LPGAツアー20戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が7月20日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース西コース(6,518ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、小祝さくらが62マーク。10アンダーで首位に立った。3打差の7アンダー、2位タイはアマチュアのクリスティン・ギルマン、全美貞。(天候:晴れ 気温:33℃ 風速:3.6m/s)
あれから、1年。小祝さくらが素晴らしいプレーを披露した。1イーグル、8バーディーの62をマーク。トーナメントコースレコードを更新し、18ホールのツアー最少ストロークに、あと1打と迫る会心の内容だった。ところが、「(記録は)知らなかったです。後半、スタートする時、9アンダーまでいけばいいなぁ、と思っていた。記録は目指そうと考えても、簡単ではありません。スコアが良くても次のホールでダブルボギー、トリプルボギーを叩く可能性もある。気をつけたのは油断をしないことです。また、いつものようにスコアを気にしないようにした。ノーボギーでプレーできたことがうれしい」。
いつものように時折、笑みまじえながら、淡々とした口調だ。というのは、自身でそれほど調子がいい-との手応えが少なかったからだろう。「ショットもすごくいいとはいえなかった。私としては、まぁまぁです。ミスショットも何度かありました」という。最大のピンチは13番。6Iの第2打はミスショットで左バンカーへ入った。そこから3メートルに寄せ、1パットのパーセーブ。「カップの外ぐらいのフックラインです。優しいパッティングではなかった」と振り返った。
1年前は、目前に迫った最終プロテストへ全力投球。ところが、第1日、安定感を売り物にした小祝が第1日、77を叩いて大きく出遅れてしまった。しかし、本人はいたって冷静に、「何年ぶりかなぁ、というスコア。あと3日間、残っているし、第1日で良かった」。ジワリジワリと浮上し、最終的にはカットラインぎりぎりの19位タイで合格を果たしている。
あれから1年。自身の成長を質問すると、「あまり、ありません」と前置きし、「微妙なパッティングが決まるようになったことだと思います。以前は、パッティングのラインをキャディーさんと、相談して決めていた。それをやめて、良かったのは、自分とキャディーさんの読みが違うと迷いが出る。自分で決めて、打ったのであれば、それは仕方がありません。アマチュアの時、パッティングが得意。どういう感じでやっていたか-と考えたら、すべてが自分だった」。しみじみと語っている。
原点回帰の62。「競技はあと2日間、残っています。きょうは、きょう。スコアを伸ばせるように、気を抜かずにプレーする。暑さは苦手ですけどね」と続けた。酷暑の忍耐力も試される。
以上、日本女子プロゴルフ協会記事
11:49時点のリーダーボードです。
ギルマンに2打差をつけてトップに立っている小祝さくら。
ゴールデンルーキーは頑張っていますね。
この調子でトップを維持してほしいものです。
ところで、香妻琴乃は+1で60位タイであり、1打挽回しないと予選通過は厳しい状況になっています。