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いくつになっても人生これから

たまの読書ー一冊でわかる中国史

2022-04-11 10:56:04 | 読書メモ

一冊でわかる中国史

岡本隆司

河出書房新社 2020年

 

「一冊シリーズ」というのがあるらしく、はじめてアジアの国を取り上げたらしい。

中国ドラマを大量に見ているのに、なにも知らないと言ってもいいくらい

中国を知らないので、図書館で借りてきました。

 

中国4000年というけれど、8万年前から現代までを1冊で学べるようになっています。

まだ、途中ですがいろいろ秘密があるらしいです。

 

秘密といってもね~。本に書かれている訳だからね。

 (↑ 細かいツッコミは忘れない)

 

ドラマや映画では三国志時代が繰り返し描かれているので、その頃の人物の

名前は多少聞き覚えがあります。

それで、その人知ってる!なんて思いながら読んでいます。

先を急ぐのであっさりしています。

中国史上唯一の女帝「武則天」もドラマにすれば70話くらいですが

本では2ページ。

勉強のために借りてきましたが、ドラマの記憶があるので

映像付きで、頭の中を整理している感じです。

 

すぐに忘れてしまうのですが、今のところなんとかついて行ってます。

「はんこ」や「元号」などは中国発祥でありながら中国ではもう使われていなくて

日本には残っているなど、興味深いことも書かれています。

 

中国でハンコ使ってないんだ!

 

 

 


たまに読む本①65歳からは検診・薬をやめるに限る

2022-01-23 10:52:39 | 読書メモ

65歳からは検診・薬をやめるに限る

名郷直樹著

さくら舎 2017年

 

検診、薬を全部やめろというわけではなくて

高齢になると薬の力が及ばなくなることが多いので、

必要のないものを摂取するのはやめていこうというお話でした。

最後のお薬の話以外のところが共感できました。

 

まとめ部分で~

高齢になった人に、「健康で暮らして」というのはチト酷なんじゃないか。

だれでも、老化すれば弱っていくのが自然の摂理。

そこを、がんばれ!と言われてサプリなどを頼るのはつらくないですか?

弱っても、健康でなくてもそれなりに暮らしていける環境があることがいいことではないですか?

 

高齢者だけでなく、若者も「体調が悪ければ休んで回復させてください」と

ほどほどのがんばりで暮らしていける環境が必要ではないですか?

 

ホントそう思います

 

 

お薬や検診の話では、科学的なデータをもとにわかりやすく解説されていて

いろいろわかったうえで、検診を受けたり、薬を処方してもらうこと。

わからないままにしていると、医者の方では患者さんの状態が良くて

自分の処方が合っていると判断するので、なんでもお医者さんに話したほうがいい。

 

サプリは危ないケースがある。

規制の厳しい医薬品でも危ないことがあるが、サプリやトクホは規制がゆるいので

こちらのほうが危ない。

「個人差があります」と小さく書いてあるのがミソ。

医薬品として認められなかったものがサプリになっていることもある。

 

そうなんだ!

サプリってほとんど飲んだことないけど、可も不可もないならまだしも。

「個人差があります」の一文で、自己責任になるんだって!

こわい話だよ。

 

高齢になればなるほど、薬の力は弱くなり、飲まなくても大して変わりないのでしょう。

(↑ 老化現象に対しては薬で対抗するのはむずかしい)

うちのばあちゃんがおなかがいっぱいになるほど薬を飲んでいて、苦しいので

お医者さんに相談したら2種類だけ残して、あとはやめたことがありました。

その後ばあちゃんは胃の痛みがなくなって体調がよくなりました。

お医者さんには「調子がわるくなるかもよ」みたいなことを言われて

ちょっと脅かされましたけどね。

 

老化に薬は効かないってことですね。

 

 

 

 

 


今年は読書22-大迫傑 ~走って、悩んで、見つけたこと

2021-11-18 07:28:40 | 読書メモ

大迫傑 ~ 走って、悩んで、見つけたこと

2019年 文藝春秋

 

東京オリンピックに合わせて出したと思われる。

1年延びても特に影響はない内容でした。

中学生の頃からずっと走り続けてきた大迫さんの

心の記録のようなものと受け取りました。

 

心に残る文章があったので、書留めました。

 

