ハマボウ Hibiscus hamabo (アオイ科 フヨウ属)

ハマボウは関東以西の本州・四国・九州に分布しする落葉低木。
内湾や河口の塩性湿地に生育する。幹は枝分かれし、樹高は3mほど。葉の縁には細かい鋸歯があり、葉の先端は急に細くなって突出する。
7月から8月にかけ、オクラやケナフに似た黄色の美しい花を咲かせる。
中心部は暗赤色であり、中心の雌しべに多数の雄しべが合着している点は、この科の特徴である。
ハマボウの漢字には、「浜朴」を当てる。
ハマゴウ Vitex rotundifolia (クマツヅラ科 ハマゴウ属)

ハマゴウは海岸に生育する常緑の低木。本州・四国・九州からアジア東南部から南大西洋、オーストラリアにも分布している。
夏に美しい唇形の花を咲かせる。
花冠は長さ1~1.5cmで青紫色。おしべは4本。砂質の海岸に生育し、砂質海岸と周辺森林との境界部分に群落を形成していることが多い。

※岡山理科大HPより
ハマボウとハマゴウ、いずれも葉の裏面には灰白色の毛が密生しており、白く共通点があるようで、名前とともに紛らわしい植物です。
たまたま同じ日に見ることができました。