ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究(20160919 ”RED NIGHT” 参戦記③)

2016-09-27 18:03:35 | babymetal
メタルダンスユニット”。
(今のところ)世界で唯一無二の、空前絶後の、この名を負うユニット。
それがBABYMETALだ。

その「凄み」をあらためて見せつけたのが、東京ドーム1日目の『赤い夜』だった。

もちろん、そのハイライトは「Tales of Destinies」の世界初演だ。

参戦前から、この曲を2DAYSのどこかでやるに違いないことは、すでに皆の了解事項だった(雑誌のインタビューでも、どこかで「演」奏することは予告めかしていた)し、9月19日18時20分過ぎ、『赤い夜』の冒頭のKOBAMETALの宣言によって「今日か、明日かのどちらかで、「Tales of Destinies」はやる!しかも、どちらかの日にしかやらない!」ことが確定した。

『赤い夜』の、「Road of Resistance」ではじまる冒頭から激走するライヴ、に身も心も揺さぶられながら、「来い!来い!」と心のどこかで叫び続けていた。
この日(のみ)の参加の皆さんの多くが、同じ思いだったはずだ。

参戦前にここに書いたが、『METAL RESISTANCE』完全再現を期待して、僕は『赤い夜』に臨んだのだが、冒頭のKOBAMETALの宣言で、さすがにそれはないのだな、ということはわかった(例によって「予想の斜め上」の趣向が今回も凝らされていた)し、3曲目の「いいね!」降臨によって『赤い夜』のセットリストも、疑いなく1stと2ndとの混合であることが具現化された。
そして、例えば、事前の予想セットリストからは外れていた「4の歌」など、たいへんたいへんたいへん嬉しい「誤算」だった(また書きたい)りしたのだが、それでも、「Tales of Destinies」は(「追加公演」の明日ではなく)今日やるのだ!ということ、これは、ライヴ中、ずっとまったく疑っていなかった。

このへんは、参戦する前に、あれこれと予想(妄想)をこらしたことによって(見事に裏切られた!という快感、ええっそう来るの?という驚きも含めて)何ともエキサイティングなライヴ体験になった、ということなのだが、そんな中、ライヴ終盤、ついに、荘厳な紙芝居がはじまった。

・・・実は、どんな内容だったのか、記憶は朦ろなのだが、このタイミングで、まったく観たことのない紙芝居が登場するというのは、「Tales of Destinies」にもう決まっているし、「運命」「物語」という単語も散りばめられていたし、・・・ 
遂に、本当に、キター!!!!
その瞬間は、もちろん全身が総毛立った。涙腺を崩しながら、咆哮・絶叫していた。

さあ、そして、その「演」奏が実際にはじまった。

これは、BABYMETALのどの舞踊もそうだが、実際の踊りを観てしまうと、それが「必然」である、「これしかない」と思わせる納得性の高いものだった。
もちろん、単に「曲に合っている」というレベルではない。

3人の舞踊は、(単なる)ダンスではなく、楽曲の「演」奏である。

このことはここで執拗に繰り返しているが、「Tales of Destinies」もそうであった。
・・・というか、この曲に合わせてダンスする、ということはナンセンスだろう。

DREAM THEATER に合わせて、踊ろうぜ!

ではなく、

3人の超絶的な(ある意味、奇天烈な)舞踊によって、DREAM THEATER ばりのプログレ・メタルを視覚的・体動的に「演」奏する
のだ。

もちろん、実際に目の当たりにするまでは、それがどんなものか思い描くことはできないが、実際に、あの日あの場所で、目にしながら「ああ、これが「Tales of Destinies」なのだ」と腑に落ちた、のである。

これが、世界で唯一無二の、空前絶後の、メタルダンスユニット、BABYMETALの「演」奏なのだ。

「3,2,1,0」の振りは、一度観てすぐに覚え、アリーナA席で必死に振りコピをしていたが、どの動き、ポーズ、表情も、楽曲と有機的に融合し(時にはあえて相反し)、楽曲・楽器演奏・歌・歌詞世界を、立体的に奏でるものだ

それこそ、『Scenes From A Memory』で挟み込まれるジャジーなピアノ・ソロにも似たあのピアノのブレイク(?)の箇所。
音盤だけだと「わ、モロDTやん」とニヤリとするに留まっていた(初聴時には、ここまでプログレってるのか!と感動したのだった)が、あのパートがYUI・MOAのあの、まさに小悪魔あるいは天使の仕草、ブリブリのキレキレのカワイイ「演」奏として視覚化なされることで、この楽曲は、Dream Theater ではない、BABYMETAL独自の「kawaii Progressive Metal」へと昇華したのだ。

・・・凄い体験だった。世界中のここでしか体験できない、それを僕たちは、あの日東京ドームで体験したのだ。

*********

午後2時過ぎに東京ドームに到着し、小雨の中、物販購入を30分ほどで終えることができたのだが、雨がだんだん本格的になってきたので、濡れないように「Nagashima GATE」から階段をのぼり、2階のテラス(?)へ行き、空いていた壁際の地べたに娘と2人で並んで座り、開場までの時間をつぶすことにした。

「横アリの完全版、観る?」と訊くと、(新幹線の中では宿題や2週間後に迫ったテスト勉強をしていた)娘も「うん」と言う。
パソコンでBDを再生、イヤフォンは娘が両耳に嵌めて、僕は、画面だけをぼーっと眺めていた。

まったく飽きないのだ。楽しいのだ。ライヴの躍動が、伝わってくるのだ。

わざわざ音を消して映像だけを眺めるなんてことはしたことがなかった(当たり前)ので、これはたいへん新鮮な・貴重な体験だった。

何曲か、身体をゆすりながら真剣に観入っていた娘が、ふと僕の方に顔を向けて「わかる?」と訊いたのだが、そう、「わかる」のだ。

もちろん、何度も何度も観たから、振りを覚えているということも大きいのだが、それ以前に、BABYMETALの3人の舞踊が視覚的体感的な「演」奏なのである
だから、音を消して、映像だけを観ていても曲の展開が、起伏が、目に見えて感じられるのだ。

頭では理解していたつもりのことだったが、改めて実際に身をもって実感した・腑に落ちたのだった。


*********

そして、「シンコペーション」!!!!
『赤い夜』で僕は虜になった。

娘は、高校で軽音に入り、バンドでJ-Rockのコピー等をやっているので、この曲は大のお気に入りで、行きの新幹線の車中でも
「シンコペーション、めっちゃ格好いいなあ。今日やるかな?」なんて言っていたのだ。
「やる、よ」(『METAL RESISTANCE』完全再現、と信じ込んでいる僕の返事)。
「やってほしいなあ」

そんな娘の期待ほどは、僕はこの曲への期待値はそれほど高くはなかったのだ。
『METAL RESISTANCE』というアルバムの中では、やや過剰で、少し浮いているかな、とさえ思っていたのだ。
もちろん、カッコイイ曲ではあるのだが、BABYMETALのレパートリーとしての必然性にはやや疑問があったのである。
EU版の「From Dusk Till Dawn」の方を好んで聴いていたのである。

ところが、あの日あの時あの場所で、焦らすようなギターのメロディックなリフの反復から、爆発的に楽曲がはじまり、そして3人のあのくるくるくるくるのユニゾン手巻き舞踊を目にした瞬間、もう心を天空に持って行かれたのだ。
「神曲」だろ、これ!!!

何なのだろう。
とりわけ、高度なアクロバティックな動きというわけでもない。
コンテンポラリーダンスとして、完成度が高い、なんてことはまったくないはずだ。
なのに、なぜ、こんなにも心を奪われるのだろう。

高速テンポ、キレ、ユニゾン。そして歌詞・楽曲世界を妖しく象徴する、くるくるくるくるの動き。

泣いてしまっていた。何なのだろう。

メタルダンスユニットって、こんなに凄いのだ。奥底の知れない高み・深み・凄みがあるのだ。

2日目の「META メタ太郎!」(僕は生では体験していないが)もそうだが、どの曲もライヴで「神曲」になる(可能性がある)というこの「高み・凄み」は、僕たち人類がこれまで経験したことのないものだ。

音楽・演劇・祝祭等、あらゆるエッセンスの、最高度での融合・爆発的表現が、BABYMETALの「演」奏なのだ。

似たものはいくらでもあるのだろうけれど、BABYMETALのこれはまったく異なるものだ。
BABYMETALの、原点であり核心。
メタルダンスユニットである、ということ。
その「高み」「凄み」。

この探究はこれからも続く。
深い深い「謎」だ。

(参戦記 つづく)




BABYMETAL探究(20160919 ”RED NIGHT” 参戦記②)

2016-09-25 01:55:31 | babymetal
ああ、早く映像作品を見たい!!!

わずか一週間も経たないのに、そんな切望が沸騰している。
10月5日のLVは、仕事のため応募もできないので、まずはWOWOW放映を心待ちにしている(11月くらい・・・?だとすれば、WEMBLEYのライヴ作品との同時期降臨というとんでもない贅沢になるのだが)。


いま、ローソンの「鶏皮餃子」と手製のサラダをつまみに、”インドの青鬼”ビールをグビりつつ、BDの『赤い夜』を大画面で流しながら、パソコンに向かってこのブログを書く、という、極楽の週末の夜を迎えているのだが、ハッと気づいたことがある。

今度の東京ドームのセットは、武道館のセットの巨大化バージョンだ!

・・・何を、いまさら、そんなの当たり前だろ!・・・?

そうなんだけど、僕は、あらためて今気づいたのだ。
迂闊だった。
武道館公演の『赤い夜』『黒い夜』でも、真ん中の台がせりあがり、その上でSU-METALが、時には、YUI・MOAも、歌い踊っていた。
「ウキミ」などは、いま見ていてもヒヤヒヤしてしまうのだが(あの、台の上でのダンス、ありえないですよね?このエグさは、BABYMETALのメタル成分の象徴的表出なのでしょうけれど)。
あの武道館の”「高さ」を備えた魔方陣”を超巨大化したのが、今回の東京ドームのステージセット、だったのだ。
パイロも、とんでもないスケールになっていた。

そして、『赤い夜』のコンセプト、”教典『BABYMETAL』をまるで組曲のように奏で続ける”を、2DAYSに拡大したものが、東京ドームの『赤い夜&黒い夜』だったのだ。

・・・それも、何を、いまさら、そんなの当たり前だろ!・・・?

いや、しかし、そのスケールが、狂気の沙汰、である。

東京ドーム2DAYSという時空間のなかで、2014年の3月に、フラフラになりながらなんとかやりとげた武道館公演初日の、いわばリベンジをする。
しかも、武道館『赤い夜』は、鹿鳴館「コルセット祭り」の巨大バージョンだったのだから、今回の東京ドーム2DAYSは、鹿鳴館ともつながっていたのだ。

つまり、

2012.7.21   目黒鹿鳴館    LEGEND~コルセット祭り                      150人(?)
     ↓
2014.3.11   武道館『赤い夜』 LEGEND“巨大コルセット祭り”〜天下一メタル武道会ファイナル〜 10,000人(?)
     ↓
2016.9.19&20 東京ドーム『赤い夜』『黒い夜』 (超巨大コルセット祭り:特に宣言はなかったが)110,000人(?)

最後の数字はもちろん動員数だが、東京ドームは2DAYSだから、55,000人にすべきかもしれない。

どっちにしても、とんでもない飛躍ぶり、である。
わはは、いやあ、すごい。
笑ってしまうというか、泣いてしまうというか。

これが、コルセットつながり、で、連続していたのだ。

いやあ、あらためて鳥肌が立ってきた。

4月のNHK番組『BABYMETAL革命』内で、SU-METALが目黒鹿鳴館でのライヴを「今までで、いちばん大変なライヴだった」と語っていた。
(その後の、MOAMETALの「いくら小さいステージでも大きいステージでも、変わらずに私たちは、BABYMETALというものを必ず届けたい。一つ一つのライヴで私たちを見せきりたいという思いが小さいころからずっとあった」という発言も、東京ドーム公演後の今ふりかえると実に実に感慨深い)。


ヘドバン10号には(皆さんもちろんすでに何度もお読みだろうが、東京ドーム後のいま、改めて引用する)こんな発言が載っていた。

MOAMETAL 最近、3人でよく話しているんですけど、武道館と同じセットリストでもう1回やりたいDEATH!
-それは初日?2日目?
YUIMETAL&MOAMETAL 初日DEATH!
MOAMETAL あのときは辛かったんですけど、ワールドツアーを回って来て体力も付いたので、今ならどんな風になるのか?っていうのを見せたいねって。武道館と、最初にやった鹿鳴館は本当に辛かったので・・・。
-鹿鳴館もそうだったんだ?
MOAMETAL はい。だからこそ、その2つはもう1回やりたいDEATH!

この、3人の「思い」を、最新のBABYMETALを見せる、というかたちでBABYMETAL史上最大の超巨大規模で「実現」したのが、東京ドームの『赤い夜』『黒い夜』だったのだ。

あえて、2日間を位置づけるならば、

『赤い夜』・・・”最新”のBABYMETAL
『黒い夜』・・・”最高”のBABYMETAL


ということになるだろう。
もちろん、両日参加できた方は、”最新”で”最高”のBABYMETALを体験されたのだが、僕のように初日の”最新”だけ、あるいは、2日目の”最高”だけ、でも、空前絶後の感動の体験だったことは間違いない。

・・・凄いね。この「物語」の構築は。台風接近の最中行われたこの「奇跡」の2DAYS、前半だけでも参加できた感激は「一生もの」だ。


もちろん、「全曲捨て曲ナシ」というBABYMETALのストイックというか偏執狂というか、そのあり方(ここが、僕たちをこんなに夢中にさせる秘密の核かもしれない。今まででいちばん数多く聴き返したアルバムは、今のところMSGの1stだろうが、それでも「Victim of illusion」はなくてもいいなあ、というか、B面はじめの神曲「Into the Arena」へのつなぎの曲だなあ、なんて最初から思ってしまっているものなあ)が、そうした「物語」を可能にしているのだ。

そして、「全曲捨て曲ナシ」を、さらに、「ライヴの全瞬間、一瞬たりとも見逃せない」、へと高めているのが、SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの、全瞬間に集中した「演」奏だ。
後に映像化されたライヴを繰り返し視聴しながら痛感するのは「どの瞬間も絵になる」ということだ。
(以前にも書いたが)音源は録り直し、差し替え、加工ができたとしても、ダンスや表情は、完全に「一発勝負」「一回限り」「正真正銘のライヴ」なものが映像には残ってしまう。

それが、いつでも「完璧」だ、というのは、BABYMETALの類を絶した「実力」である。
これはもう、誰も、文句のつけようがない。

そんなことができるのは、もはや「天才」としかいいようがないのだが、しかし、それは、余裕綽々の「天才わざ」ではなく、「人並み外れた努力ができるのが天才の証」という意味での天才だ。
3人とも。

ひとつだけ「証言」を。

東京ドーム初日、「いいね!」の「コガネムシは金持ちだ~」のパート、僕のいたAブロックの花道にむかった最前列から、Dブロックに向かって身体の折りたたみをしているMOAMETALをまさに真横から見ることができたのだが、
それはまさに、掛け値なしに180度の折りたたみだった、のだ。
頭が地面に着こうか、という身体まっぷたつの屈伸から、ピシッと直立する起き上がり
その繰り返し。

先に引用したMOAMETALの『BABYMETAL革命』での発言。
口でああ言うのは簡単である。おそらく多くのアーティストたちがそう思いながら、こう言う類のことを口にするだろう。
しかし、果たして、すべてのライヴのすべての瞬間、「全身全霊」で、「命を削って」、その思いを愚直なまでに実行しているアーティストがどれだけいるだろうか?
僕は、確かに2016年9月19日にこの目で目撃した。
MOAMETALの、全身全霊の、命を削った「演」奏を。

もちろん、MOAMETALだけでなく、SU-METALも、YUIMETALも、90分のライヴのすべての瞬間を「全身全霊」で「命を削って」、BABYMETALというものを届けようと、生の声で、生の身体で、生の表情で、パフォーマンスを続けているのだ。

そのことの「凄まじさ」を、僕はMOAMETALを真横から瞥見し、改めて感じたのだ。

一瞬一瞬の一挙手一投足に命を懸ける、なんて言葉にすると陳腐だが、しかし、BABYMETALの3人は、ステージ上でいつでもそれを実現し続けているのだ。

”メタルダンスユニット”。
世界でただ一つの、この名を負うユニット。

その凄みを、僕は確かに2016年9月19日、東京ドームで「目撃」したのだった。

(参戦記 つづく)。








BABYMETAL探究(20160919 ”RED NIGHT” 参戦記①)

2016-09-20 12:15:50 | babymetal
ライヴ後、水道橋駅から何とか電車に乗り込み、東京駅には20時35分くらいに着。
帰りの電車を21時発で予約していたが、弁当・ビール・つまみを買い、シャツを着替えて、まさにぎりぎり間に合った。

で、新幹線が走り出した後、娘とふたりで弁当をひろげ、僕はビールのプルタブをあける。
今日のライヴの感想を語りながら、メモ帳(BABYMETAL仕様に表紙を替えたタワレコ手帳)の9月19日のページに、今日出合った曲目を書き綴ってみる。

毎度のことながら、BABYMETALのライヴ後は、記憶が薄まっている。
で、2人で(主に娘の記憶を軸に)書いてみたのが、次のリストだ。

1.RoR
2.ヤバッ!
3.いいね
4.シンコペーション
5.Amoreー蒼星ー
6.GJ!
7.悪夢の輪舞曲
8.4の歌
9.CMIYC
10.ギミチョコ!!
11.KARATE
12.Tales of the Destinies
13.THE ONE

3から11まで、曲順がかなり怪しい。
特に、9.CMIYC は、もっと前だったような気がするし・・・。
10.ギミチョコ!!も、今日のライヴのなかでは印象がうすく、ここだったか、あまり自信はない。
(・・・帰宅後、ネットにあがっているのを確認すると、これで「正解」だった)

にしても、こうして「セットリスト」というかたちで「一覧」にして、「神セトリだ」とか「いまいち」だとか、俯瞰的に論評する行為は、ライヴの実感とはまったく別物だ。

特に昨日は、冒頭にKOBAMETALによる「1stと2ndを2日間で全曲、かぶりなしで演奏する」という趣旨の宣言があったから、「さあ、どの曲が来るのだ?」という一瞬・一瞬の緊張感と、それゆえのイントロからの「これキター!」という高揚感は、まさにライヴならではの体験・体感だろう。

こればっかりは、昨日のあのライヴの「現場」・「一瞬一瞬の時空間のうつろい」に身を浸していなければ体験できない、まさにライヴの体験だ。

そう、コンサートではなく、ライヴなのだ(個人的感慨であって、意見を主張しているのではありません)。

音質やステージの観やすさ(もちろんよいにこしたことはないにきまっているのだが)は、後の映像作品でじっくり繰り返し堪能すればよく(実際にそうしているし、それだけのクオリティがBABYMETALのライヴの一瞬一瞬には凝縮されているのだが)、僕がBABYMETALのライヴに時間も手間も(それなりのお金も)かけて参加している(これからもぜひ参加しつづけたい)のは、現場の(いろいろなワチャワチャも含めて)生=ライヴな時間・質感・雰囲気を身体で感じたいからだ。

その「ライヴ」における今のBABYMETALの最大のスリルは、「これがキター!」体験だ。

昨日は、それを存分に堪能した。
もう、ライヴの間中、ぞくぞくしっぱなしだった。

オープニングから、僕は「BMD」を予想していたから、「RoR」はじまりに「ああ、そっちか!」と震えたし(行きの新幹線の中で娘は「RoRだと思うけどな」と予想していたから、そのドヤ顔が思い浮かびもした)、「いいね!」の後のギターの、焦らすようなフレーズのメロディに「シンコペ、キター!」と歓喜!
「シンコペーション」が終わり、メジャー調のやさしいBGMが流れはじめると、「やった、やった、やった、アモーレだ!」と涙が滲んだ。
すでにこの段階で、「ああ、今日、来てよかった!最高!」を感じていた。そのテンションは終演まで続いた。

もちろん、前提にあるのは、「BABYMETALに捨て曲ナシ」だからであり、基本、どの曲であっても「これがキター!」なのだが、しかし、「次に来るのはどの曲だ?」というスリルは、明らかに「最新のライヴが最高!」の状態だ。

ちょうど1年前のここに、BABYMETALはアルバム『BABYMETAL』だけで必要十分なのだ、ということを書いたのだが、『METAL RESISTANCE』発表以降は、そうではなくなっている。

2ndの曲を入れれば、1stの曲はできない。
必然的に、毎回のライヴでは「取捨選択」が行われるのだが、今のBABYMETALはその「取捨選択」を「スリル」へと昇華し、<セットリストによるワクワク・ドキドキの刃(やいば)の鋭さ>をあえて先鋭化している。

東京ドーム2DAYSで、(わずか)2枚のアルバムを演奏する。

ありえないのだ、こんなことは。

何しろ、BABYMETALの単独ライヴとしてはキャリア・ハイの東京ドーム公演。
昨日も冒頭からMOAMETALが涙を流しているように見えたが、「ついに、ここまで来たか・・・」という感慨はメンバー・関係者・ファン誰もが思っているだろうし、その「集大成」のライヴであっても当然だったはずだ。

だから、昨日のライヴに「総集編」的な、「満腹」感的な「満足」を重視するならば、セトリに、「メギツネ」が、「紅月」が、デビュー曲の「ドキモ」(あるいはライヴでの神曲「ウキミ」)が、そして何と言っても「イジメ、ダメ、ゼッタイ」というアンセムがない、なんてことはありえないのだ、普通は。

(参考までに、とWOWOWで観た、矢沢永吉の東京ドーム公演では、タオル投げの「止まらないHa~Ha」を、2曲目とアンコールのラスト、2度演じていた。ファンは十分に「満足」して帰途に就いただろう)。

しかし、BABYMETALは、それをやらない。
「満腹」感的な「満足」ではなく、ソリッドな「スリル」を、僕たちに味わわせる。

この姿勢が、METALだ、と思う。
大御所のメタルバンドの多くが、ツアーではニュー・アルバムの曲をとりまぜながらも、定番の楽曲で「満足」を与える(もちろん、これはこれで僕たちが望んでいるものだ)のに対し、BABYMETALは、わずか90分という枠の中、大人気曲の多くを「捨」したライヴで、ソリッドなスリルを与える。

もちろんそこには、すべての楽曲群への自信、演奏、「演」奏への自信、3人の可愛さ(今さら陳腐な文言になるが、わずか5m(?)ほどの距離で見た3人の「存在」の可愛さ・可憐さはもう言語を絶していた。もちろん、後日くわしく書きます)、ファンの献身的な「合いの手」への信頼、があるからなのだが。
それらを下敷きにして、BABYMETALのライヴは、世界でも類をみない、極上のエンターテインメント、唯一無二のソリッドなMETALライヴでありえている。

昨日のライヴ、(悪評も散見される)アリーナAブロックに身を置いて、僕はそれを痛感した。


さて、僕は参加できない今日の「BLACK NIGHT」だが、今日は昨日ほど、ソリッドな「スリル」は感じさせない、むしろ「満足」感たっぷりのライヴになる。

ただ、2つ、大きなスリルが残っている。

1.おねだり大作戦
「2日間で1st・2ndすべての楽曲をかぶることなく演奏する」というKOBAMETALの宣言と、昨日のライヴでも4月のウェンブリーでも流れた「4の歌」冒頭の紙芝居の「もうおねだりはしない」という封印宣言とは矛盾するのだ。

さあ、どうする。
まるでミステリーである。

「Sis.Anger」で怒り爆発したBLACK BABYMETALが、怒りのあまり、封印をやぶり、「ほんとのほんとに最後で最後の」「おねだり大作戦」をみせる、という(書いていて訳がわからないが)そんな流れになるのでは、と「妄想」するのだが、どうなることか。

・・・にしても、たった1曲の扱いがこれほどスリルに満ちたドラマになる、というのは、BABYMETALのBABYMETALらしさ、であろう。ウェンブリーでの「おねだり封印」宣言には、新曲も2曲できたしさすがにBLACK BABYMETALも「パパ大好き!」なんて言っている歳ではなくなったんだな、なんて軽く考えていたのだが・・・。

2016ワールド・ツアーの幕開けで示された「伏線」が、ラストのラストで、俄然大きな意味をもつのだ。
・・・凄いな、やっぱりBABYMETALは。何というエンターテインメントだ。

そして、それが「おねだり大作戦」という楽曲だ、というのが、何とも楽しい。

2.全11曲?

単純に引き算をすると、今日「演」じる楽曲は、11曲しかない。
どうする?

(追記9月21日:完全に勘違いしてました。12曲でしたね。わはは。)

「FDTD」と「THE ONE」日本語バージョンを加えると13曲になるけれど・・・。
後者はあるかな、と思うけれど、「FDTD」は・・・いや、でも・・・???

それこそ「Over the Future」とか、「君とアニメが見たい」とか、か?

安定した「神曲」のセットリストに、謎の2曲(?)が入るかも、ということで、ドキドキ感が増す。


今日の公演前に、この2つは記しておきたくて、まず、ここまで記事をアップします。
台風の影響は皆さん少なからずあると思います。
(たいへん不謹慎な言い方ですが)神がかってますよね。
参加される方、ぜひ、最終章をしっかり見届けてください。応援しています。



BABYMETAL探究(速報!!RED NIGHTは「神」ライヴだった!)

2016-09-20 00:43:11 | babymetal
いま、帰宅したところ。
明日は朝から仕事なのでもう寝なければならない。

とりあえず、ひと言だけ。

「BMD」も「メギツネ」も「ヘドバン・ギャー!」も「イジメ、ダメ、ゼッタイ」も(「META!メタ太郎」も)やらずに、成立してしまう「神」ライヴって!!!

BABYMETALの「進化」「真価」を、まざまざと、ありありと見せつけるライヴだった。

で、な、な、なんと花道かぶりつきの「神席」だったのだ!
SU-METALを、YUIMETALを、MOAMETALを、そしてBOH神を、至近距離で(誰の後ろ姿も頭も介さずに)直接観た!!!!

詳細は、また、後日。できるだけ近日中に書きます。
おやすみなさい。

・・・幸せすぎて、怖い。

BABYMETAL最高!!!!!

BABYMETAL探究(さあ、”RED NIGHT2016”参戦!)

2016-09-17 00:57:29 | babymetal
19日は、どうやら台風の影響は、まだ大したことはなさそうで、個人的には胸をなでおろしている。
(九州等から上京される方、20日に移動される方、心配ですね。大過なければよいのですが)

僕は、京都から、高校生になった娘と2人で、新幹線で昼過ぎに東京に馳せ参じる予定。

事前に物販購入は済ませているし、会場は指定席だから、もっと遅くに着くのでもいいのだが、「万が一」に備えて、早めに東京ドームに着いておきたいのだ。赤ロゴのフェイスタオルは欲しいので、物販の列の長さ具合によっては、少しなら並んでもいいな、と思っている。

というか、「まず物販に並ぶ」のがBABYMETALライヴ参加の際のデフォルトになっていて、去年の6月の幕張、8月の黒ミサⅡ、12月の横アリ、今年4月のなんばウェンブリーLV、どれも、物販に並んでいるときの高揚感もライブのよき思い出として残っている。
(4月のウェンブリーLVの際の、深夜~未明の、あの唖然➜怒り➜焦り➜歓喜も、忘れられない思い出になった。なんばZEPPの2階までぐるりと一周した「同志」の皆さん、あのときは、本当にたいへんでしたね・・・。と、まさに、「絶望さえも光になる」のだ。)
・・・それにひきかえ、肝心のライヴはそのものは、毎度、記憶の多くが消えてしまっているのは、どういうことだ?・・・。
まあ、だからこそ、ライヴの映像盤やWOWOWでの放映のありがたみがあるのだが。

だから、今回も、たぶん並んでしまうだろう、と思っている。
BABYMETALを観に・聴きにきたさまざまな老若男女の「同志」たちと並んでいる時間、というのも、ライヴの楽しみ、「贅沢な時間」のひとつ、なのだから。

にしても、とんでもなく楽しみだ!

すでにお祭りムードだ。
通勤や移動中に聴いているウォークマンは、『METAL RESISTANCE』(国内盤)をリピート再生しっぱなし。
Trilogy ブルーレイは、幕張と横張を交互にヘビロテ中だが、どちらも、オープニングの紙芝居➜「BABYMETAL DEATH」の流れには、来たる19日を重ね合わせて、毎回鳥肌を立ててしまう。
(皆さん、気づいていますか?どちらも魔方陣の時計が冒頭に出てくるのだけれど、なぜか横アリの時計の文字盤の・・・。と、これは、またいつか書くかもしれません。「謎解き」を誘う小ネタが提示されていますよ)

WOWOWで放映されていた矢沢永吉の東京ドームも、「予習」の意味で観てみた。ただ、映像ではどのくらいの会場の大きさ、ステージがどれくらい小さくしか見えないのかはよくわからなかった。東京ドームに行くのは生まれてはじめてなのである。
まあ、しかし、例えば、去年の6月の幕張での巨大天下一メタル武道会の「倍」の観客が入るのだ。
これ、ステージに立つ7人(?)からすれば、とんでもない光景だろうなあ。
(あ、でも、フェスでは、すでにもっと多くの観客を前に演じてきたのだなあ。すげえなあ。YUI・MOAは、まだ高校2年生だものなあ。すげえなあ。)

と、
そんな中の、

WEMBLEYライヴの正規映像盤発売告知!

そして、BABYMETALモデル・ギターminiArrowの発売!

