「スイミングスクールのイベント『ひよしがり』に行くことになった!」
「あ、あんた…それは『しおひがり(潮干狩り)』でしょ!」

「そ~とも言う~!」

半分眠った状態で出かけて行ったが、帰宅したコボンは超ご機嫌。



「楽しかったわ。僕の生徒以外の子供とも仲良くなったわ~。写メールも撮った♪ 僕って子供に慕われるタイプ。」
コボンが持ち帰った貝を塩水につけた。
「ひぇ~!な、なんか三匹くらい動き回っているチビ巻き貝がいる~

「かわいそうやなぁ。川に逃がそうか?でも、海水でないと生きていけないし…。」

しばらくコボンと貝を眺める。




「昨日までは平和に生きてたのに…かわいそうに、とうとう捕まっちまったんだ~!」
「そ、そんなん言わんといて!僕、そんな話に一番弱いし。」

たまたま仏教系の保育園と高校と大学に縁があったコボン…。
無意識に両手を合わせて拝んでいる。


しかし…
我々は動物から、自ら体内で合成する事が出来ない『必須アミノ酸』を摂取させていただいている。



原型をとどめない切り身や加工品を食べることが多いが、食べるということは『他から命を戴いている』ということを、改めて勉強させてもらったひよしがり…じゃなく、潮干狩りであった。
そ~なんですよ。
人間って勝手な生き物!
回転寿司や焼き肉バイキングなんて合掌する間も惜しんで食べまくります。
この際、今までの自分に懺悔・・・。
田舎で生まれ育った夫は、子供の頃大人になりたくなかったそうです。
理由は、大人の男は鶏
でも、「生ビール
人間って身勝手やわ、私も含めて。合掌
お吸い物の中の貝は平気で食べるけど、調理に至るまでは・・・。
やはり、一から料理をすることが大切なんですね~。