今季はQTランク104位となり、前半戦はレギュラーツアーでのリランキング(出場優先順位の見直し)と、ステップ・アップ・ツアー複数回優勝、の両方を見据えて戦っていた香妻琴乃。レギュラーでは主催者推薦により7試合に出場するも、予選通過は3試合で、最高順位は『ほけんの窓口レディース』24位タイ。『アース・モンダミンカップ』以降のリランキング順位は55位となり、後半戦はステップでの優勝へ向けて、本腰を入れて戦うことになる。
前半戦で、ステップには5試合出場。勝利はないものの、4月の『九州みらい建設グループレディース』では、最終日最終組となり、4位タイフィニッシュ。『ECCレディス』以降は、2013年『ANA PRINCESS CUP』、2014年『中国新聞ちゅーピーレディースカップ』に続く、ステップ通算3勝目を狙って戦うが、香妻の2018年を通してのテーマは…「(2017年末のQT終了後に)今年はレギュラーツアーに年間出場していた時に、できなかったことを取り組む1年にすると決めました」。
香妻は2014年に、年間出場22試合ながら、『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース』2位、『ミズノクラシック(現TOTOジャパンクラシック)』2位タイなどの好成績を残し、賞金ランク19位で初シードを獲得。ブレイクを果たした同年の、彼女の成績を支えたのは、飛距離とパッティング。特に、平均パット数(パーオンホール)1位となるなど、グリーン上での”思い切りの良さ”と”精度の高さ”は光っていた。
2016年のシード喪失以降、成績が出せていない要因は、自身の強みであったパッティングに自信が持てていないことにつながる。2018年は、試合出場が制限されるが、逆にメリットをあげるなら、課題に取り組む時間を確保できる状況になったこと。
「今年はとにかく練習量を増やす方向にしています。いままでは腰痛を怖がって”守り”に入りながらプレーをしていましたが、それではいま以上のゴルフはできない。一番の課題は、パッティングで自信をつけること。パッティングは”繊細なもの”です。試合の緊張感のなかで"どれくらい普段と同じようにやれるか…"が大事。練習でも連続してカップインするドリルで緊張感を作ることをひたすら続けています。昨年までは連戦のなかで、目の前の結果が最も大事でした。ですが、今シーズンは、試合翌週にまとまった練習時間を確保できるケースもあるので、試合で悪かった部分を見つめなおして、”気づき”を得ることができています」
と、本格的な調整を試みることができているという。
『アース・モンダミンカップ』での予選落ち後は「パッティングが良くないとスコアが出ないコースだと思っていましたが、結局2日間とも全然いい感覚で打てていなかった。もっと練習をしなければいけないと思いました。ライン読みが難しい面もありましたが、もっと良いタッチで打てていたら、細かい傾斜を気にすることは左右されなかった。去年(7位タイ)のようにはいかなかったですね」と反省を口にした香妻だが、後半戦のステップでの戦いを意識し、前を向いた。
「『ECCレディス』はホステス大会の1つ。ECCさんと契約させていただいて長いですし、いい結果で恩返しをしたい。いい姿を見せられるように頑張りたい。社員の方々も明るくて、毎年12月にゴルフをさせてもらいますが、すごく楽しい。いつも励ましていただけるので頑張らないとな、と思います」
⇒ 香妻琴乃 プロフィール
以上、アルバニュース
香妻琴乃を応援していますが、強みのパットを磨くことが一番だとは思いますが、スイングの修正にも取り組んでほしいと思います。振り遅れのスイングをしており、振り遅れを防ぐスイングの変更してほしいと私は願っています。