画像は帰京車中の馬鹿騒ぎ。左から貝沼さん,瓜生さん,松永さん。後方で立ってる白シャツの人は知らない人。僕らは通路に車座で酒盛り。ラルクと嵐のコンサートがあったらしく,新幹線はさながら満員電車。
思い出せば試合は2年9ヶ月ぶり。当時はそれほど左ストレートが強かった印象はないが,今回は誰からも左ストレートがよかったと言われる。師範からも「パンチ強いなあ,全日本出れるよ」とのお褒めの言葉を。柏木パンチのお陰かな。
試合やってやっぱりパンチの重要性を痛感。これからボクの稽古では移動稽古で逆突きの人数分をやることにする。聞けばマイケル・トンプソンがこうしてパンチを鍛えたとか。
反省点。
① 決め技の左奥足下段のみに頼りすぎたか。もっと多彩な決め技を披露すればよかったかも。今となっては後の祭りだが。でも勝とうと思ったら効かせた技を連打してそこを集中攻撃しますよね。そういう意味では間違いではなかったのかも。勝負にこだわりすぎてドン臭い空手になったかも。
② 2週間前にスネを痛めたこと,スネを鍛えていなかったこともあり,(ガードされる恐怖心から)左ミドルが出ない。スネ鍛えないと。
③ 「優勝する」という気持ちで稽古できなかった。当日も,優勝するとまでは確信できない自分がいた。天野さんには優勝しなきゃダメ,と言われて臨んだけど,やっぱりブランクは大きかったか。気持ちの弱さ,これは稽古不足&試合不足から来る。
~~~~
試合前の逃げ出したいような緊張感,癒してくれるのは道場生の応援団。いつも見てる顔を間近で見るだけで緊張感が和らぐ。貝沼さん,角,瓜生さん,野口さん,菊先輩,加藤先輩等々城南支部のみなさん,はるばる新潟まで応援ありがとうございました。
各試合前にはツノに脇腹伸ばし→開脚→案山子→卍→正座→腸腰筋→膝地獄という塚本先生直伝のヨガ風柔軟体操をして体をほぐし,かつあっためる。ツノ,どうもありがとうございました。
以下は忘れる前に各試合の総括。なお,今回のエントリーは20人。
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■ 初戦
最初の30秒,なかなか手が出ない。まだ暖まってないし,テンションも上がらず。でも後半1分は声も出て前に出る。パンチ連打からの左足奥足下段で相手を場外へ押し出す。
■ 2回戦
新潟の黒帯の方と。空手暦は先方が多少上,年齢はボクが上。スタミナ・経験を考えると軍配は向こうか…と思われるところですが,城南支部の意地を見せんと頑張る。
開始30秒で左上段変則廻し(ブラジリアンキック,マッハ蹴り)を決めて技有り。狙ったわけではないが,「そこに顔があったから」咄嗟に蹴ったら自然と変則蹴りになり,左足首が相手の耳下頭蓋骨に当たる理想的?な上段廻しに。ゴツンて音と感覚がまだ残っている。前回の世界大会?で塚本先生がデニスに決めたのと全く同じ形。塚本先生の一応弟子としての末席を汚す面目を保つ。残心までしっかり決めてカッコつける。
後で聞いたら,この上段回しの前に左ミドルが入ってたらしい。だから相手は2本目も同じ軌道だと思ってガードを下げた,とのこと。期せずしてフェイントになっていたのね。左ミドルについては全く記憶になし。
それ以後下がったら折角の技有りがもったいないので,パンチと左奥足下段で前に出る。
■ 準決勝
昔の渋谷金曜夜,将也さんの稽古で一緒に汗を流した掛水君と。城南同士の潰しあい。彼は俺より10も若いし,ウェイト制に出てる。かたや俺は指導に専念するロートル… 掛水君有利と誰もが思ったでしょうが(実際俺も彼の胸を借りるつもりも少しあった),一応先輩としての意地を見せる。
「そこに胸があったから」咄嗟に左胸パンを連発。肩甲骨ごと投げ出す感じで。自分は時計の反対方向に回り,それを追ってくる相手の胸をめがけて胸パン。こうすると相手の動きに対するカウンターになるから普通の胸パンより効くのよね。渋谷のM大先生に教わった「顔の近くを攻撃されると人間は嫌がる」との教えを試合中に思い出し,なるべく上の方,(胸筋部分ではなく)鎖骨部分を連続攻撃。佐伯先輩に教わった「拳に角度をつけると効く」は実践に至らず。これは次の課題。
2回戦から10分後くらい,休む間もなかったので心臓がバクバク行ったまま試合開始。2分が長く感じた。試合途中でちらりと正面横の電光掲示板で時間を確認,33秒だったのでラッシュをかけた。
■ 決勝
有井先輩にはラッシュがあるから,延長までもつれ込んだら勝てないと判断し,最初の1分から前に出る計画。効かせてラッシュを止めようとしたけど,効かなかったので止められず。
