郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

安倍9条改憲NO!全国市民アクション11.3国会包囲大行動

2017年11月06日 | 日記
11月3日、文化の日、日本国憲法発布の日、安倍9条改憲NO!全国市民アクション国会包囲大行動が開かれた。
主催者発表で4万人。集会のテーマは「戦争させない・9条こわすな」。




 浜田元最高裁検事から「詐欺師のテーラー・アベにごまかされて、国民は裸の王様にされている」――そうなんだ、私たちこそが裸の王様。
北朝鮮の脅威の煽りも憲法9条改憲も。
アベ首相は「9条1,2項はそのまま、いじらない。3項を加憲し自衛隊明記するだけ、なんにも変りはありません」と猫なで声でいう。

 共産党の志位さん、憲法学者の清水雅彦さんから「法律には後から作った法律が前の法律に優先する原則がある。
3項で自衛隊を認めてしまえば、2項は死んでしまう。空文化してしまう。しかも、この自衛隊は、集団的自衛権行使ができる自衛隊」。
自衛隊明記という毒りんごの恐ろしさ。

 志位さん、社民党の福島さんが「国会は改憲勢力が3分の2占めてしまったが、悲観しないでください。改憲を発議できる状況だけれど、国民投票で否決されそうだったら、発議はできない。これから、市民の一人一人が地域で、職場で、ウチで改憲発議をさせない運動、9条改憲はダメだという運動をつくりだしていこう」と力強く呼びかけた。

 韓国・東北アジア平和センター理事のキムヨンホさんが「日本が憲法9条を手放すことは、普通の国になるのではない、新しい国粋国家がスタートすることだ。東アジアの国々は軍拡の悪循環に陥る。アジアにとっても大事な憲法9条、ただ守れだけでなく、攻める戦略が必要。アジア、世界の平和の意志を明らかにしていく『ピースフォーラム』を市民の力でやる、9条の意義を国内外に大きく盛り上げ、揺るぎない確信を築いていってほしい」

 経済学者の暉峻淑子さんが「戦前世代の生き残りとして言いたい。戦前の社会は武力で物事を片付けようという時代。それは全ての自由がなくなるという社会です。戦争とは武力で決着しようとすること、戦争の反対は対話です。対話ができないアベ首相、戦争を煽るアベ首相と今私たち一人一人が闘っていかねばなりません。戦前世代の私は、無念の中に死んでいった若者たちにむくいることはこの憲法を守ることだと思って生きてきました。だから改憲に無関心の人の気持ちが分かりません。だから対話なんです。日常の行動の中で、3千万人署名を集める中で、一人一人と対話を繰り返し、平和について話し合っていきましょう。」


10月22日の衆院選で、ボールは我々に投げられた。正念場、正念場とここ10年近くいってきたけれど、「今こそ後にひけない正念場」。
ただ・・・2011・3・11から6年半、私も自身を含めて、公園の縁石、シルバーシートに腰をかけているみなさん、更に年をとったなあ・・・。




 帰り、霞が関方向に歩いていると、文科省前から若い歌声が聞こえた。
「高校無償化を朝鮮高校にも適用」・金曜抗議デモだった。20人ほどの朝鮮高校の高校生が2列にならび、その周りに親、教員、支援者たち十数人。
文科省は祝日で扉が締められ、「日の丸」が扉の左右に立てられていた。日本社会に暮し、税を徴収されている朝鮮・韓国籍の人たちへの民族差別、国によるヘイト。



-Ka.M-

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