ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究~番外編:ポチったぞ!→(ああ、どうしよう・・・)→よし、使うぞ!

2016-06-14 23:20:49 | babymetal
さすがに、買わないですよね、普通は。

メールが来て、もちろん、躊躇しましたよ、僕も。当然。

だって、そんな「誘い」が来るなんて、まったく想定外だったから。(だれも予測できるはずがない)
しかも、5万円超、って・・・。

先々週に「誘い」のメールの来た、
Trilogy3部作、27,000円は、(値段には、ギョッとしながらも)躊躇なくポチりました。
胸を躍らせながらの、ポチり、でした。

だって、我が記念すべきBABYMETALライヴ初参戦の「巨大天下一メタル武道会」、
娘と参加した(今のところ)唯一のライヴ「THE FINAL CHAPTER OF TRILOGY」の、
収録された、正規のBDですから。

まさに、(残りそう長くもなさそうな)一生の宝物。
何百回となく繰り返し観るでしょうし、
死ぬ間際に「一緒に棺桶に入れてくれ」と遺言してもおかしくない、
そんな永久保存版映像版になるはずの、絶対的なDISK、これはもう、まさにPRICELESSです。

とりわけ、「巨大天下一メタル武道会」の正規映像版は、「ひょっとして・・・没・・・?」なんて懸念も大きくなっていただけに、今回の正式リリースの告知には、安堵・狂喜しました。

大きなライヴとしては、今まででいちばん公演からリリースまで時間がかかったものですよね。
いくら遅くても、今までのBABYMETALのライヴは、公演後一年以内にはリリースされていましたから
(「LEGEND I」は公演後一年少し経った後でのリリースでしたが、それでも、この「巨大天下一メタル武道会」ほどは間は空いていなかった)。

もちろん、WOWOWで放映した「巨大天下一メタル武道会」の映像はあります。
録画をBDにしたものを、頻繁に視聴してはいますが、やはり、(正規のBDに比べて)音が圧倒的に貧弱で、通勤時に耽っているパソコンでの再生だと、イヤフォンを差してボリュームを最大にして、ようやくまあ迫力をそれなりに感じる再生が出来る、という感じでしかないのです。
とてもとても、あの「狂乱のライヴ」を堪能する、とまではいかない。
途中に、ワールドツアー等の映像が挟み込まれる構成は、この番組そのものとしては悪くはないのだけれど、
”あの日”の熱気・感動(とりあえず、いろんな意味で「熱かった」!)に水をさすものであることもまた事実。
実際にライヴに参加して痛感した、あの、次々と楽曲が畳みかけられることによる汗だくでのクタクタな多幸感は、このWOWOW放映の抜粋版では、反芻できるはずもない。
(そう、今からちょうど一年前になるのですね。そうそう、今頃のこんな空気感の中、会場に向かい、雨の中駐車場で整列し、ライヴ後はまるで自分がエイになったかのような気分で、夜の幕張を彷徨したりしたのでした。)

(3曲目以降はず~っと)汗だく・へとへとになりながら遭遇した、
あの”新しい調べ”降臨の告知の紙芝居の「キター!!!」という歓喜の瞬間や、
「See You!」ナシの意外なラストの後の、神秘的な謎のスキャット(当時)の余韻など、
やはり”あの日”のライヴは何としてでも「完全版」が欲しかった
まさに宿願・待望の、リリース告知だったのです。

だから、2万7千円であろうとこれは「ポチり」一択だったのです。
写真集は別にいらないし、後日に知った横アリの1日目(TheOneオープニング!神バンド新ソロ!4の歌!紅月!)が収録されないことには愕然としたけれど、しかし、いずれにせよ、「ポチり」しない、という選択はありえなかったのです。

