先日、日本テレビの「メレンゲの気持ち」に、松澤一之さんがゲストで出演していました。なつかしいですね。彼の素の話、面白かったです。劇団夢の遊眠社では、ずいぶんと見ていました。まず、私と姉がはじめて彼らの芝居を見たのが、81年夏、新宿もりえーるでの「走れメルス-少女の唇からはダイナマイト!」でした。そのとき以来、私たち姉妹は、遊眠社の「虜」になってしまったのです。私はクラシック音楽に向ってからはあまり見なくなりましたが、姉はずっと見ていたようです。最後、解散公演は、姉と一緒に見ました。
そう、最初に見た芝居、松澤さんが当然いました。そして、みんなの目のキラキラに、すっかりまいってしまったのです。その後、団員の治田敦さんの教えるジャズダンス教室にも姉と一緒に通い、駒場東大前のグリム館でカレーを食べたりしていました。その喫茶店では、松澤さんが現れたときがあり、話していることが「えーーー??」という内容で、驚いていたら、テレビの仕事の話だったのです。そう、彼は深夜番組で「ナンパーマン」という役をやっていて、素人の女性をナンパして、彼女の家で風呂を浴び、下着を1枚いただくという「お仕事内容」だったのです。仕事とはいえ、大変でしたよね。
その彼が、再婚して、お嬢さんにとても嫌われているなんて、あの主役を張ったハンサムが!そう、番組でも言っていたように、段田安則さんが入団してから、2枚目役はみな、彼にいってしまい、その後、上杉祥三さんも現れたってわけです。羽場裕一さんもいたし、綺羅星のような俳優陣ですよね。もちろん、女優もすごいメンバーです。私は、松浦佐知子さんが好きでした。いまは、シスカンパニーというプロダクションに多くの旧団員が所属しています。
松澤さん、本人も自覚している変人だそうですが、うちの夫も、かなりの「変人」。何を考えているのかわからないので、私はたまにヒステリー状態で怒ります。彼の奥さんは、忍耐力があって、えらいですね・・・。いやー、懐かしくて、うれしかったです。