NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

本年、最後のブログです!

2006年12月29日 | Weblog
■一年間、お付き合いいただき感謝いたします!
 今年、最後のブログとなりました。定期的に、また折々に読んでいただいた皆様に感謝いたします。
 投資倶楽部を名乗りながら、投資以外の書き込みが多いのに閉口した人もいると思います。中長期投資を基本とする品川投資倶楽部では、投資活動だけに絞った記事・情報は、それほど多くありません。主宰者である私の個人的な関心事、思い入れの記事が多くなっていますが、ご容赦をお願いいたします。
 今年も色々ありましたが、個人投資家の私としては品川区ゆかり企業の業績が気になりました。ソニー、日本航空などなど。一方、労組書記出身の私としては、労働組合の動向や組織率低下が気になるところです。
 また今年は、「ホワイトカラー・エグゼンブション」、「非正規労働者」、「フリーター」、「労働ビッグバン」などの言葉がマスコミに何度も登場しました。今朝の朝日新聞は、「細る労組 試練の波」、「組織率最低18.2%」と報じています。
 フリーターや派遣労働者などの非正規労働者を守れない労働組合に対し、自民党幹部から「自民党こそ非正規労働者の味方」などと嘯かれるしまつです。
■労働組合の存在は、企業活動に不可欠!
 企業に労働組合が存在し、経営を民主的に運営することは、企業の社会的責任だと思いますが、今の企業は利益至上主義のようにも思えます。私は労働組合が存在し、民主的経営が行われ、社会的責任をきちんと果たしている企業こそが、中長期的に発展していくと信じていますが。
 私たち個人投資家は企業を選別し、社会的責任をきちんと果たしている企業へ投資することで、懲りない企業へ反省を迫るべきでしょう。尤も業界では少額個人投資家はごみ扱い、企業にとっては無視できる存在のようです。
 最後に一言、学生兼ボランティア兼個人投資家の私にとって今年は、学生として普通、ボランティアとしては充実、個人投資家としては今一歩でした。来年はそれぞれ充実したものにしたいと思っています。
 それでは皆さん、良いお年を。元旦にこのブログでお会いしましょう。
                                  以上

晩晴の日々へ向け、マネープランの作成!

2006年12月28日 | Weblog
■本日、昔の職場で仕事納め!
 本28日は、多くの企業が仕事納めの日だと思います。現在、無職(失業者?)の学生兼ボランティア兼個人投資家の私には、仕事納めがありません。
 そこでボランティア先関連で、昔の職場の仕事納め(本日12時から)に参加してきます。現在も多少の関係があり、また毎年参加しているとはいえ、7年前の職場から声をかけられるのは、嬉しいことです。
 今年の株式市場は色々あり、個人投資家としての成績は今一歩でしたが、仕事納めの今日、退職してから2年余を無事に生き抜いて、それなりの日々を過ごすことができたことに感謝したいと思います。
 今年打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」も順調に観測を続けているようですし、技術試験衛星「きく8号」のアンテナも一昨日、見事に開花したようです。インターネットで「ひので」が撮影した太陽映像をこれからも見ることができ、楽しみです。もっとも運営担当者には、仕事納めはないでしょうが。
■第二の人生は20年・7300日もある!
 ところで19日のブログで団塊世代が「晩晴」の日々を過ごすためには、①自分史を作成する、②遺言状を作成する、③定年後のマネープランをつくる、④退職金は三分割する、ことを提案し、「自分史」(19日)と「遺言状」(21日)作成について記述しました。
 今日は定年後のマネープラン作成について一言。60歳で退職した場合、80歳まで生きたとして20年・7300日・17万5200時間。この長い期間をそれなりに生活していくためには、しっかりとしたマネープランが必要になります。現在、この種の専門書は数多く発行されていますから、詳しくはこれらの本を参考にしてください。
 ここではマネープラン作成のための留意点を述べます。第一はライフプランを考えること。20年間の第二の人生を、どこでどのように生きるか、先ず自分の人生スタイルを検討し、そして夫婦二人のライフプランを作成することです。
 第二に60歳退職時の資産(預金+退職金)を正確に把握すること、第三に予想される年金額を計算すること(簡単に調べられます)、第四に住宅ローンや教育費に目処をつけること、第五に健康管理プランを考えること、などです。
 そして①退職時の資産が少ない人(普通は三千万円程度)、②標準的な厚生年金額23万円(月額)に満たない人、③住宅ローンや教育費負担が残っている人、④夫婦の何れかが病気がちな人、⑤退職後、住居を移転する人、などは別途、工夫と努力が必要になります。退職までの残されて期間、頑張ってください。
                                  以上

「NEXTーAGE応援広告」とはなに!

