「日本オオカミ協会」なる団体がある。
会長は、丸山直樹氏(我が母校・東京農工大学の名誉教授)である。
丸山先生は、もともと野生動物保護の研究をしていて、
シカについて研究をしていたそうだ。
食害のために駆除される運命となるシカ。共存できないか?
シカが適正数になるような手段はないのか?
で、あるとき海外での仕事で、オオカミを見かけたことから、
オオカミを含めた生態系について考え始めたそうである。
シカの天敵は、オオカミである。オオカミにとって、
一番効率的なエサは、シカである。小型の草食動物では、効率が悪い。
ときに数頭から10頭程の群れとなるオオカミにとって、
小っさい動物ばかり狙っていたのでは、埒が開かんのである。
ニホンオオカミは、絶滅した。狂犬病やジステンバーなどの海外からの動物が
持ち込んだ伝染病と人による乱獲(毛皮が高値で取引されたらしい)で絶滅した。
生態系のトップが空席になってしまったのだ。
そこで、日本オオカミ協会は、中国大陸から「ニホンオオカミ」と同種、
同じくらいの体躯のハイイロオオカミ(実は、世界中のオオカミは、
ハイイロオオカミの亜種になるのだそう)を移植し、本来の生態系に戻そう、
と呼び掛けている。
と、同時に導入に関する研究を行ったり、オオカミについての情報を発信している。
突拍子も無い話と思うかもしれないが、実は、アメリカのイエローストーン国立公園で、
同じ理由から、オオカミの再導入が実施されている。
そんなオオカミの生態を知りたければ、こんな本を読むといい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a4/bbeb6d9f39f451ff75fe721514b655c5.jpg)
ただ、いまの日本のシカの数では、オオカミ導入だけでは、
追いつかないようでもある。
一度こわれた自然は、なかなか修復しないのである。
では、次回は生物多様性について書いてみようか?
給料日の夜に
会長は、丸山直樹氏(我が母校・東京農工大学の名誉教授)である。
丸山先生は、もともと野生動物保護の研究をしていて、
シカについて研究をしていたそうだ。
食害のために駆除される運命となるシカ。共存できないか?
シカが適正数になるような手段はないのか?
で、あるとき海外での仕事で、オオカミを見かけたことから、
オオカミを含めた生態系について考え始めたそうである。
シカの天敵は、オオカミである。オオカミにとって、
一番効率的なエサは、シカである。小型の草食動物では、効率が悪い。
ときに数頭から10頭程の群れとなるオオカミにとって、
小っさい動物ばかり狙っていたのでは、埒が開かんのである。
ニホンオオカミは、絶滅した。狂犬病やジステンバーなどの海外からの動物が
持ち込んだ伝染病と人による乱獲(毛皮が高値で取引されたらしい)で絶滅した。
生態系のトップが空席になってしまったのだ。
そこで、日本オオカミ協会は、中国大陸から「ニホンオオカミ」と同種、
同じくらいの体躯のハイイロオオカミ(実は、世界中のオオカミは、
ハイイロオオカミの亜種になるのだそう)を移植し、本来の生態系に戻そう、
と呼び掛けている。
と、同時に導入に関する研究を行ったり、オオカミについての情報を発信している。
突拍子も無い話と思うかもしれないが、実は、アメリカのイエローストーン国立公園で、
同じ理由から、オオカミの再導入が実施されている。
そんなオオカミの生態を知りたければ、こんな本を読むといい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a4/bbeb6d9f39f451ff75fe721514b655c5.jpg)
ただ、いまの日本のシカの数では、オオカミ導入だけでは、
追いつかないようでもある。
一度こわれた自然は、なかなか修復しないのである。
では、次回は生物多様性について書いてみようか?
給料日の夜に
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