ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究~わ・は・は!メタルゴッドと共演決定!!

2016-05-30 22:18:07 | babymetal
わ・は・は!

いやあ、僕たちファンが何かBABYMETALに貢献するような有意義なことをしているわけではないのだけれど(もちろん、献身的にアルバムや関連書籍やライヴ会場でのグッズ等はせっせと購入し、毎日毎日音源や映像は聴きまくり観まくりしてはいるけれど)、BABYMETALのファンだ、というだけでこんなに幸せに、それも、とてもとても尋常ではない、もはや狂気の沙汰と呼んでもよい、目をうつろにしつつニヤニヤするしかない、こんな天にものぼる心地を味わえるなんて!

ロブ・ハルフォードとの共演決定!
わ・は・は!


ヘヴィ・メタルのファンではない人には「ふうーん、何か凄い人なんだろうな・・・」という程度のニュースでしかないのかもしれないが、僕たちメタルヘッズおっさん達には、もう、笑うしかない、そんな驚天動地のニュースだ。
何しろ、ある意味では、ハードロックではないヘヴィメタルのアイコン、それがまさにジューダス・プリーストであり、ロブ・ハルフォードなのだから。

すでにズッ友写真はアップされているし、このブログでも最近引用したが、

(メタルのレジェンドたちからもらったメッセージで一番印象的なのは?)
 ジューダス・プリーストさんが「ギミチョコ!!」を歌ってくれて「この曲好きなんだ!」と言っていただいたことDEATH!
by SU-METAL 『ぴあ MUSIC COMPLEX』

という証言もありはしたのだが、
「共演」、は、それらとはレベルが全く異なる衝撃だ。
ステージ上で一緒に歌う!!!
それはミュージシャンとしての本領発揮であり、ロブ・ハルフォードのそれが、我らがBABYMETALのそれとステージ上で邂逅し火花を散らすのだ!!!
そんなことがありうるなんて想像したこともなかった(ですよね?)。

ネットの書き込みには、「ジューダス・プリースト(あるいはファイト、ハルフォード)の楽曲にBABYMETALの3人が歌(コーラス)やダンスで参加」、なんていう推測も見られるが、それはないだろう。

そんなことをやっても誰の得にもならない。

もちろん、「THE HELLION~ELECTRIC EYE」とか「FREE WHEEL BURNING」とか「THE SENTINEL」とかの神曲に合わせて3人が超絶ダンスを繰り出す、という絵はぜひぜひぜひ見てみたいけれど、それはありえない。
というか、さすがにそれはジューダス・プリースト(とそのファン)を冒涜することになるだろう。
仮に、それをしたとして、ちぐはぐなミスマッチだったらジューダスプリーストの楽曲を汚すパフォーマンスだし、逆に、見たこともない楽しさ・美しさが加わった素晴らしいパフォーマンスであったとしたら、これはこれで、通常のジューダスプリーストのパフォーマンスの価値を貶めることになるだろうし。

また、BABYMETALじしんにとっても、3姫がジューダスプリースト(あるいはファイト、ハルフォード)の楽曲をダンスするなんてことは、「紅白歌合戦での他の大物歌手のバックダンサー役での出演」にも似た、BABYMETALのアイデンティティの根幹を自ら揺るがす愚挙である。
これをやったらまさに「キワモノ」「まがい物」だ。
そんなことをやるはずがない、やる意味は全くない。

今回のアナウンスが、「ジューダス・プリーストとのコラボ」ではなく、「ロブ・ハルフォードとの共演」、ということからも、BABYMETALの楽曲にロブが、余裕綽々で、美味しい参加の仕方をする、ということで間違いないはずだ。
USツアーの締めくくり、ということで、神バンドも一緒のパフォーマンスだろうから、通常のBABYMETALのライヴパフォーマンスに、メタル・ゴッドが華を添える、という、本当に夢のようなステージになるはずだ。

わ・は・は!

で、せっかくなので、何の楽曲か?
4曲、予想される楽曲を考えてみた。皆さんはどうお考えになるだろうか?

