はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

ホシガラスの気まぐれブログ その2

2009-12-13 20:34:52 | Weblog
 12月6日  佳く晴れた日です。

 7時に家を出て海へ向かいました。昨日、雨の中でちらりと見たウミスズメ
をもう一度確認するためです。現場には7時半に着きました。
 富士山が綺麗に見えますが、暖かいので少し霞んでいます。



 ウミスズメは、ウミスズメ類ウミスズメ科の水鳥で体長26Cm、日本には
冬鳥として渡来しますが、関東では珍しい鳥です。それも何時もは沖に居て
今回のように近くで見られる事は貴重です。遠くに6羽見えました。



 コイワシの群れを追って近くに来ました。





 ウミスズメに気を取られているとスズガモの♀の群れが沖を飛んで
います。



 間もなく着水しました。♀だけの群れで♂のいない女系集団です。



 珍しいのでウミスズメに戻ります。



 コイワシを追っていると水面に出たと思うと直ぐに潜ります。





 1時間半ほど見て、例会も有るので引き揚げました。
 日曜日の為か海岸ではサーファーが沢山浮いていました。



 例会は鳥が少なく参加者の数が勝りました。終着地の公園では落ち葉が
模様を画いています。



 午前の木漏れ陽が冬の気配を感じさせていました。



 午後は鳥の渡りに就いての講演を聴きに横浜へ出掛けました。
 渡り鳥の各個体のコースは南下も北上も同じコースを辿る事が、発信器
をつけて調査した結果、判明しているとのことです。
 最近は人工衛星を利用して調査が出来るようになりましたが、その費用は
何千万円の単位となるので簡単には出来ません。
 サシバについての渡り調査が下記のように図示されました。



 左の黄色い線は梅雨前線により、中国から朝鮮半島へ迂回したコース
とのことです。

 一日、有意義に過ごしました。暗くなってから帰宅しました。

 12月7日  今日も良い天気です。こんな良い天気にじっとはして
いられません。三度目のウミスズメ観察に出掛けました。

 ウミスズメに追われたコイワシの群れが跳ねています。



 良い天気と思って出掛けましたが雲が出てきて富士山は隠れてしまい
ました。
 またウミスズメの写真です。



 警戒する時や、仲間との合図の時はチッチッと可愛らしい声で鳴きます。
 スズメのような声とも言われています。



 カンムリカイツブリもいました。これからは屡々みられる事でしょう。



 イソヒヨドリの♀が近くに降りました。イソヒヨドリと言っても
ヒヨドリの仲間でなく、ヒタキ科の小型ツグミの仲間です。
 この鳥も雌は地味です。



 ウミスズメの水中での泳ぎは、まるでペンギンのようです。



 近くの漁港にキンクロハジロが気持ちよさそうに眠っています。



 二日間に亘って一応はたっぷり観察しましたので引き揚げ周辺を散策
しました。

 海には小春日和の陽が燦々と降り注いでいました。平和な眺めです。



 ヨットハーバーには沢山のヨットが並んでいます。



 帰宅後、一休みしてから平家物語の受講に出掛けます。
 この日は慌てて出掛けたのでテキストを間違えて持って行ってしまい
他人から借りて拡大コピーしたお陰で文庫本の小さい字に悩まされずに
済みました。目もぼつぼつ考えなければならなくなりました。

 12月8日 晴れて暖かい日でした。

 68年前のこの日、日本は不幸な国へと進み始めました。そして今でも
他国の支配下にあるような情けない国になっています。
 
 仮にこの日が無かったとしても資源の無い日本は、何時かはどこかに
頼らざるを得ないかも知れませんが、知的な面では対抗出来たでしょう。
 要は施政者の人格と、それを選ぶ国民の知力だと思います。

 このままでは日本は、もっともっと情けない国になってしまうと思う
のは私だけでしょうか?

