最高裁で建設アスベストの集団訴訟の判決がでて、国と生産会社に保証金を支払うようにという判断が下りました。
これに対して、菅総理は訴訟団と面会し深々と頭を下げて謝罪しました。
昨日は、入管法改正案の今国会での成立を断念したという話もあります。
入管法改正案では、不法滞在者をナル早で本国に送還するなどの案が出ていましたが、本国に送還されると身の危険がある人もいるそうで、野党が反対しています。
そして、この断念には今年3月に名古屋入管に不法滞在で施設に収容されていたスリランカの女性が死亡するという事件も関係していて、野党が収容所の映像や苦痛を訴えていたのに死亡した経緯を要求しましたが、いづれも拒否するなどで批判が高まっていましたことも関連していたのかもしれません。
つまり自民党は、総選挙に向けて不利になりそうな入管法改正を断念したのでしょう。
アスベスト訴訟も同じことで、訴訟団に頭を下げて謝罪する首相が全国的に流されれば、選挙に有利と判断したのでしょう。
ワクチン接種の遅れなどコロナ対策で失敗続きで、先日の共同通信の世論調査では、支持率が40%まで落ちてしまったので、なんとかせにゃ~と思っていた矢先に、ちょうどアスベスト判決や入管法改正があったので、これを利用しちゃえ~って誰かが考えたんでしょうね。
ただ、選挙違反で断罪された河合夫妻の選挙で1億5千万円が送金された問題については、二階幹事長も甘利選挙対策委員長も関与していないと話しました。
関与してたなんて口が裂けても言えんでしょう。
選挙で不利になるからね。
それじゃ~、だれがそんな大金を送ったのか…。
安倍前首相を批判していた自民党候補に同党から対立候補を送りこんで、多額の資金を送金したのは、当時官房長官で安倍さんべったりだった現総理の菅さんではないかということになってしまいます。
本当は、自民党本部がやってたのに官邸のせいにしてしまう。
ということは、自民党は菅さんじゃ~総選挙を戦えないと判断したのか??
この際、菅さんにあることないこと全部押しつけて総理の座から引っ張り降ろして、新しい総裁で戦おうと腹を決めたのかもね。
まあ、どっちでもいいけど、何か良さそうなことをやると裏があるのではないかと疑われてしまう菅さんがチョット可哀想な気もします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます