ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究(「LEGEND-S」祭りだ・祭りだ!)

2018-07-31 23:21:45 | babymetal

昨夜、仕事から帰ると「出荷完了」のメールがアスマートから届いていたので、
夜中のうちに「午前中配達」に指定し直し、
朝から正座して(ウソです)そわそわと待つこと少し、
思ったよりも早く朝9時30分に、インターフォンが鳴る。
「きたー!」
いつものようにヤマトの配送の方が届けてくれた、いつものようにデカい箱。

いそいそと開け、
昼までには家を出なければならないので、
出勤の身支度をしながら、
さっそく、CD盤をパソコンに取り込む。

まだ曲名等のデータはアップロードされていなかったので、
とりあえずデータを取り込んだ後、手作業で、
「LEGEND-S-1」「LEGEND-S-2」のアルバム名と「BABYMETAL」というアーティスト名を入力。
ウォークマンNWZX300に転送し、
パソコンには電車の中で観られるよう、映像盤を入れて、いざ出勤。

耳に装着するのは、真夏の京都なので、
ヘッドフォンMDR-1AM2ではなく、
イヤフォンJVCのHA-FD02である。
バランス接続用ケーブルにリケーブルして聴いているのだが、音色はMDR-1AM2と遜色のない素晴らしさだ。
キリリと冷やした上質の白ワイン、という感じ。
それでいて、深み・迫力も(決してでしゃばることはせずに)しっかりと音場を支え、躍動している。

高音(ドラムスのハイハットとか)の繊細さも極上なのだが、
それ以上に、低音(バスドラやベース)の生々しい音質が、悶絶したくなるリアルさだ。

ただ、帰りの電車では冷房の効いた車内で堪能できる目論見もあるので、
ヘッドフォンMDR-1AM2も、ケーブル2種とともに鞄に入れて、いざ出勤。

駅に向かいながら、電車に乗りながら、駅を出て街を歩きながら、
バランス接続で聴く”あのライヴ”。

毎日毎日、今もBABYMETALは聴き続けているが、この昂揚感は、ひさびさ、である。

荘厳なイントロの後の、「In the Name of」のド迫力よ!
太鼓隊の生々しさは、思わず「これ、これ!」と、心の中でこぶしを突き上げてしまう。

そして、ウィ~ンというノイズの絶頂からの、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の爆発。
SU-METALの凜とした美声
観客の野太い合いの手も迫力があって、素晴らしいじゃないか!
(2回目の合いの手は、やはり観客のはオミットされていたが、WOWOW放映時ほどの違和感は感じなかった。なぜか。)

・・・なんて書いていたらキリがないが、

音盤では、とりわけ「META!メタ太郎」だ。
これは、ヤバい。

はじめの、イントロ・ドン的な、おっさん達の「メタ!」のシャウト(僕もその一人だった)にニヤリし
YUIMETALのパートの空白(インスト的な演奏にだんだんオッサン達の声が高まってくる)で涙が滲み、
会場全体での大合唱には鳥肌が立つ。

映画館でのライヴ・ビューイングではこのへんは観られなかったので、
正規の映像・音源としては初めてきちんと耳にするものだったのだ。

あの日の熱い思いが蘇る。

このへんで、ここ数ヶ月のモヤモヤが薄れていく思いだった。

いつものように、このお祭り騒ぎを楽しもう、と素直に思えたのだ。

全部は聴けないまま、職場に着き、仕事に励む。

帰りの電車で、無事、席を確保し、ヘッドフォンを装着し、パソコンで映像盤を観はじめる。

WOWOWの映像と違い、音量もデカいので、観るだけではなく、
身体全体で、BABYMETALライヴを堪能できる。

で、「シンコペーション」でのけぞった
これも、とんでもなくヤバい。

ライヴ・ビューイングでは観られなかったし、
あの日のライヴの記憶も、この曲はほとんど全く残っていなかったのだが。

焦点が2人に絞られるからだろうか、今までの映像盤のなかで最もこの曲の
ダンスの流麗さがきちんと見えるように感じられた。

いや、しかし、オープニングからぶっ通しに、これだけの激しく・美しく・力強く・洗練された
パフォーマンスを見せつづけるとは、
とんでもない。

改めて驚嘆させられる。

本音を吐露すれば、
ここ数ヶ月、モヤモヤしていて、ごめんなさい。
なんか、勘違い・誤解してました。
やっぱ、BABYMETALは、超ド級のエンターテナーです!!
モヤモヤしないで、これからも絶対的に帰依します

という感じである。

身体の芯まで圧倒されて、
これまでの熱狂的信者の絶対的忠誠心が、再びふつふつと沸き立ってきたのだった。

電車の中では、「メギツネ」のところで降車の時間になったので、
ヘッドフォンのをケーブルバランスケーブルに替え、
ウォークマンで、ラストの「THE ONE」を聴きながら、
駅から自宅へと向かう。

まだ暑いが、さすがに夜なので、ヘッドフォンでも我慢できる。

静謐なUnfinishedヴァージョンからの、爆発的なギターソロ(デュオ)のパートの音圧への切り替えは、
バランス接続のヘッドフォンならではの、大迫力・高解像度、である。
わかっているのに、それを超えるとんでもなく凄まじい迫力。

涙がこぼれてくる。


個人的には、BABYMETALファンとして生き返った一日になった。

さあ、映像盤の続きを、観よう。