◇海外女子メジャー第3戦◇KPMG女子PGA選手権最終日(1日)◇ケンパーレイクGC(イリノイ州)◇6741yd(パー72)
優勝を逃しながら今大会ベストスコア「64」で回りプレーオフまで持ち込んだ畑岡奈紗。畑岡の約1時間30分後にティオフした最終組のユ・ソヨン(韓国)は、畑岡のプレッシャーはなかったとしたが、プレーオフ2ホール目でパク・ソンヒョン(同)に敗れて優勝をゆずった。
後続と3打差で、午前9時31分にパク、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)と同組でティオフ。8組前で快調に伸ばす畑岡のスコアを確認しながら、「私は奈紗やブルック、ソンヒョンと自分を比較することはなかった」と自身のプレーに集中した。
だが、インがより風の抜けやすいコースの作りに加え、雷雲の接近に伴い後半は突風も吹く。「わたしが1バーディを獲るのがやっとだと思っていたとき、奈紗の8アンダーを見た。トータルスコアでそれを上回りたいって集中したけど」と元世界ランク1位は振り返る。
2位タイだった畑岡とパクと2打差で迎えた17番(パー3)はティショットを引っ掛け左サイドの池に入れた。「ここが本当に悔いの残ったところ。すごく警戒していたけど右からの風も強かった…」と痛恨のダブルボギーをたたき、最終日に初めて後続に並ばれた。
一方、プレーオフ1ホール目では3人の中で一番早く打った5.5mのバーディパットを沈めるなど意地も見せた。1ホール目で脱落した畑岡は「やっぱりああいうところで決めてくるところは本当にさすがです」と勝負強さを実感したようだ。
メジャー3勝目を逃しながらもユは「4日間を通せば胸を張れる内容だったから」と晴れやかな表情でコースを去った。(イリノイ州キルディア/林洋平)
以上、GDOニュース
畑岡奈紗は、もう世界レベルの選手になったですね。
優勝は逃したものの、おそらく自信につながったと思います。