ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

美しい国って???

2006年10月02日 15時07分19秒 | 社会

 Dr.コトーの行くような離島の景色は、それはそれは美しいですよ。でも、美しい国って、なんなのでしょうか?ぜーんぜん、ピンと来ません。わざと論点をぼかしているとしか思えないキャッチフレーズですよね。
 自然が美しい、というのならわかるけれど、電車内でしゃがみこむ学生が多いのは、とっても美しいとはいえないし、正直、小汚い国、日本のほうが現実ではないでしょうか?
 そらぞらしいことをそれぞれが言い募って言い逃れて、それで政治が動いていくという現実のほうが、よほどこわーいと思います。こんなことで、いいのでしょうか?
 田中角栄の列島改造論以来、自民党は国土をぶちこわすことで経済を活性化してきた。そのツケをもっと真剣に考えないといけないのでは。ダムもムダだったのに、田中さんは県知事選に負けちゃった(同じ田中でも私はコッチが好き)。
 一番大事なのは、ダウンサイジングです。見栄を捨てて、身の丈にあった生活をするんです、国として。それこそが美しいのではないでしょうか?
 それに、ま、ダウンサイジングと書いた私も悪いけれど、安倍晋三さん、イノベーションとか、フレンドリーにいたっては失笑してしまいます。そんなカタカナ、使わないで下さいよ。フレンドリーって、なんて軽薄なイメージなんでしょう。フレンドリーな社会って、ぞっとします。
 彼らは、教育改革をするといっても、あの、アジア侵略戦争を認めない、新しい歴史教科書に沿っての改革なんだから、戦前の全体主義に戻ってしまうようで、私は本当に不気味に思っています。
 二度と日本は戦争を起こしてはならない、それが教訓だったはずです。「戦争放棄」ということで、戦後の日本は国際的に復活できたんですから、これをずっと守りつづけてほしいです。戦争をしないという信念こそが、日本の生きる道だと、私は信じています。
 官僚の天下り全面禁止、それだけは絶対に実現してほしい。閣僚に女性が少なかったのも、ひっかかりました。どうなることやら。
 そうそう、最初、耳にした「美しい日本」というフレーズ、たしか、川端康成がノーベル文学賞の受賞講演のタイトルが、「美しい日本と私」、そしてのちにそれをパクッたようなタイトルの面白い本が出ました。中島義道著「うるさい日本の私」。なかなかの内容でした、オススメです。
 

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ディープインパクト、それでもがんばったよ

2006年10月02日 11時52分38秒 | 芸能スポーツ

 夫と一緒に昨夜、BSとNHK総合、両方でパリの凱旋門賞を見ていました。
 ディープインパクトの勝利が期待されるなか、大勢の日本人が集まったようで、世界の競馬もワールドカップ並?のようでした。
 ロンシャン競馬場は、パリの西、ブローニュの森の中にあるそうです。ちなみに、フランス競馬のサイトはこちらです。日本のJRAみたいなものでしょうか?フランス語でよくわかりませんが。凱旋門賞は2400メートルのコース、スタートからの登り勾配はちょっときつそう。それに、ヨーロッパの深い芝が、日本の馬に合うのかも不安材料でしたよね。結果は、3着。みんな、がっかりしたようでしたが、何より、怪我もなく無事に走り終えただけでも、よかったじゃないですか。それに、最後、一時は先頭に立ちました。ただ、それが早すぎたのでしょう。後から差されてしまいましたよね。でも、距離がもっと長かったら持ち直して、追い抜き返せなかったかなーーー。それに、買ったのは3歳馬、ハンディがないもの。
 3冠馬となりながら、有馬記念では負けてしまい、今回も最後に抜かれた、その経験がディープにとってトラウマにならなければいいのですが・・・。
 再挑戦もできるし、むりしないでまた機会を待って、がんばりましょう。まずは、武さんもディープもお疲れ様でした。夢のような競馬場をテレビで見られたし、感激でしたよ。
 カテゴリ、思わずクラシックとしてしまうところでした(クラシックレースですもの)。
 ヨーロッパの伝統は、それはそれはすごいもの。私たち日本人がクラシック音楽をやっているようなものですよ、そうそう、やすやすと勝たしてはくれませんよー。でも、目標は高いほど、達成感もあるのです。これからです、希望をもってください。こういうことで、かつての親父臭い競馬感が、少し高級感に変っていくことはいいことではないでしょうか。もともと、イギリスの社交場として競馬場があったのですし・・。だから、ロンシャン競馬場に行くときは、もっと着飾ってほしかったなー、日本人たち。
 武豊さんのオフィシャルページはこちらです。日記にも書いてありました。本当に悔しかったでしょう。でも、まだチャンスはあります。いつでも、武さんに乗ってもらいたいでしょうし、またがんばってください。お疲れ様でした。

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ケーゲルシュタットトリオ、再び

2006年10月02日 11時29分47秒 | 音楽

 14日に本番をむかえるこのトリオ、私は未だに不安が一杯です。ヴィオラ弾きとしては、曲の出だしがヴィオラとピアノ、メインのクラリネットが登場するまで、聴衆を惹きつける演奏をしなくてはならないわけです。それも、最初はフォルテ。ヴィオラって、なかなか大きな音がでないんですよねーー。さらに、苦手な装飾音。
 個人レッスンの先生に見てもらったときに、どうしてうまく弾けないので、「それでは一弓で弾いたら?」とアドヴァイスされました。そのテーマとも言えるフレーズを、すべてそのように弾いていたのですが、先日の3人での練習で、やはり私だけ違うニュアンスになってしまっていました。でも、装飾音を際立たせすぎても、逆に音楽が流れていかないということにもなってしまいます。
 ずっと練習をしてきたので、なんとか拍を感じられるようになりました。今までは、ごまかすように弾いていたけれど、最初からこのような後ろ向きの姿勢では、いい演奏ができるわけはありません。本番まで残りわずかですが、ここで心を入れ替え、きちんと弓を返して私も少し際立たせて演奏することにしました。それで失敗しても、しかたないし、やってみなくては、せっかくのチャンスですから。
 でも、1小節が6拍子、1拍が8分音符で、装飾音は3拍目の後半から64分音符でタラララとすばやく入るのです。うーーん、とってもキビシーーー。でも、モーツァルトはヴィオラの達人でもあったわけですものね。とにかく、拍を守って遅れないように、全体としての音楽を忘れないよう、がんばってみましょう。
 この曲は、さらに2楽章も、ヴィオラは苦難の連続、終楽章はさらに、厳しい聴かせ所があるのです。すごくいい曲なんですが、はてさて、どうなることやら。
 おっ、朝からの雨が、いまは晴れてきましたよー。希望をもちましょう。(失敗したら、ヴィオラジョークってことで)
 先日は、合奏団のK先生も、ヴィオラはセカンドポジションやフォースポジションが難なく弾けなくてはだめだよって言われてしまいました。高ポジションでも、いい音色を出すことが課題ですね(ヴィオラにとっては4がすでに高だわさ)。

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