新幹線での死傷事件…

　昨夜、東京発大阪行きの新幹線のぞみの車内で死傷事件が発生しました。

　容疑者は名古屋在住の男で「殺す相手は誰でもよかった」と話しているようです。

　じいちゃんは最近新幹線には乗りませんが、家族はたまに利用しています。

　たまたま、乗り合わせた乗客の人には大迷惑…。

　中でも突然命を奪われてしまった人はお気の毒です。

　飛行機のように徹底した防犯対策が取られていない新幹線では、数年前の焼身自殺事件以降防犯カメラの設置が行われているようですが、防犯カメラでは事件の事実確認はできても実際に犯行を防ぐことは難しいでしょう。

　各車両に警察官が乗っていても中々被害を防ぐことはできません。

　そしてもう一つ大きな問題が「殺す相手は誰でもよかった」という容疑者が増えていることです。

　格差社会が広がり始めた頃から、こんなアホなことを言いだす犯人たちが増えています。

　日本という安全だった社会が大きく崩れ始めているからでしょう。

　誰がこんな日本にしたのか？？

　まずは、バブル景気で踊ってた好景気社会をソフトランディングできなかった施策の失敗。

　その後、２０年も続いたデフレを早期解決できなかった経済政策の失敗。

　格差社会を引き起こした雇用政策の失敗。

　少子高齢化を食い止めることができず、子育ても、老後も不安だらけの社会保障制度の失敗。

　いろんな要素が絡み合って、明日の自分を見出せない人々が蔓延する中で投げやりになってしまった人たちの一部に「もうどうにでもなれ」と考え、他人を傷つけて憂さを晴らそうとする容疑者の存在…。

　人はいづれ死ぬんだけど、事故や病気がらみの突然死ならいざ知らず、同じ人間に襲われて命を奪われるほど不幸なことはありません。

　殺されてしまった人は、家に帰ればとっても家族思いのいいパパだったかもしれません。

　そんなパパを突然奪われた家族の悲しみは想像の範疇を越えています。

　安倍自民党・公明党政権は、国民を不安に陥れる政策ばかりを優先して、ますます日本の社会状況を悪くするばかり…。

　トランプさんの中間選挙を狙った米朝会談の開催と何となく同じような自分のための点取り合戦（自民党を応援する企業などに対してのみ）を繰り広げてる安倍さんには「喝！」を入れてやらないとこの状況は収まらないでしょうね。