何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

雨が似合う山のワンコ①

2018-09-20 09:51:25 | ひとりごと
ワンコが天上界の住犬になってしまって2年と8か月
ワンコに触れることができない寂しさに慣れることはないのだけれど、
最近では、ワンコの日にワンコが読むべき本をお告げしてくれるから、
何だか心の深いところで繋がっていて、いつも会話しているような幸せな感覚もあるんだよ ワンコ
  
穂高見命のほったんは当然のこと私もクリスチャンではないけどね

でもさ、このところ本屋さんや図書館に行く暇さえないくらい猛烈に忙しいから、
今月は、ワンコお告げの本は無いだろうな、と諦めていたのだけれど、
ワンコ、君はそんな私の状況を見かねて、
直球ストレートの本を、ど真ん中に届けてくれたね 

「雨降る森の犬」(馳星周)

本好きな御大の読むジャンルは把握しているつもりなので、本書を勧められた時には驚き、
これはワンコの仕業だなと、すぐにピンときたんだよ

本の帯より
山の癒し、犬の恵み ―
 家族とのわだかまりを抱えた中学生の雨音は都会を離れ、愛犬と共に山麓で暮らす伯父のもとへ
 自然と犬が与えてくれた、生きるためのヒント』

本書の帯を見た時には、「傍目にも、疲れていて癒しが必要に見えるのかな? 今の私」
と思ったのだけど、
きっと、’’そこ’’ ではないんだな ワンコ
最後まで読むと、ワンコがまず御大に本書を読ませた理由が分かり、その優しい気遣いに心打たれたよ

本書わんこワルテルは、バーニーズ・マウンテン・ドッグというスイスの大きな犬だから、
柴ワンコとは犬種が違うのだけど、
本書わんこワルテルの仕草や様子を読んでいると、ワンコに重なるし、
「ほったんは 神様の御遣いだね、ううん、神様そのものだね」という、私達がいつもワンコに語りかけていたのと同じ言葉が書かれているから、
本書にある言葉たちが、ワンコからのメッセージのように感じられたんだよ

加えてさ、本書の舞台である蓼科別荘地は、我が家にとって思い入れのある地だし、
世界の山を目指すようになる本書の主人公・雨音が修行するのは、なんと奥穂高なんだよ
ほったんの お山だよ
物語の最終章、雨音がアルバイトをしている穂高岳山荘のテラスで昨年の夏、ワンコと語り合ったろう
だから、ほんとうに本書の言葉は、ワンコからのメッセージに思えたんだよ
 
穂高岳山荘のテラスと奥穂てっぺんの祠でくつろぐ ほったん


あまりに思い入れたっぷりで、どこから書いたらいいのか分からないので、
昨年の ほったんin穂高岳山荘のお写真と、
『可愛い・・・・・っていうか、綺麗だわ。この犬』のワルテルと同じくらい
男前で気品があって凛々しくて天才で賢くて優しくて、か~わいい、か~わいいワンコのお写真を掲載するね

今日からお彼岸なので、
ほったんを思いながら、綴っていくね ワンコ
涸沢小屋テラスでくつろぐ ほったんの向こうに聳える憧れの常念岳

2017 四方山話 ワンコ編
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」よりワンコが天上界の住犬になって1年7か月ワンコ ようやくワンコを ワンコのお山に連れてきてあげることができたよ河童橋か......


つづく

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