郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

夏休みの終わりに考える

2019年08月31日 | 日記

今日は8月最後の週末。

多くの学校は週明けの2日から新学期が始まります。

(未だ暑い東京なのに、既に新学期が始まって1週間が経った学校もありますが…。)

子どもたちにとっても「夏休み」が終わります。

 

夏の終わりは何故かもの哀しい雰囲気が漂うものですが、この時期に必要以上に落ち込んだり心を傷めている子どもたちがいるのです。

近年、メディアを含め世の中の大人たちも、この事実に気付き始めてきました。

しきりにキャンペーンを発したり、提言等がなされます。

しかし、事は現在進行形で動いていることを自覚しなければなりません。

 

かつて、「イジメの根源は天皇制にあり!」と本質に迫る訴えをされた会員もいますが、イジメのみならず様々な原因によって学校が子どもにとって居づらくなっています。

近代学校制度の宿命なのでしょうか…。

私たち郷土教育全協の会員も看過しているわけにはいきません。

 

以下は、ここ数日の間に私たちの会員メーリングリストに投稿されたものです。

現役教員と元教員の2人の会員の率直な思いです。

みなさまは、どうお考えになりますか?

 

-S.S-

 

 

こんにちは。

 

マスコミや著名人が、9月初めの子ども達(児童生徒)の自殺について、言及していますが

 

「学校」って、そんなに「辛い場所」なんでしょうか

 

「生きにくい」場所なんでしょうか

 

それなら、「学校」はそういう「イヤな場所」なんだとはっきり認めたらいいんじゃないだろうか?

 

 

 

でも、「少数派」とはいえ、「学校」を「楽しい場所」にしようと頑張っている「教員」がいることは、意外に知られていない。

 

辛いことを乗り越えて「できた」「わかった」

そういうふうにするのも大切だろう。

 

でも、何はともあれ、子ども達に「何はともあれ楽しい」と思ってもらえるように努力している教員の存在も知ってほしい。

 

図書館の人が、「学校がいやなら図書館においで。」というのを私は否定しない。

 

でも、学校の先生が「(たとえば図書館より)学校が楽しくなるよう」努めるのを否定しないでほしい。

 

「楽しい学校」をつくることは間違いなのだろうか

 -K.O-

 


今朝、NHK7のニュース番組で「二学期がだんだん迫ってきているこの時期になると、《学校に行きたくない子どもたち》の中に自殺をする子どもいる」そこで中川翔子さんといういじめられ体験があるタレント(だと思います)が、親にもそして学校にも言えないその辛い胸の内をSNS相談室(NHKの中にある)に打ち明けて下さい❗️

 

なんて、特集がありました。

 

この番組、現役教師や教育委員会の偉いさん達は見ているのだろうか

 

NHKのアナウンサーも中川翔子さんも、このように苦しんでいる子ども達を生んでいる《学校》には一言も触れません。

 

コレは見ていて異常に感じました。

 

いじめの現場であり、その原因を作っている《学校》にメスを入れねば、お互いに顔も知らない、〜見えない関係の中でのSNSを通じての相談をいくらしても限界があり、真の解決には至らないのでは・・・、と思いました。

 

《行くのが辛い学校》から、《行くのが楽しくなる学校》に学校自体が変わらねばならない、と思います。

子どもを学校サイズに合わせるのではなく、学校を子どもサイズに合わせねばならないのでは、と痛感しました。

 

どの子にとっても《学校はワクワクするところ》であってほしいなあ、と思うと同時にそんな学校であれば、イジメは発生しないんじゃあないだろうか、なんてちょっと思います。

 

-K.K-

 

 


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