郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

子ども達の方を向く

2024年09月21日 | 日記
「教師たる者は、学ぼうとする者が自己刷新のために傷つきやすく、脆弱な段階を経由するときには、全力を尽くして彼らを外傷的経験から守らなければならない。」(内田樹)


このことって、子ども達が教師の言うことを前向きに受け取ってもらえるようになったとき、教師が特にどうふるまうべきかという意味で、大変真っ当なことだと思うのです。

私こと、若い時の苦い経験から、その後、ずっと「子ども達の方を向く」ことをしてきましたし、今も多くのムスリムの子ども達にそうしていると思います。
(そのことで、今の職場でも、同僚とはよくぶつかってしまいます。)

管理職、同僚も、私をよく思いませんが、ともかく、私は「子ども達の方を向く」ことに徹しました。
言い換えると、「子ども達を裏切らない」ということでしょうか。

管理職をはじめエライ人、同僚や保護者、地域のボスに評価されなくても、そんなことはどうでもよく、ともかく、子ども達の方を向き続けることが大切だと思っています。

実は、私が教員になった30年くらい前は、教員の管理も緩かったので、当時は一定数の「子ども達の方を向く」教師がいました。

しかし、当時、そういう人が一定数いる一方で、「子ども達の方を向かない」先生も相当数いました。

(口汚い話になりますが、そういう人は、自己の評価を子ども達以外のいわゆる「エラい人」に求めますから、子ども達はもちろん、同僚に「嘘」を平気でつきました。時には、同僚の悪口を平気で子ども達にふれ回りました。)


学校で多くの子ども達が、「子ども達の方を向く」教師と仲良く(お互いが良好な関係)なって、どんどん「よりよい変容」をしていく場面も見ました。

逆に、教師の「裏切り」によって、多くの子ども達が「向上の機会」を奪われていく、または自身から手放してしまう場面も見ました。


今はどうなのでしょう。

いちいちのことには、ここではふれません。

ですが、あえて問いたいです。

「教師をしているあなたは、『子ども達の方を向いている』と、自分で言えますか?」




ーK.Oー




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