はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

ホシガラス酒匂川へ

2009-12-14 10:42:37 | Weblog
12月13日  一転して曇り空で寒い日でした。

 定例の酒匂川探鳥です。寒いのに、それにもめげず18人が参加され
ました。
 冬鳥の最盛期に入りましたので多いに期待して出掛けましたが、酒匂川
の堤防に立つと鳥影はさっぱりです。ムクドリが騒ぎモズがひっそりと灌木
の梢に止まっているだけです。
 然し、良く見ると曇り空の下で沢山のヒメアマツバメが飛び交っています。
 川の中州にはダイサギ・コサギがぱらぱらでした。
 粗末な新居?でハシボソガラスのペアが睦まじく囁いていました。



 河川敷の草むらの灌木の梢にモズです。



 鳥影も少ないので歩くテンポも速く9時半頃には取水ダムに着きました。
 ヨシガモの♂が大分綺麗になっていました。

 嘗ては湖面を埋め尽くす程の鴨達の群れでしたが、最近では遠くに
ぱらぱらの状態です。それも我々の影を見ると遠ざかります。
 対岸までは250mぐらいでしょうか?我々が向こうへ行く頃には
いち早く察して遠くへ移動します。
 二班に分かれて両方から行くと恐らく飛び立つ事でしょう。

 兎に角、鳥は警戒心強く目も格段に良いようです。



 何時もの場所ではゴイサギが昨夜の事でも考えているのか、これから
何処へ行ったら美味い餌にありつけるかなとでも考えているのでしょうか。
 物思いに耽っています。



 今日の目玉と期待していたカワアイサの群れが現れました。
 ♂2羽と♀6羽でした。200mぐらいの遠さです。



 カワアイサの群れに一羽のウミアイサの♂が接近して来ました。
 カワアイサの♂が追い払いに行きます。
 左から2羽目の小さい方です。カワアイサは体長65Cmですが、
ウミアイサは55Cmと小さめです。普通は別々に暮らしているので
すが、こんなに接近することは珍しい事です。
 遠くて良く見えませんが、カワアイサの♂の頭は緑色で、つるんと
しているのに対してウミアイサの♂の頭はぼさぼさの冠羽が有ります。



 飯泉橋を渡っているとグループの一人が呼んでいますので行って
見るとノスリが木の枝に止まっていました。
 ノスリはワシタカの仲間でも余り働きが無く、鷹狩りにも使われず
可哀想にバカトビとかクソトビとかマグソダカなどと蔑称されていま
した。飛び方が野を摺るように飛ぶので、この名が付けられたとの説
もあります。



 川の中州には何時ものようにハマシギの群れが忙しく餌を漁って
います。



 河口近くの草原の草を刈って整地作業をしている上でチョウゲンボウ
が物怖じもせずに眺めています。
 大分近づいても動きません。何故かと見ていると整地の時に地中から
掘り出される昆虫や蚯蚓などを狙っているようです。
 アマサギが田起こしの時に農具の後について飛び跳ねる地中生物を捕ら
える姿は良く見かけますがチョウゲンボウの場合は初めて見ました。



 チョウゲンボウに気を取られていると又、後ろで立ち止まって何か
見ています。戻って見るとオオタカの若鳥でした。これも遙かな遠さ
です。対岸の河川敷です。



 再びチョウゲンボウの場所に戻ると何か長い物を掴んでいます。
 蛇だ、蚯蚓だといろいろ騒ぎましたが何か判りません。
 恐らく大きな蚯蚓ではないかと結論がでました。
 下の写真では長い物が下がっていますが、次の写真では食べたのか
消えています。





 河口付近の鴨達の群れの中にカンムリカイツブリが眠っていました。
 これから良く見られる事でしょう。



 最後に今日期待のひとつ、ハジロカイツブリがやっと出ました。
 普通のカイツブリより、やや大きめの31Cmです。丁度逆光に
入ったので頬から首にかけての白色が判然としませんがご勘弁を。



 9時から14時半まで歩いて今日は52種の鳥に出逢えました。
 先月より2種多かっただけでした。来月はもう少し増えるかも
知れません。
 寒い一日と覚悟していましたが、それ程では無く助かりました。

 12月14日  今日も曇りです。時々陽が射す
くらいでぱっとしません。予報では12月本来の寒さが続くと報じています。

 カメラの修理が出来上がったので銀座へ出ました。序でに勤めて
いた会社のOBの部屋に寄りカレンダーを貰いました。
 本来なら年末に集まって幹部の講演を聴き、その後で懇親会となり
帰りにカレンダーと手帳その他を貰うのですが、今年は流感の影響で
取りやめになりましたので各自で出向くことになりました。

 帰りに映画館の時間を見ると丁度開演の時刻なので、予てから観よう
と思っていた『2012年』に入りました。

 惑星が地球に向かって一直線になると地殻に変動が起き、地軸も曲がり
北極と南極が移動し、海水が盛り上がりエヘレストが崩れて最高峰で
無くなるのが2012年の12月21日と言う想定の映画です。

 最近はCGを駆使していろいろな映像が出来ます。以前、日本でも
小松左京の『日本沈没』と言う小説と映画がありましたが、それの世界版です。

 地殻が変動し世界各地で地割れ・陥没、それに伴う大津波でアメリカ
大陸もアフリカ・もヨーロッパも壊滅状態になり中国が何万人も収容出
来る脱出船を7隻建造しますが、それに乗るには一人10億ユーロ
(1300億円)のチケットを買わなければ乗れないとの事で各国の首脳
が優先的に乗船しますが、暴動が発生し多くの人が船になだれ込んで辛う
じて助かり、変動が静まった後に新しい0001年が生まれると言う
ストーリーでした。
 2時間半の長編でしたが、CGの素晴らしさが満喫できました。

 今回はこれにて。