晴れたら、エエなぁ

こんどの休みは晴れるかな?晴れたら何しよ?やりたいことが・・・いっぱいあることの幸せ?を噛みしめるイヌ人の独り言

南アルプス

2008年11月24日 | イヌの独り言
先日、「素敵な宇宙船・地球号」で南アルプスの自然について放映していた。

南アルプスは、雷鳥の生息域の南限にあたるそうだ。
また、登山をするものにとっては、高山植物(ニッコウキズゲ等の花々)
も魅力となっている。

そして何を隠そう・・・隠せもしない・・・
我が静岡県の北部に位置する。

そこに「シカ」がやって来て、花を喰い尽くし・・・てな内容。

全国で、シカが増えて、その食害で困っている。
本来、高山帯はシカの住む場所ではないのだが、エサを求めて、
低地(人里)ばかりでなく、高所にも進出しているのである。
シカが増えたことで、カモシカが追いやられている、とも聞く。
食害のために、草木がなくなり、土壌の崩落が起きているところもあるそうだ。

雷鳥は、飛ばない鳥である。猛禽類に狙われないように、普段は、
ハイマツなどに隠れている。雷が鳴るような、悪天のときには、
猛禽類に狙われる心配も無いので、よく見ることができる、ということで
「雷鳥」と呼ばれるようになった、という話もある。

雷鳥、特にヒナなどの若鳥は、高山帯の草などを食べているが、
シカの食害でエサにありつけなかったりする事態が起きているのだそうだ。
そのせいか、雷鳥の生息数が減ってきている、という話がある。

そのほか、シカの食圧に負けてしまい、ウザギ等の小型草食動物の
数が減っている、とも聞いたことがある。

シカが増えたり、いろいろなところに出没するようになった理由として、

ハンターの減少&高齢化により捕獲が減った、と言う話があるが、
ここ静岡については、害獣として駆除されるシカの数は、
以前よりもはるかに多いようである。

つまり、シカの数が、どうしようもなく増えてしまった、ということ。

温暖化を理由に挙げる人がいる。以前は、雪深い山ではエサが不足し、
餓死することもあったが、温暖化のせいで、そこそこ活動でき、
エサにもありつけるとか・・・。

ワシ個人的には、この説はあんまり納得していない。
なんでもかんでも温暖化のせいにするなっつーの、と思うのである。
そりゃあ、温暖化ということも理由のひとつであろうが、
それだけでは、ないだろう?世の中、単純なようで複雑で、
そのまた逆もしかりである。

それから、山の植生が変わった(木材用の針葉樹の植林が増えた)ため、
里に下りたり、高山帯に進出したり、という説。
これは、シカに限らず、クマやイノシシにも言えることかな。

そのほか、いろいろな考察がある・・・


生態系のバランスという観点からみたときに、
「オオカミ」の絶滅によるもの、とする説を唱える人・・・達がいる。

この説、なかなかオモロい。


そんな話を書きたいと思う・・・けど、今日はここまで。



                      冷たい雨の降る夜に
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