2006年12月27日 | Weblog
■団塊世代はかっこよいか!
 本日の朝日新聞朝刊の広告を見てびっくりしました。「NEXTーAGE応援広告」と銘打ち、全面ぶち抜き5頁(4社)の広告には、共通のコピー「団塊の世代がかっこよければ、日本の未来もかっこよい」の文字が躍っていました。
 コピーには、「退職はまさに第二の人生の幕開けです。・・・これからの人生を、さらに精力的に生きて欲しい。・・・あなたの生きてきた60年間に敬意をこめて。かっこいいNEXTーAGEになってください。これからもつづく世代と、日本の未来のために。そして、もちろんあなたのために」と、長いエールが述べられていました。
 日経新聞広告局の人が企画し、売り込んだ広告でしょうが、よくやるものです。協賛した広告主にはアメリカの四輪駆動車メーカーやカード会社、高級リゾートの会社などが並んでいました。
 団塊人(団塊世代)は数が多いせいか、いつまでも企業の売り込み対象になっているようです。
■団塊人へのエールは応援か、未熟成への皮肉か!
 一体この広告は、本当にNEXTーAGE(団塊人)へのエール(応援の叫び)でしょうか。それともいつまでも熟成しない団塊世代への皮肉でしょうか(エール:イギリス産の貯蔵熟成しないタイプのビールの総称、広辞苑)。
 いつまでも気持ちが若く、酒を飲むと青臭い議論をふっかけ、フォークソングから卒業できない団塊人を、イギリスのビールに例えたのでしょうか。もしビールならば、栓を抜いたとき(定年退職)、弾けて、気が抜けて、終わりですが。
 私のように、広告にあった四輪駆動車や高級リゾート、米国系カード会社を利用した海外出張などに縁のない人間は、かっこ悪い人間なのでしょうか。今朝のエール広告を見て、少しく悩んでいるプレ団塊人(昭和22年早生まれ)です。
                                   以上

団塊世代男性の8割が労働意欲!

2006年12月26日 | Weblog
■8割の人が働くのは良いことか!
 最近の新聞報道や今朝のNHKテレビを見ていると、団塊世代の労働意欲の高さに驚かされます。特に男性では約8割、女性でも約6割の人が60歳以降も働くことを希望しているようです。理由は①生活のため、②健康のため、③働きがい、やりがいを求めて、などなど様々なようです。
 最近の若年労働者不足もあるのでしょうか、イオンのように定年年齢を65歳まで延長する企業も現れています。たしかに団塊世代の大量退職による労働力不足、技術・技能の継承不安、将来の生活不安、長生きリスク、年金等の社会保障制度への不安などがあり、65歳までの定年延長は一つの方法でしょう。
 しかし、団塊世代の男性の8割もが職場に残ることが、本当に良いことでしょうか。
■自己都合で会社に残るな!
 定年延長とはいえ高い賃金と地位(それなりの)の団塊世代の8割が、そのままで会社に残ることは考えられません。会社はそれほど甘くありません。賃金は切り下げられ、肩書きはなくなるでしょう。それでも企業に残るのでしょうか。
 もちろん仕事を必要とする人、仕事に必要とされる人は、企業に残り、仕事を続けるべきでしょう。しかし、健康のためとか、やりがいや働きがいという自分の勝手な理由のために会社に残ることには、疑問があります。
 いまでも新卒者を除く若い人の失業率や非正規労働者の割合は高いものがあります。団塊世代は、若い人に職場や仕事を譲り、ボランティアなどの社会的に意味のあることにチャレンジして、少子高齢化社会の日本にお礼奉公すべきだと思います。
 それにしても日本の高齢化は本当に進んでいるのですね。25日に死刑が執行された4名中、3名は64歳、75歳、77歳でした。高齢化社会を実感するとともに、70歳を過ぎ、おそらく何十年も服役してきたであろう人を、なぜいま処刑するのか、疑問が残りました。最近、世の中、疑問が残ることばかりです。
                                  以上

ディープインパクト、有馬記念圧勝で引退に花!

