NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

オリンパスで内部告発者が制裁受ける!

2009年02月27日 | Weblog
■企業は告発者が保護されない村社会?
 今朝の読売新聞に興味深いニュースが掲載されていました。精密器機メーカー・オリンパスで、社内のコンプライアンス(法令遵守)違反を内部告発した男性社員が配置転換などの制裁を受けた、という記事です。
 告発した社員と会社側の言い分は異なっているようですし、新聞記事だけでは詳細はよく解りません。それ故、私見を述べることに注意をしなければなりませんが、この種の事件は予想されたことです。
 公益通報者保護法は、社内の不正を告発をした従業員らに対し会社側が不利益な取り扱いをすることを禁じています。しかし、内部告発すればその行為が暴露され、結果として告発者が不利益を被ることは、企業という閉鎖された村社会では予想されていたこと。
 今回のオリンパス事件は、その予想が実現し、告発者が村八分を受けたという意味で興味深いものです。事件の決着がつくまで当面、オリンパス製品の購入は控えた方がよいでしょう。
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雪の2.26事件から73年!

2009年02月26日 | Weblog
■問われる政治家の決断!
 雪は降っていませんが、今日は2月26日。昭和11(1936)年の2.26事件から73年。青年将校らが1400名の兵隊を率い、首相官邸や警視庁等を襲撃して、斉藤実内大臣や高橋是清蔵相らを殺害した事件です。
 昭和天皇の怒りを買い、事件は程なく鎮圧されますが、その後の事件処理が適切ではなく(青年将校は処罰したが、背後の軍幹部を押さえ込むことができなかっ)、後に軍部の暴走を招きます。
 シロウトの結果論ですが、あの時、昭和天皇の意志をきちんと汲み取り、軍部をコントロールできるシステムを構築していれば、日本は翌昭和12年の日華事変も、昭和16年の太平洋戦争へも突き進むことは無かったかもしれません。
 しかし、政治家は暗殺の恐怖から軍部の独走を許し、結果として日本は悲劇の戦争へ突入していきました。後知恵ながら政治家が毅然とした決断を下し、きちんとした政治対応していればと思います。
 それにしても現在の麻生首相、その決断力は如何ほどのものなのでしょうか。いま政治家としての毅然とした決断が問われていると思いますが。
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日経平均、バブル崩壊後の最安値の7155円

2009年02月25日 | Weblog
■心配なNPOなどへの寄付金減少!
 昨24日の東京市場で日経平均株価が大幅に下落し、一時、バブル経済崩壊後の最安値となる7155円になりました。凄まじい下落で、経済危機、景気悪化はまだまだ続きそうです。
 ところで昨24日の日経新聞は、「細る寄付 弱る奨学金」との見出しで、景気悪化を背景に交通遺児育英会やあしなが育英会への寄付金が減少していると報じていました。これらの団体は、市民からの寄付金を頼りに「病気や交通事故などで親を亡くした遺児らを支援」しています。その寄付金が経済不況、景気悪化で減少しているのです。
 私たちのような非営利投資NPI(投資先企業の株式配当金をNPOなどへ寄付する投資)を実践している者にも、経済不況による企業業績の悪化、それによる株式配当金の減額、無配は困ったものです。
 企業が配当金を減額したり無配とすることで、非正規労働者や正社員の雇用が維持されるならば、反対する訳にはいきません。しかし、一方で配当金の減額や無配は非営利投資NPIに悪影響を与え、あしなが育英会などNPOへの寄付金減額となって現れてしまいます。困ったものです。
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ドキュメント「増える国保難民」が伝えるもの!

2009年02月24日 | Weblog
■年収200万円で年間保険料50万円(大阪・寝屋川市)!
 22日深夜(正確には23日未明)の日本テレビの「ドキュメント2009」は、「シリーズ命の値段2 増える国保難民」を報じていました。
 詳細は略しますが、08年の保険料滞納世帯は453万世帯、全世帯の20.9%。その背景に経済不況、リストラ・失業、非正規労働者の増大などがあり、国民健康保険(市町村が運営)の高額な保険料を支払うことができない人が増えているようです。
 また、国民健保の問題点は住んでいる市町村で保険料に違いがあることです。番組では年収200万円、夫婦と子供2人の4人家族の場合、東京・多摩市で21万9800円(年間保険料)、大阪・寝屋川市で50万3900円(同)と報じていました。
 保険料の違いには様々な理由があるのでしょうが、年収200万円とはワーキング・プアとされる金額ライン、その人の国保保険料が50万円とは、いかにも高すぎます。これでは生活に使えるお金は年間で100万円程度となり、まともな生活はできません。いやはや日本は住みにくい国になりました。
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中高年の早期引退を呼びかける山田昌弘中大教授!

