郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

教員の政治的発言

2020年01月14日 | 日記

今日は地元の市民団体が「れいわ新撰組」(以下「れいわ」)の集会を主催したので、参加してきました。

「れいわ」が目指すものについて、取り立てて、目新しい話はなかったのですが、「れいわ」が目指すものとして、「投票率の向上」があったので、そのことについて、ちょっとしたやり取りがありました。

(以下、脳みそ記憶)

  れいわ

「消費税5%減を掲げるのも、ともかく、多くの有権者に考えてもらいたいからだ。」

 市民

「そのためには、もっと、教育が必要だ。早い段階で、投票を経験しない人は、なかなか投票に行かない。教育がもっと必要だ。しかし、今の教育がなっていない。」

 私

「私は学校の教職員だ。先程から、『教育が必要』との意見が出ているが、それなら、教職員のあらゆる『政治発言』を叩いてきたのは、誰だ?ちょっとした、『政治的発言』すらも、叩いてきたではないか。もし、教育に期待するのなら、少なくても、教職員の政治的発言については、もう少し寛容になってもらいたいと期待したいがいかがか。一人一人の教職員の政治的な考えにふれた児童、生徒、学生が、その後投票に関心を持たないとは思えないが。」

 (ここで少し拍手をもらう。)

 主催団体

「確かに、これまで、市民が教職員の政治的発言や行動を取り立てて、叩いてきたのは事実だ。結果として日教組(などの教職員組合)を弱体化させたのは、認める。これからはそうではいけないと考える。」

 以上のとおりです。

 少し前に「学校の先生は、勉強だけ教えていればいいんだ。」との、発言をよく聞きましたが、今後、もし、有権者の、特に「若い人」の意識を政治に向けてもらうためには、やはり、教職員の政治的発言や行動に、もう少し、世の中が寛容になってほしいものです。

 (ただし、今現在、教職員の政治的発言に寛容になったら、今の教職員の多くは、行政を擁護する発言が増えると思います。それでも、まず、「寛容になる」ということが大切であり、あらゆる発言を「叩く」という、今の状況は改善されるべきかと思います。)

 

 

-K.O-


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