9/17日 7:10出発、晴。
いよいよ今シーズンのスタート、抗癌剤の服用が煩雑なため今シーズンは幕営を断念
して全て宿泊施設の利用で走ることにする。朝方は好天だったが走り出すと雲が広がり風
は冷たい、例年なら残暑に悩まされる時期なのに今年は薄ら寒い、ファスナーをしっかり
締めて県道k51に乗り有馬から生瀬に向かう。通勤時間帯で交通量はかなり有る、どの
車もかなり速度を出しているのは何時も通り、船坂からはカーブの連続する下りで対向車
も多く油断の出来ないコース、後続車は僅かな直線になると追越しを掛けてくるため
ミラーから目を離せない。生瀬でR176に合流する、ここも朝は毎度混雑しており三回目の
信号で国道に乗る、国道は渋滞気味、すぐに武庫川沿いの旧道に乗り換え生瀬大橋を渡る
とk33に乗る。今日もこのコースは交通量が多い、カーブが連続する長い上りでミラーを
睨み対向車の気配に集中しながらコーナー一杯を活用して登るが毎度苦労する。十万辻の
峠を下るとk325に乗り換える、今日の県道は交通量が少なく道幅が一車線になっても対向
車は少なく順調に前進、k12から日生ニュータウンを通過して一庫ダムに到る。ダム湖に
沿ってk604を北上して大阪府に入るとf109に乗り継ぎ更に北上、このコースは若干何時
もより交通量が多いようだ、後続車は何時も通りかなりの速度で追い越して行くので
ミラーのチェックは怠れない。R477に乗り継ぎひいらぎ峠を越え京都府に入りf73から
f452と乗り継ぎ八木駅に到り休憩。八木からR477に乗り東進、山間に差し掛かった旭町
の小集落で全面通行止め、先日の京都北部豪雨で道路崩壊の心配をしていたがやはり現実
になった、迂回路の案内に従いf408に乗る。小集落や田園の中で複雑に右左折して分かり
辛いコース、どのような迂回をするかも不明で迂回路の案内板だけを頼りに走る、日吉
まで迂回させられるのかと不安になる。田圃の中を走ると右手の山間を登る道路が有り
車の姿が見える、迂回の案内はその道路に向かっておりすぐに出合う。乗り換えると真
新しい2車線の広い道路で国道よりも立派、交通量も国道より多く地元の人がかなり活用
しているようだ。我バイクには少々厳しい勾配を登ると紅葉山、梅ノ木谷と二つの長い
トンネルで紅葉峠を越え神吉に下りf50に出合う、案内表示は地元の地名で左右どちらに
進むのか不明。地図で確認して右に進むとすぐに周山の案内が有る、案内に従い地道に左
折するとすぐにR477に乗る、後から地図で確認すると国道を走るよりは若干のショート
カットになっており、杉林の崖沿いを行く一車線の走り辛い国道部分をパスしている、今
後はこのコースを利用したい。小さなカーブの続く杉林を抜け桂川の流れに下り川沿いを
周山に到る、周山から快走路を東進し花脊でf38に乗り換え北上、この辺りは豪雨の影響を
余り受けていないようだがこの先が心配。しばらく北上して広河原でf110に出合う、心配
していたが通行止めの案内は出ていない、ここが通れないと初日からの予定が大幅に狂う
ところだった。今日のf110は珍しく対向車が有る、数台の乗用車と4人ものライダーに出
会う、一車線の小さなカーブの続く急勾配を登り能見峠を越え、久多に下ると滋賀県に
入りk783に乗り継ぎR367に出合う。国道に乗り北上、地元と行楽客の乗用車やライダー
が走るのみで大型トラックがおらず走り易い、快走して道の駅朽木で休憩。今日はツー
リング日和で道の駅向かいのコンビニの駐車場には10数人のライダーが休憩している。
再び北上してR303にぶつかと右折して東に向かう、この国道も今日は独走状態、R161を
渡るとk54に乗り継ぎ今津市街を東に抜け湖畔に到るとk54を湖岸に沿って北上。湖畔の
松並木のコースは広く交通量が少なく信号も少ない快走路、マキノでR161に合流して更に
北上、計画ではここから海津大崎など湖北の半島を廻る予定だが、西濃地方の道路状況が
不安なので先を急ぐことにしてR303に乗り換え道の駅塩津で休憩。R8を少し南下して
木之本でR303に乗り継ぎ木之本市街を走り抜けた処で給油、樽見の宿に予約連絡するが
通じない。R303を東に走るのは初めてだが何時も通りに交通量はほとんど無く走り易い、
少し遠回りになるが湖東の交通量の多いコースを走るに比べてはるかに疲れが少ない。快
走路をマイペースで走り道の駅坂内で休憩、何時も空いているが今日は余りにも閑散と