① 違和感ナシ
BABYMETAL DEATH
曲調として、メタル・ゴッドが加わっても全く違和感がない。
デス・ボイスのところにロブの声がのる。
(さすがに「ROBMETAL DEATH!」なんてやるはずがない、そもそもそんなフレーズを入れるところはない)
もちろんロブがダンスするはずはない。
ステージ上で鷹揚とした仕種を見せながら「B!」「A!」・・・とか、「DEATH!DEATH!」とかを、楽しそうにシリアスに歌うのである。
その周りを大騒ぎしながら走りまわる3姫、という絵図は、ロブ・ハルフォードの威厳を損なうことなく、ジューダスプリーストが切り開いてきたと言ってもよいヘヴィメタルのかっこよさの最新形態の見事な「演」奏になっている。かつて、ロブが3人にかけたという「STAY METAL!」というひと言の美しくも激しい形象化だ。
で、曲の最後の最後、〆の「BABYMETAL DEA~TH!」は、メタル・ゴッドの御喉から、超絶なシャウトが放たれるのだ!
もう、鳥肌・感涙である。


② タイムリー(大本命)
「KARATE」
70%、これ、だろう(・・・って、微妙な数字だが)。
知名度から言っても、WWEの件の話題性から言っても、まずこの曲だ。
この楽曲のモダンなグルーヴ感は、①とは違う意味で、またロブに似つかわしい。
・・・ただ、これ、ロブがどのような「歌」を聴かせてくれるのか、①とは違ってまったくハマらないのだ。
「セイヤ!セッセッセセイヤ!」「ソイヤ!ソッソッソソイヤ!」「押忍!」をロブがシャウトする?
想像しただけでニヤけてしまうが、さらにその後のSU-METALの日本語の歌のところをロブが歌うなんてありえないし・・・。
と考えると、意外にこの曲は実現が難しいのかもしれない。

となると、

③ 当然(準本命)
「ギミ・チョコ!!」
まあ、これ、かな。
前述した、「ジューダス・プリーストさんが歌ってくれた」というSU-METALの証言もあるのだから、ロブ・ハルフォードの側からノリノリで誘いがあったんだろうな、ということが、この曲が選ばれるならば実に腑に落ちるのだ。
また、「The Late Show」でのあの爆発力を見ても、この曲が、USのこうした場での任に耐えうる「できる子」であることはもう誰もが認めるところだ。
ただ、特に大きな懸念材料が、1点ある。
昨年も、ドラゴン・フォースとのコラボをこの曲でやった、ということだ。
安定優先の「二番煎じ」は、”BABYMETAL道”に反するのではないか、と。
まあ、「BABYMETALとのコラボは、やっぱこの曲!」という「定番」になるのなら、それはそれでいいのだし、ロブの側から今回のオファーがあったのなら、この曲である可能性はきわめて高い。
やっぱり、こっちが70%かな・・・?

で、

④ 大穴(衝撃度No.1)
「メギツネ」
確率的にはほとんどありえないが、これは、「せっかくロブが加わるという千載一遇の機会なのならば、ぜひこの曲を」、という個人的切望である。
この楽曲の歌詞の世界観に、ロブ・ハルフォードが参入する、そのシュルレアルな感触は、まさに一度限りの夢の共演にふさわしい
出だしの「ソレ!」「ソレソレソレソレ!」からロブも歌い、SU-METALの歌のところはカウンターラインをロブが声で奏でるのだ。
そして、SU-METALの「なめたらいかんぜよ!」のところは、ロブが代わりに(あるいは自由なセリフを)シャウトするのである。
わ・は・は!
これも、想像するだけで、鳥肌・感涙ものだ。

と、ここまで書いてきて自分で気づくのは、ロブ・ハルフォードがSU-METALの歌のパートを歌うということを僕は全く考えていない、ということだ。
だって、そんなことをしても誰の得にもならない。
BABYMETALのよさも、ロブのかっこよさ・貫禄も、それでは発揮できない。
ロブに日本語歌詞を覚えてもらいさらに不慣れな(未熟な)発音で歌ってもらうなんてことは、失礼だし、そんなことを仕掛けるはずがない(ロブ自身が前のめりな「ギミ・チョコ!!」は別として)。

