54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

「かめくん」北野勇作

2006年06月02日 | 読書感想文
「かめくん」というタイトルを見て、読まねば!と思って読んでみた。

かめくん北野勇作

かめくんの日常生活を描いた作品。りんごをかじったり、図書館で本を読んだり、巨大ザリガニと戦ったり、木星に行ったり、、かめくんの実に平凡な日常生活がそこにはある。
ちなみに北野勇作さんは「ガメラ」シリーズのデザイン担当。

亀から見た世界

「この世界は、大きな甲羅のようなものではないか。
ヒトがヒトと同じ形をしたものとして神をイメージするように、カメもカメと同じ形をしたものとして世界をイメージするのではないか。」

「いろんな大きさの六角形が組み合わさってできている。どの六角形のなかにも、それより小さな六角形があり、さらにその六角形のなかにも、、というふうに相似形がどこまでも続いている。それは世界が膨張している証拠でもあるのだ。
そして自分というのは、その六角形のなかのどれかなのだ。」

「この宇宙のすべては、たったふたつの要素に分けられる。
すなわち、甲羅の内と外。
カメというものは、甲羅の中から甲羅の外を見るようにできている。
甲羅の内部に形成された外界のモデルを操作することによって外部を推論し、行動を起こす。行動によって得られた外界の情報によって、甲羅の内部の外界のモデルは更新される。さらにそれを操作することで外部を推論する。
だからカメが外側だと感じているのは、甲羅の内部に作られた外側の模型でしかないのではないか。
そういう意味で、カメというものは所詮、自分の甲羅から出ることはできないものなのだ。」

亀から見た世界を通して、人間が見えてくる。そのように感じました。
結局人間は人間という尺度でしか世界を認識できない。
ビッグバン宇宙も実は、一個の受精卵から生長していく胎児を連想させるし、
地球の球体も原子の球体であり、受精卵の球体であり、心臓や脳も球体なのだ。
頭の中は宇宙だと言ってみたり、あの世は頭の中にあると言ってみたり、人間中心に世界が回ってる。

いや、自分中心に世界は回っている。
所詮、自分という主観を通してでしか世界を見ることができないのだから。
人間というものは所詮、自分の脳から出ることはできないものなのだ。

幽体離脱にしても。。

今日のヘビーローテーションはHINOIチーム「SUPER EURO PARTY」です。
「IKE IKE」から「KING KONG」までユーロビート全開でいいアルバムです。
「YEAH!」「Hey Mr.DJ」「SING NA NA NA」とか、いや全曲いいです。
僕はユーロビートとかトランスも好きだったりします。

ところで、コリッキーは必要でしょうか?
キレないでください。。


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1 コメント

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Unknown (allex)
2012-11-24 00:59:35
ドーナッツをぐるぐるで中心にはいつまでたってもいけない。いやホントですね、幽体離脱でも脱出はできないんです。でもどこか抜け道があるはずだって思ってるんです。一緒にどうですか?
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