ayameじいちゃんの日記かな?

今日も今日とて、ayameじいちゃんはお暇な毎日…。
道端で拾った名古屋弁混じりのお話もいいんじゃないかな?

親友の死去…

2020-08-11 11:59:49 | 日記
 昨夜、ニュースを見ながら晩酌をしていたら、久しぶりに専門学校時代の同級生のおばちゃんから電話があり「イーチャンが亡くなったって…」という訃報でした。

 20代前半に濃密な時を共に過ごした親友の死には、思わずグラスの手が止まりました。

 都内の大学に通いつつ、身の丈に合わない法学部に入ってしまったじいちゃんは、どうしても脚本や演出の勉強がしたくて、下宿に近い専門学校に入学し、彼と出会いました。

 じいちゃんは演出コースで学び、彼は音響コース…。

 1年生は座学で同じクラスになり、ほかにカメラマンコース、照明コース、美術コース、演劇コースの仲間たちと20人ほどのグループを作って、放課後には近くの喫茶店で将来の夢を語り合ったもんです。

 1年生の後半に基礎音楽講座の講師がビッグバンドを主宰していると聞き、2年生の秋に行われる学園祭でこのビッグバンドの紹介をしようと企画を立て、それから1年間そのビックバンドを追いかけまわして、ダンスパーティーや演奏会の録音をしようということになりました。

 演奏時の音響と録音を担当したのが亡くなったイーチャンです。

 当時、音響専門の電気店でバイトをしていた彼は、お店からたくさんの機材を借りてきて、演奏時間の何時間も前から仕込みをし、演奏時にはミキサーとして活躍してくれました。

 最初は、マイクの数が多すぎてバンドの皆さんから不評を頂いたりしましたが、何度も場数を踏んで行くと洗練された音響・録音ができるようになりました。

 約1年間、数十時間の録音を行い、いよいよ学園祭…。

 金曜日~日曜日に行われたこのお祭りで、金曜・土曜は100人ほど入れる教室で録音したビッグバンドの演奏を1時間枠でラジオ番組として客入れで行い、日曜日にはビッグバンドを呼んで公開生中継のようなテレビ・ラジオ同時放送の番組を企画しました。

 日曜日の生演奏のステージはTVカメラを数台設置した300人ほど入れる大教室で行い、各コースの仲間たちと協力してくれる30人ほどのスタッフが係わって満員の学生たちの前で気持ちよく演奏してもらいました。

 その音響をすべて取り仕切ってくれたのもイーチャンです。

 楽しかったなぁ~。

 そんな彼が、肺がんを患い闘病生活を送っていて、昨日奥さんが仕事に出かけた後、脳溢血で倒れて、そのまま亡くなっていたそうです。

 奥さんは1年下の下級生でポチという愛称で可愛がられ、じいちゃんもよく知っています。

 なので、余計に彼女の悲しみが胸にしみます。

 一人二人と消えて行く若い頃の楽しい出来事を共有した親友たち…。

 人生100年時代に63歳とは早すぎる!

 だだ、電話をくれた友人には「早く逝ったもん勝ちだ!」と強がりを言うしかありませんでした。

 合掌

 
コメント
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