Haru's style2

日々の出来事 食事等きままに綴っています

仕掛学

2021-08-16 18:05:00 | 私の読書棚
松村真宏氏の仕掛学




備忘録

 著者は人口知能の研究者で、コンピューターを使って
 データから意思決定に役立つ知識を発見することに取り組んでた
 しかし世の中の事象はデータになっていないと気づいた

 いくら高性能の計算機でもデータがなければただの箱


 直面する問題の多くは、自身の行動が作り出している
 運動不足を解決するの為には、自ら運動するしかなく
 他の人に代わりに歩いてもらっても意味がない
 食べすぎや整理整頓が出来ないといった問題も同様
 自身の行動を変えることで解決できる

 多くの人は望ましい行動をすでに知っている
 直接伝えても効果が無いことは明らか
 ついしたくなるように間接的に伝えて
 結果的に問題の解決を狙うのが仕掛によるアプローチ

 人の行動を変える奥義
 ついしたくなるように仕向けるのは
 不確実性を含むので遠回りに見えるが
 正攻法が効かない場合は有効なアプローチ


 報酬によって本来持っていた動機が失われることを
 アンダーマイニング効果といい、
 報酬を利用するときは注意が必要
 具体的には、必ず報酬が得られるのではなく、
 もらえるかもしれないし、もらえないかも、、
 という運の要素を入れるといい
 宝くじ効果と呼ばれていて、不確実を上手く挟んで
 もらえるかもしれないと思わせることが重要