郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

ムスリムの子ども達とかかわって

2024年07月08日 | 日記
ムスリムの子ども達とのかかわりは、私にいろいろ発見をさせてもらえます。

最近、「複合語」で「放し飼い」(放す+飼う)と、教えて、

「日本では柵などで囲った場所で、牛を育てている。その一つが『放し飼い』なんだけど、ところで、みんなの本国(アフガニスタン)では、牛を飼っている場所はあるの?」
と聞いたら、

「そのような場所はない。」
「牛を育てる人はいない。」
とのことなのです。


そこで、アフガニスタンでは、どうやって牛を「飼育」しているのか聞いてみたら

「牛は『育てるもの』ではなく、『見つけるもの』だ。」
とのことでした。
では、どこで見つけるのかと聞いたら、

「みんなで、見つけに行って、捕まえてトラックにのせて、その後はアッラーの教えに従い処理する。(※屠殺でも、屠畜でもない)、そうして得た肉を食べている。」
というのです。

では、牛はどうやって育っているのか、聞いてみたら、

「牛は『雲』が育てる」とのことです。

要は、牛の飲み水は、雲がもたらす「雨」であり、食べる草は、雲がもたらす「雨」によって育てられたもの、とするようです。

牛も「野生動物」なのだと考えれば当然ですよね。

確かに、そう考えると、特定の場所に集めて、人為的に飼料を与えて育てている牛の肉では、アッラーの教えに合わないのも理解できます。


最後に逆に質問されてしまいました。

「先生は、自身のそばに牛がいたら、どう思う?「捕まえる?」」

私は基本、人間以外の生き物は、「見るだけ」にしたいです。
もちろん牛肉を食べるのは好きですが。




-K.O-

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