していると思いながら停車すると水曜日定休の案内。道の駅を出るとすぐに横山貯水池に
下りダム湖に沿った断崖のコースをカーブの繰り返しで横山ダムに到る、R417に乗り換え
た途端に「県道藤橋根尾線全面通行止め」の案内板、心配が現実になり予定のコースでは
樽見に行けない。引き返すかR303を進むかしかない、R303を進むとすぐに道の駅藤橋が
在る、行楽客の乗用車や何組ものライダーグループでかなりの賑わっている、今後の
コース検討のため立ち寄る。観光案内図とツーリングマップルでコースを検討、少し南下
すると県道に乗り換え谷汲経由で樽見に行くことが出来る、距離的にも計画との大差は
無い。R303を再び南下して揖斐川に沿った緩い勾配を下る、川の蛇行を無視するように
幾つものトンネルで直線的に繋ぐ快走コース、少し長い久瀬トンネルを抜けた乙原からk40
に乗り換える、k40は2車線の走り易い県道。左折してすぐに短い乙原トンネルを抜け
狭い谷筋を遡ると広い高原のような田園地帯に出る、田園を走り抜け岩坂の峠をトンネル
で越えると道の駅谷汲を通過、ここから先は以前に走ったことのあるコース、広く走り
易いコースが谷汲まで続く、旧谷汲駅の保存車両を左手に見て東に向かう、k40は狭くなり
交通量が増えしかも工事箇所が続いて走り辛くなる。しばらく走ると根尾川にぶつかる、
以前は右岸の県道を北上したが今回は谷汲山大橋を渡りR157に乗り左岸を北上する、地元
の車がかなり走っているが走り辛くは無い。樽見に到ると福井方面全面通行止めの案内、
またも温見峠を越えることが出来ない。集落に入り住吉屋を訪れると入口は開いているが
留守、喉が渇くので近くの酒屋に出掛け冷たい物を購入、住吉屋に戻り寛ぐ。しばらく
待っていると大将が戻り無事宿泊。
9/18日 7:10出発、晴。
出発時は肌寒い、ファスナーをしっかり締めてR418に乗り山間の谷間を走る、広い
2車線で交通量は少なく数台しか出会わない、日陰のせいか指先が冷たい。尾並坂峠を越え
急カーブを一息に下ると谷間が広くなり集落が現れる、集落内では1.5車線になりその合間
は2車線、葛原からは集落が連続してほとんど1.5車線が続く、地元の車が増え行き違いで
何度も減速を強いられる。徳永からk196に乗り換える、道路案内が無く左折ポイントが
分かり辛い。k196は集落を抜け小さな橋を渡ると左折して川沿いを1~1.5車線で右左折を
繰り返し進む、一度走ったことのあるコースだがやはり分かり辛い。農道のような佇まい
の道路が続き分岐して行く道路の方が立派で何度も停車してコースを確認する、適度に
やって来る対向車とバス停を頼りに進みR256に出合い乗り換える。国道は通勤者の車で対
向車線はかなりの交通量、同行車は見当たらない、板取川に沿った快走路を気持ち良く北
上しタラガトンネルに到る、トンネル入口では19℃の気温表示、独走状態で来たので油断
していたらトンネルの中で猛スピードの車に追いつかれ驚く。トンネルを出て1.5車線で
狭い谷沿いコースを下る、更に下り谷が広くなると右手の川向こうに耕作放棄農地が目
立つ、圃場整備の整った広い農地なのだが。高畑温泉を過ぎると谷間が更に広くなった所
で工事による迂回、小さな集落内の狭い道を走り県道クラスの道路に出て那比で国道に
戻る。那比川に沿って下り東海北陸道の高架を潜ると長良川の手前でk61に乗る。集落の
中の民家に挟まれた細道がk61で入口は分かり辛い、家並みの間を探りながら進むと長良
川右岸断崖上に出て右下に長良川鉄道の線路を見下ろしながら北上、コースは1~1.5車線
でカーブが続き速度は出せない。郡上八幡の南で長良川を渡りR156に乗り市街中心部に
入る、R472に乗り八幡市街地を走り抜ける。八幡からは交通量が多くコースに余裕が無く
走り辛い、ほとんどが地元の車で走っているうちに徐々に消えて行き途中からは快走路と
なる、道の駅明宝で休憩。隣に停車した地元№の原付男性にこの先のスタンド情報を訪ね
る、次の畑佐の村が最後その先は高山郊外まで無いとのこと。道の駅を出て再びR156を北
上、交通量はほとんど無くなって独走状態、5km程度走るとスタンドが有り給油。給油後
山が深くなり吉田川源流部の谷筋を走る、しばらく北上して明宝温泉から急カーブで急勾
配を上り坂本トンネルで峠を越え高山市に入る、トンネルを抜けると寒く気温は16℃の表
示。トンネルから少し下ると道の駅パスカル清見が在るがシーズンオフの平日で閑散と
