夜の新宿で唄う♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

と、いってもカルチャーセンターの２回で完結の講座だ。
以前から、手軽に出来るヴォーカル教室を探していた。クラシックのオペラを唄いたい訳でなし・・よくあるカラオケ教室は演歌ばかり・・
シャンソンでもなし、ジャズでもなく・・コーラスでもない、
それにゴスペルでもない。英語で唄おう、ともちょっと違う。
懐かしのメロディでもなく、フォークソングでもない・・
こうして書くとかなり我儘我ながら呆れる・・。

ともかく普通のポップスソングを題材に、しかも気軽に教えてくれるところは
ないかな・・・と思っていたら、新宿のとある文化センターで、昔はもちろん今も
有名なハーモニーグループのリーダーが講師・・だという教室を見つけた。
２回シリーズなのだが、とりあえず行ったみた。
生徒は女性ばかり６名。だいたい私と同世代かちょっと上くらい。そのグループの
ファンの方が多いようだ。

講座の説明では、楽譜が読めなくても大丈夫・・とか書いてあったが・・課題曲は
初めて聞く曲・・。しかも１６分音符や8分音符のシンコペーションが沢山出てくるポップスソング・・。
ちょっと長い目の曲のようだ。うううっ、これを今からやるのか。譜面を見た途端にあぁーと思ってしまった。

最初は、発声練習。低いところまでパパパパ、バァーとやる。次は高音部・・・。
なんだか、発声練習するといかにもヴォーカルをやってる、って感じ・・とちょっと嬉しいような
バァーと延ばすところ、音が小さくなっていかないように、音量をキープ・・いう注意が皆にされる・・。ふむふむ。
そして・・講師の先生のピアノで数小節ずつメロデイラインをたどり、皆で唄う・・
なかなか難しい・・一度聴いたくらいでは、覚えられない。譜面を見ても1音違いの微妙な音や、ポーンとあがったりの箇所があったりして、ついていくのが難しい。

ともかく一通り終わると、先生のピアノの回りに集合して、数小節ずつ分担して、
1人で歌わさせられた・・緊張したなぁぁ・・。先生は皆さんへ、間違ってもいいから声をしっかり出して最後まで唄いきること・・とおっしゃった。私の順番・・
まだメロデイラインがしっかりつかめていなかったので、半分以上は自分で即興で唄ってしまったようなものだ（笑）

でも、なんだか楽しかったな・・。そういえば・・以前にハワイアンソングを習っていた時の先生もおっしゃっていた。間違ったと思っても、声を小さくしない。唄いきること・・。
あ、同じ事を今日の先生も・・。声は楽器で・・その音が萎むのは、もってのほかの
ことなのね・・。なんだか当たり前のことだけど・・今更、実感した夜だった・・。