いやあ、テンションが上がること上がること。

どちらも、早速ポチった。

WEMBLEYライヴは、映像ももちろんだが、ライヴCDが「待ちに待った」ものだった。
武道館の2種とロンドンの2種、そして新春キツネ祭り、どのライヴCDも、ウォークマンに入れて、繰り返し繰り返し聴いている。
ほとんど全員のファン共通の感想だろうが、とりわけ、メタルヘッズであるBABYMETALファンにとってBABYMETALのライヴ音源は至高、であろう。
「BABYMETALライヴCD聴き比べ探究の回」といったものもいずれ書きたいのだが、どの音源にせよそれぞれに、それなりのイヤフォンを装着して爆音で聴くBABYMETALライヴ音源は、(映像がないのだから、3人のダンスや表情という「必殺技」を欠いているにも関わらず)「メタルヘッズとして生きてきて、こんな凄いものに出会えている幸せ」を痛感させるものだ。
(そこに、実際のライヴでは、超絶なビジュアル・ダンスが加わるのだから、もう・・・)

そうしたラインナップに、2ndの楽曲のライヴが加わるというこの幸せよ!
「META!メタ太郎」が、「GJ!」が、「KARATE」が、「THE ONE」が、そして何と言っても「ヤバ!」と「Amore-蒼星-」が、ライヴ音源で堪能できる環境が、あと2ヶ月もすれば訪れるのだ!

そして、miniArrow!
残念ながら、通知を確認したのが夜7時を過ぎていたので、届くのは3月下旬以降になるのだが、これは嬉しい。
今や、大学生の時に入手した白のストラトキャスター(Squier)をごくたまに爪弾く程度でしかなくなったのだが、手が小さいので「ミニギター買ってみてもいいなあ」なんて、何年かに1度は思うことがあったのだ。
それが、BABYMETALモデルで手に入るなんて、もう、初めてギターを買ってもらった高校生(高校入学のお祝いとしてAriaProⅡの初心者用モデル)の気分に戻ってしまった。
そう、あの当時(35年前!)、「神」ことマイケル・シェンカーに憧れ、黒白のフライングVが本当は欲しかったのだ。
でも、決して裕福でもない家の田舎の高校生(しかも本格的にバンドを組むつもりもない)には、とてもとてもフライングVなど入手しようがなかったのだ(今ならば、廉価版でよければいろいろあるのかもしれないが)。

さすがに、33万のフル・サイズ7弦には手が出ない、というか、むしろ、mini Arrow だからこそ欲しい、というのが、僕の率直な気持ちである。
マイケル・シェンカーやランディー・ローズの、指が届かなくて弾きこなせなかったフレーズが、ひょっとしたら、弾けるのではないか、なんて、妄想しているし、何より、ギタースタンドに立てて部屋の隅に立ててておくだけでもとんでもなく可愛い&カッコイイぞ!
まさに、BABYMETALの、とりわけYUI・MOAを「象徴」化した、そんな楽器だ。

ふう。

今日は珍しく平日の休みだったので、K×g×M TEE を着、背中にはエクストリームブルータルロゴリュックを背負って外出。
散髪後、街に出てぶらぶらし、2時間ほどカラオケで喉慣らし(合いの手やシンガロングの)をしてきた。
その帰りに寄ったあるお店のレジで、30代前半くらいの男性の店員さんが、TEEに目をとめて「あ、ライヴ行かれたんですか?」と問うて来たのだ!(去年の、横アリの前にも、寺町のある店で声をかけられたことは以前ここにも書いたが、それ以来の出来事。奇しくも、ライヴ直前の京都の街中での、同様の出来事だ)。
店員さんとは正対していたし、背中にはリュックをしょっていたから、バックプリントの「TOKYO DOME」の文字は見えるはずもない。
そういう風に声をかけられることはめったにないので、一瞬、何をどう答えたらいいのか、戸惑ったが、とりあえず「ええ、横アリとか」と答えると、「いいな~。いいですねえ。」と本当に羨ましそうな表情を浮かべる。
で、「あ、今度の東京ドーム行きます」と言うと、またまた「いいなあ!いいなあ!」とのこと。
ほんの400円ほどの買い物(のど飴)だったが、何とも嬉し・恥ずかしの体験だった。

いやあ、いよいよ、だ。

と、とりとめもないことを綴ってしまったが、以下、「RED NIGHT 大予想!」を参戦前に記しておきたい。
いつも外れるのだが、だからこそ、事前に「予想」を明記しておくことが楽しいのである。

的中確率の確度を、★で記しておこう。最高が★★★★★であり、これは「確実」ということだ。最低は★で、「まあ、ありえないけれど、でもでも、ひょっとしたらひょっとして」という「予想」だ。

① 『METAL RESISTANCE』完全再現 ★★★★★
まあ、これは確実だ。
というか、これを観に行くのだ。
僕は、そのつもりで19日の18時の開演に臨む。
「Tales of The Destinies」の、ライヴ初披露。
これだけでも、京都から新幹線往復を使って行く価値はある。
そこに、「GJ!」「Sis. Anger」のそろい踏み。
そして、生「META!メタ太郎」、生「Amore - 蒼星 -」、生「シンコペーション」という個人的初体験。
さらに、武道館「黒い夜」以来、2年半ぶりの「NO RAIN, NO RAINBOW」ライヴ披露という、贅沢。

もう、これで神セトリ、伝説のライヴである。

あと、1stからは3曲ほどか?「メギツネ」「ギミチョコ」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」?
あ、でも、オープニングはやはり「BABYMETAL DEATH」であるべきだし、「Catch me if you can」も神バンドとのバランスからも外せないし、・・・と言い出すときりがないのだが・・・。