でも、昨日の「お誘い」メールは全く違った。
「ポチり」する必然性など、まったくなかった。
まさに晴天の霹靂、だったのに・・・。

「わ、ポチってしまった!」までの経緯は、僕の場合は、次のようなものでした。

①スタバでパソコンを開き、メールが来ていることに気づく。

******-METAL

諸君、旅の準備はできているか

BABYMETALマイクロラゲッジ(Bluetoothスピーカー付)をアスマートにて THE ONE 限定販売いたします。

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※お一人様一つのみ
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詳しくは、アスマートにてご確認ください。


②そもそも、「マイクロラゲッジ」って何なのだ?
旅の準備って書いてあるから、鞄かなあ?
と、アスマートのページへ飛ぶ。

③ああ、こういうのね。へえ。
お、MOVIEまで作ってるやん。
(ここの運営に時々ある、バカバカしい悪ノリに、ニヤニヤ)
まあ、しかし、これは使わない(使えない)なあ・・・。
それに、今日、市民税の振込用紙も届いたところだしなあ。
この前の2万7千円もあるし。
・・・買えるわけないし。別に要らないし・・・。

と、いったんパソコンを閉じ、持ち帰りの仕事をはじめる。

④でも、気になって仕方がない。
これ、後から欲しくなっても、手に入らないのだぞ・・・。
ウチにはスーツケースはないしなあ。盆・正月の帰省時にこれ使ってもいいなあ・・・。
子ども達がこれから海外に行く機会もあるだろうし、家に一個あっても悪くないし・・・。
僕ももう年だから、重たいリュックじゃなくて、ガラガラ曳くヤツの方が、腰にも悪くないし・・・。

と、「ポチる」理由をいつのまにか挙げはじめている自分がいる・・・。

⑤(どこかで、ヤバいヤバい、おい、やめとけ、と思いながら)もう一度パソコンを開き、
再度アスマートのページを眺める。
・・・。
で、手書きロゴのアップ画像を見ながら、ポチり

⑥ ふー。・・・。

で、また仕事にかかったのだが、途端に、猛烈な後悔が押し寄せてくる。

⑦ いやいや、さすがにこれはあかん!
どうかしてた、我ながら。
これは、さすがに、意味のない無駄遣いだ。
年に1回使うかどうかも不確かな鞄に、5万円って!
Bluetoothスピーカー付、って、街中でどうやって使うねん・・・。
しまったなー。
でももうキャンセルはできないし。
あーあ、やっちゃったなあ・・・

と、そんな動揺した気分のまま、帰宅したのでした。

で、いくつかのまとめサイトを見ているなかに、ある方の、
マイクロラゲッジは定価¥38,800~¥46,800の大人向け商品だぞ 無知無教養!」という書き込みを目にし、HPを見てみたのです。

商品紹介の写真には、
スーツ姿のぱりっとしたモデルが、颯爽とマイクロラゲッジを駆っている!

これだ!
びびび、と来ました。

よし、もういまさらキャンセルはできないのだから、バリバリ使い倒そうと決心したのです。

出勤時も、地下鉄の駅から勤務先まで、けっこうな距離を歩く日があるので、その日は、マイクロラゲッジ・ベビメタ号を駆っていこう!(他人に迷惑をかけないように、小さな音で「Amore~蒼星」をBluetoothスピーカーで流しながら!)。

休日は、いつものようにベビメタTシャツを着て、マイクロラゲッジ・ベビメタ号で、京都の町中を駆け回ろう!

そう、決めたのでした(そんな使い方が実際にできるかどうかは不確かですが)。

とたんに、何かとても楽しくなりました。
こうして、日常のヴィークルとして使えるなら、5万円も決して高くはないではないか!と。
人生、何があるかわからないのだから、精一杯楽しもう!と。

ということで、マイクロラゲッジが届いたら、乗り倒そうと思っています。
京都の町を、ベビメタ・ロゴマーク入りのマイクロラゲッジに片足を乗せて、楽しそうに駆っているおっさんがいたら、たぶんそれは、僕、です。
また、レポートをここに載せるかもしれません。

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