古本好きに嫌なヤツはいない。そう信じる。
嫌な奴どころか、人間の見本のような美智子上皇后陛下も、古本好き。
美智子上皇后陛下が、「お忍びでどこに行きたいですか」と問われて、
「昔歩いた神保町の古本街をプラプラ歩いて、立ち読みしたい」
と。
さすがだ。
神田古本街を好きな人に悪い人はいまい。
陛下の名著『橋をかける』を再読するかな。
人生とは、橋をかけること。
自分と他者との間に。自分と世界との間に。
たくさんの、そして、できる限り、長く、そして太い橋を。
繋がってない人を、繋がる。繋がってない世界を繋げる。
これが人生の歩みなのかもしれない。
※ ちなみに私が一番好きだった神田の古本屋は、小宮山書店でした。だいぶお世話になりました。