あと、「THE ONE」が英語詞だからこの曲だ、という書き込みもいくつか目にしたが、これはありえない。
だって、知名度も低いし、曲調もノリノリではないから今回のお祭り企画に合わないし、メタル・ゴッドにこれを歌ってもらう意味もない。「英語歌詞だから」という理由でこの曲を選ぶなんて、そもそもこの「なんとも風狂なプロジェクト」の趣旨にまったくそぐわないのである。

まあ、②か③かだろう。
でも、①、④もぜひ見てみたい。

いずれにしても、実際に観るまでどんなステージになるのか、まったく予想もつかない。
だからこそ、当分の間、僕たちはいろんな景色を妄想し、ニヤニヤしてしまうのである。
いや、ひょっとして、ロブが「アタタタタータ!」と叫ぶんじゃないか・・・
「KARATE」の敵役としてロブが登場するんじゃないか・・・
「メギツネ」の1コーラスを、たどたどしい日本語ながらさすがの貫禄のハイトーンヴォイスで歌い上げ、「さすがメタル・ゴッド!」と僕たちを歓喜させるんじゃないか・・・
なんて。

そして、動画が公開された、
メタル・ゴッドとフォックス・ゴッド、どっちが勝つかは……
( 全員で Only the FOX GOD knows )
でもきっと本番のアワードで勝負が決まるんじゃないかと思います。

という、訳のわからない「萌え台詞」を、YUIMETALに言わせている、あれ。

わ・は・は!

チームBABYMETALの、今回の件に関する確信犯ぶり、悪ノリは相当なものだ。
そりゃそうだ。

だって、こんなこと、夢に見さえするはずのない出来事だもの。

BABYMETALの、マンガをはるかに超えた「物語」の数々。
例えば、この2ヶ月だけでも、
 日本人初の英国ウェンブリーアリーナでの単独公演、ほぼ満員の、ほぼ大絶賛の成功。
 全英チャート、とりわけ全米チャートトップ40ランクイン。
 ダウンロード・フェス、メインステージへの招聘。
などなど、笑ってしまうような「ありえない」「物語」の数々の連続なのだが、
「ありえなさ」の「質」においては、今回の、ロブ・ハルフォードとの共演こそが、ベビメタ史上No.1のものだ、と僕は感じている。
(上の3つは、BABYMETALならばいつかは、と想像することはできなくもないが、このニュースを実際に聞くまでは、「ロブとの共演」なんて考えが浮かぶことは微塵もなかったし、あるはずもなかった)

いやほんと、
生きていてよかった!
BABYMETALのファンになることができてよかった!

考えてみると、僕が初めて、神曲「THE HELLION~ELECTRIC EYE」に出会い、鳥肌を立て、涙を浮かべていたのは、高2の時だ(まさに、今のYUI・MOAと同学年だった・・・)

「30数年後、カワイイ日本人の女子、ちょうどお前と同年代の3人が、このロブ・ハルフォードと共演するんだぜ!」
なんて言われても、その言葉の意味がわからなかったはずだ。わかるはずがない。
(いや、実は、今でも、BABYMETALって、本当にいるのだろうか、今僕が遭遇しているこの出来事って、本当なのだろうか、と、仕事の合間とかに、ふっと思うことがあるのだ。いったい、今、自分がこんなにも夢中になって日々追いかけているのは、何なのだろうか?と。そのあまりのとんでもなさゆえに・・・)

そうそう、これも以前このブログにちらっと書いたが、生まれて初めて行ったライヴが、大学生として関西に来た6月のジューダス・プリーストだったのだった(大阪の厚生年金会館だったか・・・)。
いやほんと、単にレジェンド級のビッグ・ネームとの共演、ということではなく、「わがメタル人生」の核心にいる、まさにメタル・ゴッドとの、融合なのである。

メタルを愛して生きてきた、おっさん、としてもう一度宣言しておこう。
生きていてよかった!
BABYMETALのファンになることができてよかった!

わ・は・は!





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