自分がやるべき事をすべてやっているのでスタートラインに立つということは

僕の中では一つの勝利。

 

一度決断したら終わったことはくよくよ考えず、次にどうするのかと考えるだけ。

 

マラソンはやっぱりきついものです。

でも目の前にあると避けられないから、向き合うしかない。

 

マラソンにおいて大切なことはなるべくシンプルにすること。

色々と考えてみたところで、大体の事はおきないもの。

 

環境が変われば孤独感は強まるし不安もあります。

だけど、やることさえやって耐えていればいずれは絶対に慣れる。

 

やらない理由と言うのは探さなくても簡単に見つかるものです。

 

不安は誰もが持つもの。

一度受け入れることも大切。とらえ方の違いだけで結局は同じことなのだから

ポジティブに置き換えるように気の持ち方を変えればいい。

 

辛い時こそ前を見るのではなく下を見て一歩一歩進んでいけばそんなに苦しむことはない。

足元だけを見ていれば、その瞬間瞬間に価値があるとわかる。

 

みんなもっとシンプルに考えるべき。

できた、できなかった、やった、やらなかったで判断すればいいのに

言い訳を探してしまう。その言い訳に価値はあるのでしょうか。

 

文章の前後に、MGCの事や、東京国際マラソンの事、その他のレース、

日常の事が書かれているので、切り取った文章で伝わるかわかりませんが

全体が非常にシンプルでまじめな印象です。

スナップ写真が所々に挟まれていますが、絵になってます。

 

人生相談したくなる・・・・

 

 

 

 

 


今年は読書21ー大奥づとめ

2021-10-10 09:17:41 | 読書メモ

大奥づとめ

永井紗那子 講談社 2018年

 

大商人の娘や旗本の娘などが、箔をつけるために大奥に上がる。

うまくいけば、将軍様のお手付きになって、大奥で地位を得らるかも。

 

年頃になってから大奥に努める人、12~13歳から入る人、

ある程度の年で入る人。

自ら望んでいる人、家に居られなくてはいる人、それぞれ。

大奥で働く女たちの人情噺集。

 

たまにドラマで見る大奥は妃たちのバトルが中心ですが、

本では、下働きやそのちょっと上の使用人のお話です。

下の者たちも結構複雑です。

でも、中国ドラマに比べるとずいぶん平和でした。

 

 

中国ドラマに毒されてますな。

 

 

 


今年は読書20ー鷹の城

2021-09-27 07:51:35 | 読書メモ

鷹の城

山本巧次

 

光文社 2021年

 

先日読んだ「八丁堀のおゆう」がおもしろかったのでもう1冊借りてきました。

「おゆうシリーズ」は7冊になっていました。(貸し出し中)

あとは鉄道関係の推理ものが2冊ありました。

著者のプロフィールを読むと鉄道会社に勤務されているようです。

 

さて、「鷹の城」ですが、これもタイムスリップ物です。

「おゆう」は現代から江戸へ、今回の主人公は江戸から戦国時代へ。

 

江戸の同心新九郎は地震に巻き込まれて気が付くと戦国時代にタイムスリップしてしまう。

秀吉に攻められて籠城している青野城の中だった。

その城で殺人事件が起こり、新九郎が解明するように命じられる。

 

前回は現代と行き来して科学捜査をしていたけれど、今回は行ったっきりで

最新でも江戸の知識しかない。

ということで、頼りになるのは推理のみです。

 

そういえば、あの有名な探偵「エルキュール・ポワロ」も指紋鑑定もしないし

DNAも調べないで、犯人を捕まえてました。

 

元気がよくて、賢い姫君がいたりして、推理自体は少し弱いですが面白いです。

この作者の特徴みたいですが、最後の説明がやや長い。

溜めておいて、一気に推理して解決するというのが、アガサ・クリスティーに似てるなあと

思いましたら、推理物が好きでクリスティーも相当読んだそうです。

まあ推理ものはだいたいそういう流れですけどもね。

 

やったー20冊。

去年の3冊から大幅アップ!

 

長袖を着たり脱いだり初秋かな

俳句はお休み中です。たまに思いつくのですが、それがどうしたと言われそう。

 

多読多捨と同時に多読多憶もあるそう。