社会福祉法人さざなみ福祉会

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薬の情報

2008-12-19 15:53:48 | Weblog


「小児難治性」適応の抗てんかん薬







 グラクソ・スミスクラインはこのほど、てんかん治療薬「ラミクタール錠」(一般名・ラモトリギン)を発売した。

 発売されたのは、「ラミクタール錠小児用2mg」「ラミクタール錠小児用5mg」「ラミクタール錠25mg」「ラミクタール錠100mg」の4製品。
 
 同社によると、ラミクタール錠は、ほかの抗てんかん薬との併用療法により、二次性全般化発作を含む部分発作、強直間代発作、レノックス・ガストー症候群に効果を示す抗てんかん薬。成人だけでなく、小児の適応を有するという。また、「小児に発症するてんかんの中で極めて難治性のレノックス・ガストー症候群への適応を取得した日本初の抗てんかん薬」としている。
 海外では、アイルランドで1990年に承認を取得して以来、成人については105か国以上、小児については94か国以上で承認されており、世界中で500万人以上のてんかん患者が使用しているという。

 同社によると、現在、日本におけるてんかん患者は約100万人。患者の80%が小児期に発症するが、小児のてんかん治療薬の選択肢は少ないという。

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