している、ここからは馬瀬川に沿って高原を走る、広葉樹の明るい林の中を緩やかに流れ
る馬瀬川の蛇行に従いながらの快適ロード、勾配は緩く見通しも良く対向車は無く快走。
しかし馬瀬川の流れをよく見ると湾曲部では岸辺が抉られ、大きな木が根元を洗われて
倒れ掛り、全ての橋には大きな流木が何本も掛かっており、橋の袂の両岸には大小の流木
が積み上げられている。馬瀬川に流れ込む小さな沢筋からは土石が扇状に流れ出しており、
林の中の小さな流れも土石流の跡を国道際まで広げている、ほとんど平地のような高原の
流れにも先日の豪雨の爪跡がくっきりと残されているのに驚く。独走状態で快走している
と何時の間にかk73に乗り継いでいる、道路標示が県道になっていて始めて気付く。しば
らく走ると西ウレ峠に到る、標高1,113mの案内板が有り気温は13℃を表示していて寒い。
峠からは長い下りが続く、こちら側も明るい森林を行く適度のワインディングコースで
走りを楽しませてくれる。勾配がかなり緩くなった坂下附近から谷が広くなり農地が
広がる、田園地帯を北上すると地元の車が現れマイペースでは走り辛くなる。清見でR158
に出合い乗り換える、R158は地元車の他に大型トラックなども行き交い結構交通量は多い。
流れに乗ってしばらく走ると富山・松本方面k73に左折の案内、半数以上が左折するので
続いて左折、田園地帯に新しく整備された道路らしく広く走り易い、高山市街を北側に
巻いて市街地通過を避けるバイパスで田圃の中を行くと正面に雲が多いが北アルプスの山
並みが見える。高山北郊でk457に乗り継ぐ、気温は18℃を表示しており走ると寒い、k457
で高山線の線路に沿って北上するがコースを見失ったようだ。上枝(ほずえ)駅前でバス停の
男性にコースを尋ねると丁寧に教示してくれる、教わったとおりに駅前の市街を東に抜け
宮川を渡るとR41に乗り北上、すぐにk89に乗り換え東に向かう。k89もかなり交通量が
有るがほとんど地元の車だ、6km程度走った処で高山中心部を抜けて来たR158に再び
乗り平湯を目指す。広い谷間の集落を繋いで行くR158は観光コースで交通量は多い、
かなり厳しい勾配の長い登りを走ると朴の木平附近から更に勾配が厳しくなる。大きな
カーブを繰り返して高度を上げると乗鞍スカイラインや平湯峠へのk5が有る、計画通り平
湯峠に向かいk5に乗るが入口からの勾配が厳しい、オーバーヒート気味の愛車では登り
切れない。平湯峠は断念して元の国道に戻り平湯トンネルを走る、長いトンネル内は寒く
漏水も多く緊張する。トンネルを抜け急勾配を大きなカーブで下り平湯で休憩、大型
スクーターの少し年少と思われるライダーと話す、今日は富山泊りと言う彼に有峰林道を
紹介する。R158に乗り平湯温泉から安房峠に向かう、白樺やナラ林の急勾配をカーブの
繰り返しで登る、平日なのだが対向車が有りマイペースで走れない、頻繁にギアーチェン
ジを行い喘ぎ登る、この峠はどちらから登ってもハードコースだ。ようやくたどり着いた
峠では雲が広がり楽しみにしていた景観は今一つ、早々に退散して小さなカーブを繰り
返し中ノ湯に下る。R158はトンネルを抜けた車両と合流して交通量は増加する、梓川左岸
のコースは大小のトンネルが連続し景色は楽しめない、行楽客の車は速度を出しており
トンネル内は漏水が多く緊張を強いられる面白みの無いコース。新島々の手前からk278に
乗る計画だが入口に崖崩れで全面通行止めの案内板、新島々まで下りコンビニで休憩、白
馬の民宿に連絡すると今日は営業していないとの返事。こうなると敢えて白馬に行く必要
は無い、計画変更して松本から草津方面へ向かうことにする、善光寺参拝を外すことに
なるのは残念だが。R158を東進して松本西郊で田園地帯を北上、島高松でR147に乗り
東に向かいR19との出合いからk295に乗り継ぎ北側から松本市街に入る、松本城の横を
走り抜け松本駅前に到る。松本駅周辺のホテルは全て満室、少し北に離れた大手町の
「Hおたりや」に宿泊、老舗の旅館がビジネスHに変身したらしいホテル。食料調達で駅に出
掛ける、駅前に立つと記憶が甦る、昔何度も立ち寄った松本駅前、スーパーも土産物屋も
飲食店も思い出す、駅前ビル地下のイトーヨーカドーで食料を購入してホテルに戻り寛ぐ。
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