2006年12月25日 | Weblog
■有馬記念で引退レース、有終の美を飾る!
 あのディープインパクトが昨24日に中山競馬場で行われた第51回有馬記念で圧勝し、引退レースで有終の美を飾りました。
 素人の私には、競走馬の引退の仕方や時期は分かりません。それ故、ディープインパクトがなぜ、いま引退するのか、よく理解できません。ニュースで見る引退レースでの力強さからは、まだまだ十分に活躍できると思いますが。
余裕を残しての、惜しまれての引退には、なぜか美学を感じます。いつまでも地位に汲々として退職しようとしない一部の人間たちとは、かなり異なるようです。人間も馬も引き際が大事なのですが。
 もちろん人間は馬と違いますから、それぞれの引退の仕方や時期は異なります。仕事を必要としている人、仕事から必要とされている人は、いつまでも頑張るべきでしょうが。
■ディープインパクトの種付け料は1頭1200万円!
 ところで引退したディープインパクトの第二の人生は、如何なるものでしょうか。種牡馬としての生活が待っているのでしょう。さすがに日経新聞は、このことについて報道しています。
 記事によればディープインパクトは、「種牡馬として日本競馬史上最高となる51億円(8500万円×60株)のシンジケートが組まれ」ており、「永久株60株以外の種付け料は1頭につき1200万円」と報じています。そして「仮に1200万円で年100頭に種付けすると12億円、それを10年続ければ、それだけで120億円になる計算」と続けています。
 また、ディープインパクトの父親である「サンデーサイレンスの種付け料は1頭1200万円から始まり、最高3000万円まで跳ね上がった」とも書いていますから、ディープインパクトの種付け料は途方もない金額が予想されます。
 しかし、種牡馬生活のことは分かりませんが、それが楽しい第二の人生なのでしょうか、それとも年100頭がノルマの悲しい日々なのでしょうか。もっとも種牡馬にもなれず、馬肉として売られていく馬(?)と比べれば、天国と地獄ですが。
 それにしてもディープインパクトの晩生の日々とは・・・・・・
                                 以上

労組組織率18.2%に低下、個人投資家も困る!

2006年12月22日 | Weblog
■労組加入率18.2%、31年連続の低下!
 厚生労働省の調査速報によると今年6月末現在の労働組合員数は1004万1千人で、9万8千人の減少。組織率は前年のマイナス0.5ポイントで、18.2%の過去最低になったようです。
 日本の労働組合組織率は、過去31年間、連続して低下しており、厳しい状況にあります。しかし、明るい点もあります。景気拡大の影響でしょうか、減少幅が縮小してきています。また、パート労働者の労組加入が増加していることです。
 かつて正社員中心の労働組合は、パート労働者を組合に加入させませんでした。また、パートの人も組合費を支払うことや活動に参加することを嫌って、労働組合に加入しようとはしませんでした。
 しかし、パート労働者の絶対数が増えたこと、パートで働く労働期間が拡大していること、正社員が減少を続けていることなどを背景に、労組もパートを組織化しようと動いていますし、パートの人も労働組合への加入を考え始めています。
 日本の労働組合の組織率回復は、中堅・大手企業の正社員の増加が期待できない現在、①パート労働者の組織化、②中小零細企業での組織化、が不可欠です。
■会社の中長期的発展に労働組合は必要!
 企業・会社の長期的・継続的発展は、私たち中長期投資を行う個人投資家の願いです。そのためには企業の労使関係がしっかりしており、従業員が働きがい、やりがいを持って仕事に取り組むことが大切です。
 日本の労働組合は、明治・大正時代にキリスト教人道主義を出発点とし、「人間の尊厳と産業の発達」を掲げて活動に取り組んできました。労働組合というと赤旗を掲げ、ストライキに狂奔するというイメージを持っている人が、今でもいるかも知れません。しかし、そのような労働組合はごく一部であり、多くの労働組合・労働者は企業・産業の発展を願っているのです。企業業績が低下したり、倒産したとき、一番困るのはそこで働いている労働者自身なのですから。
 個人投資家が労働組合を直接応援することはできませんが、労働組合のある企業へ優先して投資することは可能です。一般的に労働組合のある企業は、ない企業より経営が安定しており、長期的発展を指向しているからです。
                                  以上

晩晴の日へ向け、遺言状作成!