 68年前のこの日、私は小学校6年生でした。寒い日でした。
 校庭に全校生徒約二千人が集められ、校長から訓辞がありました。
 子供心に何も判らず奮い立ったものです。

 そして68年、今日は午前中グラゥンドゴルフを楽しみ、午後は近くの
公園を歩く会に参加しました。
 この公園は森を構成する樹木の多くが照葉樹の為、鳥は少なく植物に
興味を抱き発見が有る場所です。適当な起伏があるので良い運動にも
なります。行程は約2Km弱で、ぶらりぶらり歩くには適当な丘です。

 出がけに家の近くのお寺の銀杏が綺麗なので撮りました。



 公園には近年、古民家の長屋門が移築されて文化財とされています。



 折角の長屋門なのに、前面に生け垣が有り詩情を損ねています。
 行政の配慮が足りません。

 日溜まりになるような所に、沖縄では普通に見られると言われる
タチアワユキセンダングサ が、まだ花を付けていました。



 時節柄余り発見は有りませんでしたが、紅葉が夕日に映えていました。



 黄葉が池に写って綺麗です。



 帰り際にもう一度黄葉を眺めます。



 夜は日本書紀の講座です。今日はテキストを間違えずに持参しました。
 陽が落ちると、めっきり冷えて来ます。

 12月9日  

 曇り日でしたが、吹き矢には30人も集まり今日も盛況でした。
 午後は嫌いな歯医者通いです。後一回で終わるとのことでほっとしました。

 12月10日  

 グラゥンドゴルフの記録会ですが、参加者12名だけでした。
 皆さん高齢化が進み、寒いと休みが多くなり脱会者も増えて来ました。

 12月11日  昨年40周年を機に解散した地域の鳥の会の有志が
集まって想い出会を開きました。生憎の雨の中を出掛けました。
 11時から15時まで歓談して次回を約して別れました。

 その後、私は嘗て日本のチベットと言われた岩手県沢内村が豪雪を
はね除けて立ち上がる映画を観に行きました。
 昭和29年が始まりで、その頃私も勤めの中で度々訪れた事がある
ので懐かしく観ました。あの当時、秋田県から山越しして行ったり
横黒線(秋田県横手から岩手県黒沢尻・今の北上市を結ぶローカル線)
で和賀湯本からバスで湯本へ行き一日に一本のバスで行ったものです。
 バスが無いと約20Kmを歩きました。

 その頃は自動車も無く現場へ行くには殆ど歩くしか無かったので
それが今の健康に役立っているものと感謝しています。

 12月12日  晴れて暖かく10月の陽気と言われていました。

 猛禽類の生態調査に参加し、9時から15時まで空を眺めていました。
 暖かくて大変楽でしたが、こんな日ばかりは無くこれからは北風の
吹く中での観察もあります。
 この調査も繁殖期を中心に現在まで10数年続いています。
 自然相手の仕事は根気のいる仕事です。それも総てボランティアだから
出来る事です。


 今回も大分長くなりましたので、この辺で終わります。
 もし最後まで読んで下さった方があれば心から感謝します。
 ご苦労様と共に有り難うごさいます。




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2 コメント

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お元気で何よりです (とくべえ)
2009-12-14 00:18:44
こんばんは。11月末からの分を一気に見させて頂きました。

丁寧にお書きになっているので、私もご一緒に歩き回っているかのようで、楽しくなりました。
関東の秋から冬への移り変わりを、懐かしく思い出しております。ありがとうございました。
今後ともお元気で。
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とくべえさんへ (鎌倉のホシガラス)
2009-12-14 09:08:13
 詰まらないブログをご覧頂き有り難うございます。そしてコメントも嬉しく思います。
 何故か後半の日付がいまだに11月になっていて、どうも師走が嫌いのようです。
 こちらも日替わりで暖かくなったり寒くなったりの気候で、弱い年寄りは対応が大変と思います。
 今日からはまともな冬になるようですが、御地に比べれば春のようなものです。
 有り難うございました。
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