仕留められなかったのがいけないのか,スタミナ不足がいけないのか,戦略が間違っていたのか… 入来師範からは「時間配分が間違ってるよ」とのご指摘。最初の1分はしっかり見て,最後の2分で前に出た方が良かったのかなあ。それで旗を上げる自信がなかったのがいけないのかな。
開始2分くらい,逃げる有井先輩の上段めがけて(逃げる方向からカウンターを狙い)飛び後ろ廻し。第5回世界大会で横浜木元師範が外国人選手に一本負けしたやつね。当たったけどガードされる。こんな大技が出たのも成長の証とするか。でもこういう技使ったからスタミナ消耗したのかも。最後の方にもう一度苦し紛れに後ろ回し出したけどこれは空を切る。しっかり見ないとダメだよね。
恥ずかしながら先輩である相手の有井先輩の顔面を蹴る勇気というか覇気というかテンションが出なかった。蹴るチャンスは何度かあったけれど。試合で遠慮しちゃあかん。代わりにお茶を濁すような効きもしない前蹴りを数度出す。まあこの前蹴りも後半の変則回しに繋げる布石ではあったんだけど。
延長最後では最後の足掻きで胴廻し回転蹴りを試みる。最近全然練習してないから切れが全くなかった。
~~~~
心配した上段も,危ないシーンはなかった。接近戦では前に出てガードを上げ,離れては鼠径部(そけいぶ)に重心があったから見切ってよけれた,ということでしょうか。
オーソドックスは全く出ず。全部サウスポーだったなあ。
自分のスタイルがヒット&アウェイであることを知る。テレビでよく見るようなドツキ合い,ああいう空手はワタシ好きではないので。パパッと入り,パパっと下がる。理想は「蝶のように舞い,蜂のように刺す」空手。でもアウェイせず押し続けた方が良かったシーンもあったのかも。
思い出せば試合は2年9ヶ月ぶり。当時はそれほど左ストレートが強かった印象はないが,今回は誰からも左ストレートがよかったと言われる。師範からも「パンチ強いなあ,全日本出れるよ」とのお褒めの言葉を。柏木パンチのお陰かな。
試合やってやっぱりパンチの重要性を痛感。これからボクの稽古では移動稽古で逆突きの人数分をやることにする。聞けばマイケル・トンプソンがこうしてパンチを鍛えたとか。
反省点。
① 決め技の左奥足下段のみに頼りすぎたか。もっと多彩な決め技を披露すればよかったかも。今となっては後の祭りだが。でも勝とうと思ったら効かせた技を連打してそこを集中攻撃しますよね。そういう意味では間違いではなかったのかも。勝負にこだわりすぎてドン臭い空手になったかも。
② 2週間前にスネを痛めたこと,スネを鍛えていなかったこともあり,(ガードされる恐怖心から)左ミドルが出ない。スネ鍛えないと。
③ 「優勝する」という気持ちで稽古できなかった。当日も,優勝するとまでは確信できない自分がいた。天野さんには優勝しなきゃダメ,と言われて臨んだけど,やっぱりブランクは大きかったか。気持ちの弱さ,これは稽古不足&試合不足から来る。
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試合前の逃げ出したいような緊張感,癒してくれるのは道場生の応援団。いつも見てる顔を間近で見るだけで緊張感が和らぐ。貝沼さん,角,瓜生さん,野口さん,菊先輩,加藤先輩等々城南支部のみなさん,はるばる新潟まで応援ありがとうございました。
各試合前にはツノに脇腹伸ばし→開脚→案山子→卍→正座→腸腰筋→膝地獄という塚本先生直伝のヨガ風柔軟体操をして体をほぐし,かつあっためる。ツノ,どうもありがとうございました。
以下は忘れる前に各試合の総括。なお,今回のエントリーは20人。
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■ 初戦
最初の30秒,なかなか手が出ない。まだ暖まってないし,テンションも上がらず。でも後半1分は声も出て前に出る。パンチ連打からの左足奥足下段で相手を場外へ押し出す。
■ 2回戦
新潟の黒帯の方と。空手暦は先方が多少上,年齢はボクが上。スタミナ・経験を考えると軍配は向こうか…と思われるところですが,城南支部の意地を見せんと頑張る。
開始30秒で左上段変則廻し(ブラジリアンキック,マッハ蹴り)を決めて技有り。狙ったわけではないが,「そこに顔があったから」咄嗟に蹴ったら自然と変則蹴りになり,左足首が相手の耳下頭蓋骨に当たる理想的?な上段廻しに。ゴツンて音と感覚がまだ残っている。前回の世界大会?で塚本先生がデニスに決めたのと全く同じ形。塚本先生の一応弟子としての末席を汚す面目を保つ。残心までしっかり決めてカッコつける。
