何でもっと早く私に相談しなかったんだってねぇ! 玲奈だってそうだ! 何も探偵何かにならなくたって、私に相談すればいいじゃないか?! 自分で探し出す? 何やってんだあいつは!!」今度こそ席を立つ父。「彼女は今まで何人も救っています!」父は1度須磨を睨み、立ち去った。
児玉を見張りに付け、玲奈達が揃って部屋の前で待ち構えていると、澤柳邦夫は帰ってきた。後ろから児玉が退路を塞ぐと、観念し、「どうぞ」中へ通された。部屋を物色しつつ、話しを聞く児玉達。玲奈は黙って様子を見ていた。「4年待たされましたけど」名前と性別の変更にはそれだけ時間が掛かり、邦夫社会保険ではなく国民健康保険に入っていた。資料を精査した竹内は「これではっきりしたな」と玲奈に話し掛けた。児玉達は戸惑ったが、「私が探してる探偵は澤柳菜々じゃなかった」口を開く玲奈。死神は邦夫の改名が済むまでの期間、転居届けとそのキャンセルの偽手続きで澤柳菜々の住民登録を二つの自治体で行い、一定期間自由に使える戸籍を手に入れ遺産相続目当ての殺人を繰り返していた。本来の戸籍は結婚等しておらず、やがて邦夫に変更されリセットされる上に関連の資料は後に家裁から盗まれていた。「じゃあ、お前が探してる探偵は?」「今も何処かでのさばってる」鴨居の問い掛けに憮然と答え、玲奈は邦夫の部屋から出た。
琴葉が目覚めると、荒らされた閉じられたはずのスマ・リサーチ社オフィスだった。縛られ動けない琴葉。そばには彩音も縛られ、点滴を打たれ力を失っていた! 心電図まで置かれている。「何これ? お姉ちゃん!」「菜々、お願いだから、琴葉連れてきたじゃない。菜々、友達になったのに! 琴葉と仲直りさせてくれるって言ったのに!!」痙攣し、心電図の警告音が鳴り、彩音は意識を失っていった!
野放図のマリコは
7に続く
児玉を見張りに付け、玲奈達が揃って部屋の前で待ち構えていると、澤柳邦夫は帰ってきた。後ろから児玉が退路を塞ぐと、観念し、「どうぞ」中へ通された。部屋を物色しつつ、話しを聞く児玉達。玲奈は黙って様子を見ていた。「4年待たされましたけど」名前と性別の変更にはそれだけ時間が掛かり、邦夫社会保険ではなく国民健康保険に入っていた。資料を精査した竹内は「これではっきりしたな」と玲奈に話し掛けた。児玉達は戸惑ったが、「私が探してる探偵は澤柳菜々じゃなかった」口を開く玲奈。死神は邦夫の改名が済むまでの期間、転居届けとそのキャンセルの偽手続きで澤柳菜々の住民登録を二つの自治体で行い、一定期間自由に使える戸籍を手に入れ遺産相続目当ての殺人を繰り返していた。本来の戸籍は結婚等しておらず、やがて邦夫に変更されリセットされる上に関連の資料は後に家裁から盗まれていた。「じゃあ、お前が探してる探偵は?」「今も何処かでのさばってる」鴨居の問い掛けに憮然と答え、玲奈は邦夫の部屋から出た。
琴葉が目覚めると、荒らされた閉じられたはずのスマ・リサーチ社オフィスだった。縛られ動けない琴葉。そばには彩音も縛られ、点滴を打たれ力を失っていた! 心電図まで置かれている。「何これ? お姉ちゃん!」「菜々、お願いだから、琴葉連れてきたじゃない。菜々、友達になったのに! 琴葉と仲直りさせてくれるって言ったのに!!」痙攣し、心電図の警告音が鳴り、彩音は意識を失っていった!
野放図のマリコは
7に続く