こんにちは。
外国籍の児童の中には、イランからの子どもいます。(極少数ですが、香港からの子もいます。)
そんなわけで、今後は主に「ムスリム」の子ども達との相互理解が必要になるのかなと思います。
ここから、本題です。
実は、2カ月以上、ムスリムの児童とかかわってきました。
やはり「元気のいい子」に国籍は関係ないようです。
そこで、授業中など、たまに元気になりすぎるムスリムの児童には
「そういうことをすることは、アラーの神様が怒るんじゃないのかな?」
「それは、アラーの神様はどう思うかな・・・?」
などと、「アラーの神様」という言葉で、本人たちに行動を考えてもらっています。
(「考えてもらう」というより、「アラーの神様が怒るからやめよう」というものなのですが。私がきつく𠮟るよりも、効果的かと思って・・・。)
反応も様々で、
「日本にアラーの神様はいないよ。」
「別に、アラーの神様はそんなことでは、怒ったりしないもんね。」
「〇〇先生は、アラーの神様を信じているわけじゃないから、関係ないじゃん。」
等々。私がイスラム教を理解していないのをいいことに、いろいろ言ってきます。
でも、信心深い、深く信仰しているムスリムの家庭の子ども達は
「そうだね。すぐそばでアラーの神様が見ているんだよね。」
と、反省し、行動を改めてくれるか、または、改めようとしてくれます。
ムスリムの人々にとって、「アラーの神様」の存在をどう子ども達に伝えていくかは、「家庭教育」などというようなレベルではなく、
イスラム教そのものに対する、「信仰心の表れ」ともいえると思います。
ムスリムの児童の問題行動に対して「アラーの神様」を持ち出すのは、是非が問われると思います。
しかし、それをするからには、私自身の「イスラム教の学び、理解」が求められると思います。
さらには、宗教を超えたある種の普遍的な価値観、それをムスリムの児童に伝える必要があるのかなと思います。
そうなると、まずはイスラム教のわかりやすい入門書があるといいのですが・・・。
-K.O-