後で聞いたら,この上段回しの前に左ミドルが入ってたらしい。だから相手は2本目も同じ軌道だと思ってガードを下げた,とのこと。期せずしてフェイントになっていたのね。左ミドルについては全く記憶になし。
それ以後下がったら折角の技有りがもったいないので,パンチと左奥足下段で前に出る。
■ 準決勝
昔の渋谷金曜夜,将也さんの稽古で一緒に汗を流した掛水君と。城南同士の潰しあい。彼は俺より10も若いし,ウェイト制に出てる。かたや俺は指導に専念するロートル… 掛水君有利と誰もが思ったでしょうが(実際俺も彼の胸を借りるつもりも少しあった),一応先輩としての意地を見せる。
「そこに胸があったから」咄嗟に左胸パンを連発。肩甲骨ごと投げ出す感じで。自分は時計の反対方向に回り,それを追ってくる相手の胸をめがけて胸パン。こうすると相手の動きに対するカウンターになるから普通の胸パンより効くのよね。渋谷のM大先生に教わった「顔の近くを攻撃されると人間は嫌がる」との教えを試合中に思い出し,なるべく上の方,(胸筋部分ではなく)鎖骨部分を連続攻撃。佐伯先輩に教わった「拳に角度をつけると効く」は実践に至らず。これは次の課題。
2回戦から10分後くらい,休む間もなかったので心臓がバクバク行ったまま試合開始。2分が長く感じた。試合途中でちらりと正面横の電光掲示板で時間を確認,33秒だったのでラッシュをかけた。
■ 決勝
有井先輩にはラッシュがあるから,延長までもつれ込んだら勝てないと判断し,最初の1分から前に出る計画。効かせてラッシュを止めようとしたけど,効かなかったので止められず。
仕留められなかったのがいけないのか,スタミナ不足がいけないのか,戦略が間違っていたのか… 入来師範からは「時間配分が間違ってるよ」とのご指摘。最初の1分はしっかり見て,最後の2分で前に出た方が良かったのかなあ。それで旗を上げる自信がなかったのがいけないのかな。
開始2分くらい,逃げる有井先輩の上段めがけて(逃げる方向からカウンターを狙い)飛び後ろ廻し。第5回世界大会で横浜木元師範が外国人選手に一本負けしたやつね。当たったけどガードされる。こんな大技が出たのも成長の証とするか。でもこういう技使ったからスタミナ消耗したのかも。最後の方にもう一度苦し紛れに後ろ回し出したけどこれは空を切る。しっかり見ないとダメだよね。
恥ずかしながら先輩である相手の有井先輩の顔面を蹴る勇気というか覇気というかテンションが出なかった。蹴るチャンスは何度かあったけれど。試合で遠慮しちゃあかん。代わりにお茶を濁すような効きもしない前蹴りを数度出す。まあこの前蹴りも後半の変則回しに繋げる布石ではあったんだけど。
延長最後では最後の足掻きで胴廻し回転蹴りを試みる。最近全然練習してないから切れが全くなかった。
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心配した上段も,危ないシーンはなかった。接近戦では前に出てガードを上げ,離れては鼠径部(そけいぶ)に重心があったから見切ってよけれた,ということでしょうか。
オーソドックスは全く出ず。全部サウスポーだったなあ。
自分のスタイルがヒット&アウェイであることを知る。テレビでよく見るようなドツキ合い,ああいう空手はワタシ好きではないので。パパッと入り,パパっと下がる。理想は「蝶のように舞い,蜂のように刺す」空手。でもアウェイせず押し続けた方が良かったシーンもあったのかも。
第三者的に見た意見は、決勝戦では、試合回数と打たれ強さ!?の差??
これって年数もある気がします。
でも、三年前の交流試合とは違う姿がありました(^-^)突き蹴りの全てが一撃パワーを身に付けた感じしました☆今回は膝もバレリーも有効に使ってないので、来年は又凄くなってる気がします!!
試合見て、頭にあったモヤモヤがなくなりました。中山さんと黒須さんは、まだまだ遠い背中ですが近付くのを目標に日々鍛錬です!押忍☆
見たかったです。現場で応援したかったです!
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!
いつか達樹の試合を見に行きたいです!
ハードな中、いい成績をおさめて素晴らしいね。。。
東京で大きな大会に出場する暁にはベンを招待しよう!