2006年12月21日 | Weblog
■本間税調会長辞任は陰謀か!
 本日のマスコミ各紙は、政府税制調査会の本間正明会長が税調会長を辞任する、と報道しています。これは本間氏が官舎に入居していたことの不適切さを問われたものです。
 外の世界の素人には詳しいことは分かりませんが、今回の事件はどうも不自然な感じがします。大阪大学の教授である本間氏が、官舎に入居しようと思っても、簡単に入居できるわけではないでしょう。誰か斡旋した人がいるはずです。一部の新聞は、間に大阪大学が入って仲介したと報じていますが、よく分かりません。
 そこで勝手に私は、本間氏の税調会長就任を快く思っていない財務省に嵌められたのではないか、と思っています(財務省さん、失礼)。それにしても家族以外の女性と同居するなど、本間先生も脇が甘かったようです。
■遺言状の作成
 ところで19日のブログで団塊世代が「晩晴」の日々を過ごすためには、①自分史を作成する、②遺言状を作成する、③定年後のマネープランをつくる、④退職金は三分割する、ことを提案し、「自分史」作成について記述しました。
 今日は遺言状の作成です。これは夫婦生活の再点検であり、将来の無用の混乱と摩擦を回避する手段として不可欠のものです。遺言状は必要により、毎年更新しても良いのですから、先ず作成してみましょう。
 正式な遺言状とするためには、法的な要件を備えていなければなりません。しかし、ここでは自分の希望や意志を妻や家族に伝えるという意味で、簡単・気軽に遺言状を作成することをお勧めいたします。
 例えば死後、葬儀は家族だけの密葬にして欲しい、遺骨は樹木葬で散骨して欲しい、財産は全て妻に残したいなどと思っても、家族や親族の意見が一致しなければうまくいくとは限りません。
 遺言状で大切なことは、自分の意志や希望を家族に伝えることにあります。例え法的には無効な遺言状でも、先ず作成してみましょう。最近の裁判所は、故人の遺志を尊重するという観点から、法律要件を備えていない私的な遺言状でも、一定の評価を下してくれることが多いようです。
 団塊世代のみなさん、家族のため自分のために、不完全でも結構ですから「遺言状」を作成しましょう。不完全な部分は後日、何度でも書き換えれば良いのです。
                                  以上

政治献金で企業・経営者の品格が問われる!

2006年12月20日 | Weblog
■自民、銀行の政治献金を拒否!
 本20日の朝日新聞朝刊に面白い記事がでていました。「自民、銀行献金受けず」との見出しで、安倍首相が記者会見で「主要銀行から自民党が政治献金を受け取ることは国民の理解を得ることができない」と語った、と報じています。
 銀行は不良債権処理で国の助成を受け(主要行は返済済み)、現在は業績好調ですが、法人税は支払っておりません。このため銀行の政治献金再開については、国民から批判の声が出ていました。
 安倍首相の発言の背景には、「法人税納税が早くても5,6年先になるのに献金再開はおかしい」との認識があるからでしょう。また、タウンミーティングの「やらせ質問」問題などで政権支持率が落ちている現実があり、一層の低下を防ぎたいとの思惑があったのでしょう。
■政治献金は個人が基本!
 昔から企業の政党、政治家への献金には、批判の声がありました。企業は法人であり、人(自然人)ではない法人が政治的意志決定を行い、企業利益から政治献金を行うことはおかしい、と言う意見です。
 これに対し財界は「市場経済を守る」ことをスローガンに、企業へ献金を要請し、企業はこれを受け入れ、実践してきました。しかし、かつての冷戦時代ならいざしらず現在、市場経済を否定する人や勢力は、ほとんどありません。共産主義者ですら市場経済を受け入れている時代です。あの中国共産党は「社会主義市場経済」と嘯いて、資本主義経済を強力に推進しています。
 企業もいまさら「市場経済を守る」をスローガンに、政治献金を行うわけではないでしょう。自分の企業の利益のために政治献金を行うのでしょう。しかし、それは卑しい行為です。政治献金は、個人が自分の意志で行えばよいのであり、経営者が企業名で人の金(企業利益)を勝手に政治献金することはおかしいと思います。
 企業の利益は、株主、労働者、経営者、その他の利害関係者等で分配すべきものであり、経営者が勝手に政治献金に回すことは卑しい限りです。国家の品格が問われる時代、企業と経営者の品格も問われているようです。
                                以上

晩晴の日へ向け、「自分史」作成!

