えて戻ってこられる・・・・・理想ですね。
でも、牧場を経営していくという点では極めて厳しい事も事実です。
コユキのラッキーなとこは、この牧場に生まれおちたという事ですよね。
だから、出来ればこの血筋を残せたらなぁと、ついつい思ってしまいます。
文末のコメントですが、人それぞれ、いろんな思いで生産馬を想っています。
渡辺さんは、そりゃあ”競走馬の余生を!!”と考えている人たちには、まさに理想郷でしょう。
でもね、別の形できちんと生産馬のことを思っているところもあるのですよ。
生産牧場は、生産のための牧場。
馬が余生を送るための牧場ではありません。
だから、渡辺牧場のような牧場を、期待するのはちょっとおかしいですね。
コメント有り難うございます。
もちろん、生産牧場さんがどれだけ心を込めて仔馬を育て、競走馬になるべく送りだしているかは良くわかっています。
このブログのマイネルスティングのいる牧場さんも生産牧場さんですから。
わかった上で、理想の1つの形として話をしています。
また、生産牧場のかたわら養老牧場としてもやっている牧場さんも最近は増えてきています。
どんな形にせよ、引退競走馬達が1頭でも多く余生を過ごせる場所がある事は素晴らしいと思います。
また、生産だけでやっていける牧場さんが減ってきている現実もあります。
馬も人も幸せでいて欲しい、それが願いなだけです。