足尾鉱山鉱毒事件。田中正造のやつ。
政府は、公害事件を、治水事件にすり替えて、谷中村を滅亡させた。
この政府の「汚さ」がこの鉱毒事件の本質なんですね。
単なる鉱毒事件、単なる公害事件じゃないんですね。
田中正造を尊敬する私は、昨年、田中正造の記念館的なところや、この旧谷中村(渡良瀬遊水地、日本最大の遊水地)へ行ってきた。
でも、この「政府が鉱毒問題を治水問題にすり替えた」ってことまでは理解していなかった。
後年の水俣問題もそうですが、「政府が資本家の奴隷になった」例なのですね。
だから田中正造があれほど憤ったんですね。
偉人に興味ある方は木原武一さんのことはご存知でしょう。
もう82歳なので執筆活動をされていないことが残念だ。