2006年12月19日 | Weblog
■H2A11号機の打ち上げ成功!
 昨18日は技術試験衛星「きく8号」を載せたH2A11号機の打ち上げを、インターネット中継で1時間ほど見ていました。
 今回、最重量級のH2Aロケットを無事に打ち上げたのですから、一安心です。H2Aもこれで11回中10回の成功で、ようやく安定感がでてきたようです。来年からロケットの打ち上げは三菱重工に民間移管されますが、これで大丈夫でしょう。
 また昨日は、太陽観測衛星「ひので」と「ようこう」(既に10年の運用が終了)が撮影した太陽の写真や解説文を、インターネットで楽しんでいました。素人の私には見ても読んでも分からないことが多いのですが、楽しいものです。
 現在、ボランティア兼学生兼個人投資家の私は、生活の厳しさはありますが、一方で無職のおじさんとして比較的自由な時間を持っており、その喜びを感じた一日でした。これも「晩晴」の日々でしょうか。
 さて昨日のブログで団塊人が「晩晴」の日々を過ごすためには、①自分史を作成する、②遺言状を作成する、③定年後のマネープランをつくる、④退職金は三分割する、ことを提案しました。
 ここで「自分史」作成とは、自分の過去の人生を見詰め直し、これからの新たな人生の目標、生き甲斐を見いだすためのものです。
■「自分史」の作成!
 「自分史」の具体的な内容や作成方法は人によって異なるでしょうし、「自分史」よりも単なる「経歴書」になってしまうかも知れませんが、それで結構です。深く考えずに先ず作成することです。そして順次、修正を加えていけば良いのです。
 作成に当たっては、①年月欄と年齢欄、②事件・出来事等の記入欄(小学校~大学の入学・卒業、就職・会社関連・役職など、定年退職日、結婚、子供の誕生等々)、③趣味・娯楽欄、④その他欄、などです。
 大事なことは、①自分が取り組んできたこと、②自分がやりたかったこと、③印象・記憶に残っていること、を必ず抜き出し記入することです。
 自分が取り組んできたこととは、貴方が過去に選択し、決断し、人生を形成してきたものです。また、自分がやりたかったこととは、これからの人生を充実させるために不可欠のものです。そして印象・記憶に残っている出来事や事件、本や風景などは貴方の人格形成に何らかの影響を与えたものだからです。
 団塊世代のみなさん、先ず「自分史」を作成し、自分の過去の人生を見詰め直し、これからの新たな人生の目標、生き甲斐を見いだしてください。晩晴の日々への第一歩です。
                                 以上

晩晴の日々をめざして!

2006年12月18日 | Weblog
■熟年離婚は二人の貧しい年金生活者を生み出す!
 前回記述した4つの「2007年問題」の中で、特に男性の方々に恐怖の心を引き起こしているのが熟年離婚問題です。
 これは今年4月から離婚時に夫婦間で厚生年金を分割できる、というものであり、経済的理由から離婚を思い止まっていた奥様族が一気に熟年離婚に踏み切る、と恐れられています。
 一貫して増加してきた日本の離婚件数が、ここ数年停滞している原因は、奥様族が2007年春の年金分割を待っているから、とも言われています。戦々恐々としている男性の団塊世代は少なくないと思われます。
 しかし、詳細は省きますが、年金分割による妻(専業主婦)の受け取り分は、意外と少ない金額です。年金分割の美名に惑わされて安易に離婚へ踏み切ると、経済的な困難に直面するでしょうし、結果として二人の貧しい年金生活者を生み出すだけ、との指摘もあります。
■晩晴のための4つの提案!
 二人の貧しい年金生活者にならぬために、そして定年後の人生を晩晴(晩年の晴れのような人生。『晩晴』は杜甫五〇歳での作)の日々とするためには、事前の心構えとそれなりの準備が必要です。
 それは夫婦生活の改善であり、老後生活の安全・安心のための準備です。そのため特に男性の団塊人(団塊世代の人々)には、次の提案をしたいと思います。詳細は明日以降に記述したいと思います。
 ①自分史を作成する
 ②遺言状を作成する
 ③定年後のマネープランをつくる
 ④退職金は三分割する
                               以上