初めてライヴに参加される方は、1stの楽曲も聴きたい(当たり前だ)だろうし、むしろ「1st中心で!」と願っている方もいるかもしれないが、それは19日にはない。もしもあるとすれば20日の「追加公演」だろう。でなければ筋が通らない。

② 超巨大天下一メタル武道会 ★★★★
まあ、これも、ほぼ確実。
つまり、19日と20日の関係は、武道館の「赤い夜」と「黒い夜」の位置づけを踏襲したものになる。
初日が、ストイックな「完全再現」、「MCもなければアンコールもない」ライヴ。
2日目(今回は追加公演でもあるのでいっそう)が、「召喚の儀式」めいたもの(後述)も最後に用意された、より「お祭り」的公演。

ただ、「超巨大天下一メタル武道会」という名前が長すぎるからどうかな?と思い、★ひとつ減らした。

③ 超巨大コルセット祭り ★★
これについては、以前にも、ここに記したことがある。
横アリラストの紙芝居の「奇跡を起こす」「歴史は繰り返される」から、②以上に武道館の「赤い夜」に重ねるならば、これだ。
ただ、冷静に考えてみると、(まだBABYMETALが「知る人ぞ知る」存在だった)武道館公演にはマニアックなファンが「一致団結」して集合した、という状況があったから成立した巨大コルセット祭りだったが、今度の東京ドームには、もっと幅広い層が来るだろうから、観客全員がコルセットを着用する、という縛りを運用するのは困難だろう。
それに、5万人(5万5千人?)ぶんのコルセットを用意する手間・費用もなかなかたいへんである。
そこで、横アリの紙芝居の「選ばれし者、THE ONEが大集結し、奇跡を起こす時が来たのだ」という文言をもう少し正確に読み直し、東京ドーム会場全体ではなく、「THE ONE シート」に「選ばれし者」(抽選当選者)はコルセット着用、という折衷案を有力案として考えている。

④ 巨大骨バンド 登場 ★
うまい呼び名が思いつかないのだが、「骨バンド」というよりも、「骨人」である。
アイアン・メイデンの巨大エディのような(懐かしきジャイアントマックスのような)、巨大「骨」人がステージに出てきて、例えばSU-METALの「なめたらいかんぜよ!」で蹴り倒されるのである。あるいは「KARATE」で倒される。

メイデン・ネタが隠されている。
何かそんな気がするのだ。アイアン・メイデンに関する伏線のみがまだ回収されていない、と。

・・・まあ、しかし、ありえないけれど、こういうのも「奇跡」「お祭り」だとは思う。

⑤ 「OVER THE FUTURE」 ★
このイントロが流れて来たら、場内はとんでもない熱狂だろうなあ。
おっさんの中には、冗談ではなく、卒倒したり等の体調の急激な悪化も見込まれる。

「東京ドーム2days公演」しかも2days SOLD OUTというのは、この楽曲を再度演るにふさわしい舞台だと思うのだ。
KOBAMETALの宣言する「お祭り」にもふさわしい。

しかし、演るならば、20日、だ。
①②の意味で、19日にはないと思う。だから★だ。(まあ、20日にも99%ないのだけれど)。

⑥ YUI・MOAのギター演奏 ★
これは、20日には、まだありうる(・・・でも、どの曲で?・・・となると難しいが。BABYMETALのライヴの「品質」の高さから、単に抱えて弾いている「振り」をする、なんてことは絶対にないのだから)。
でも、やはり、①②の意味で19日には、ない。

で、
⑦ METAL RESISTANCE 終了 ★★★
「METAL RESISTANCE 第4章」が、次の東京ドーム公演で終焉を迎えることは、すでに宣言済みである。
では、次は「METAL RESISATNCE 第5章」の開始なのか、というと、そうではないのではないか、と僕は考える。

根拠はすでに発表済みの、レッチリとのUKツアーである。
これも何となく、でしかないが、次のより大きなステージ・テーマに基づく活動のように見えるのだ。

だから、BABYMETALは、19日の「DOOMSDAY」を最後に(あのアイアン・メイデンも云々という「結果」を見せたうえで)、遂に「METAL RESISTANCE」を終焉
続く「METAL CONQUEST」の開催を宣言。ここまでが19日。
20日はその「METAL CONQUEST」の皮切り公演。その祝祭てきな「儀式」が執り行われ、具体的なスケジュールの柱を公表。
なんて考えている。

「重大発表は20日に」という説が流布しているが、いやいや、「19日にも重大発表が」というのが僕の予想である。
でないと、懸命に19日公演のチケット獲得に奔走した甲斐がないのではないか、と。
20日は、その上での、より派手なお祭り、なのである。それだと、参加できない僕でも納得できるのだ。

ふう。

何てことを考えながら、19日には、東京ドームに馳せ参じます。
帰りの新幹線の車中では、「わはは、予想大はずれ~」となっているのでしょうが、この、気持ちの起伏が楽しいのです。

ああ、BABYMETALのファンになって、ほんとうに楽しいぞ!!

皆さん、19日は、一緒に楽しみましょう!
祭りだ!祭りだ!