2009年02月23日 | Weblog
■自身の早期引退はいつか!
 景気低迷の中、若者の雇用不安が拡大しています。先日、某週刊経済誌が「未来に希望を描けない若者危機」との見出しで特集を組んでいました。
 厳しい若者の現実を描き出していましたが、印象に残ったのは山田昌弘中央大学教授の「若者だけが自由競争に 親への寄生(パラサイト)はいずれ破綻」との解説記事。詳細は略しますが、その中で山田教授は「大企業の中高年が早く引退し、若者の仕事を提供することも必要」、「中高年は、今、若者がやっているような単純労働を行えばいい」と論じていました。
 すごい提言ですが、家族を抱え、働き盛りの大企業の中高年労働者を早期引退に追い込んだら、大変な社会問題になるでしょう。また、彼らも労働組合も黙っていないでしょうから、現実的な提案とは思えません。
 しかし、賃金の高い中高年労働者を企業から追い出すことができれば、非正規労働者の「派遣切り」、「雇用止め」とは比べものにならない賃金カットになるでしょうから、経営者の本音と合致しているかもしれません。
 ところで中高年の山田教授、そろそろ中大教授職を譲り、「今、若者がやっているような単純労働」に従事されたらどうでしょうか。私はお奨めに従い?、57歳で早期退職し、ボランティアに取り組んでいますが。
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他人のパソコンを勝手に操作するボットウィルス!

2009年02月20日 | Weblog
■石川僚選手の米国ゴルフツアー初デビュー、結局は金儲け!
 昨夜のNHKテレビ「クローズアップ現代」は、「あなたのパソコンが乗っ取られる」とのタイトルで、他人のコンピュータを勝手に操作する新型ウィルスの「ボット」について特集していました。
 ボットネット、不正アクセス、迷惑メールだといろいろ説明されても、素人にはよく分からないことばかりです。しかし、インターネットを使うことは、常にウィルス感染の危険にさらされていることだと言うことは分かります。
 基本はウィルス対策ソフトの導入のようですし、頻繁に更新することのようです。素人考えではインターネットに接続しないのが一番。私は原稿作成用のパソコンは、インターネットに接続していません。
 また、インターネットに接続しているパソコンにはウィルスソフトを導入していますし、常時接続はせず、自動更新をONにしています。さらにメールソフトには、少数派ソフトを利用しています(ジャストシステムのShuriken)。
 NHKが今回のような啓蒙番組を報じてくれるのは有難いこと。しかし、それにしても今朝7時のNHKニュースは、ちょっとやりすぎ。ニュースでは米国ゴルフツアー初デビューを果たした石川僚選手について大きく報じていましたが、プロゴルフとは結局、個人が金儲けに狂奔している姿。それを公共放送があそこまで大々的に取り上げる必要があるのかどうか、疑問が残ります。
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連合、雇用と就労・自立支援のためのカンパへ!

2009年02月19日 | Weblog
■18日から春季労使交渉が本格スタート!
 昨18日から春季労使交渉が本格スタートしました。連合(高木剛会長)傘下の自動車総連の各加盟組合が会社側に要求書を提出、また本19日には電機連合傘下の労働組合が要求書を提出します。
 ところで労働組合は賃上げだけを行っている訳ではありません。連合は12日、「雇用と就労・自立支援のためのカンパ活動」の実施内容を確認しました。これは派遣社員・期間工の雇い止め、新規学卒者の採用内定取り消しや正社員の人員削減などの動きに対応したものです。
 独立行政法人「労働政策研究・研修機構」のメールマガジン第505号(2009.2.13)が伝えるところでは、「カンパ活動は来月3日から始動し、街宣活動やマスコミなどを通じて、広くカンパを呼びかけていく」とのことで、3日は街宣活動を行ったり、新聞広告を打つなどして広くカンパを呼びかけます。
 当面、3カ月間を集中取り組み期間とし、1年間はカンパの受付を継続。集めたカンパ金は、雇用創出や職業能力開発など就労・自立支援のための活動を行っているNPO事業などへ寄付する予定のようです。
 700万人近い組合員を有する中央労働団体の連合が、中央労福協(労働者福祉中央協議会)、労金協会(全国労働金庫協会)、全労済、日本高齢・退職者団体連合会などと協力してカンパ活動を行うことは歓迎すべきでしょう。
 私は従来通りあしなが育英会を中心に、個人的に支援活動を行う予定ですので、連合のカンパに協力するつもりはありませんが。
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中川財務相辞任で落日の麻生政権!

2009年02月18日 | Weblog
■麻生政権に旭日昇天のときがあったのか!
 中川昭一財務・金融相が17日夜、麻生首相に辞表を提出し、受理されました。理由はマスコミで詳しく報じられていますので略しますが、それにしてもお酒の好きな人は大変です。折角のイタリアのワインも苦いものになりました。
 これで人気低迷の麻生政権は益々落ち込み、正に落日。しかし、麻生政権に旭日昇天のときがあったのでしょうか。一度も輝くことなく、落日を迎えるのは悲しいことです。
 今日はサハリンで日ロ首脳会談、麻生首相に会議の進展を期待すると共に、ウオッカを飲み過ぎないようお願いします。ところで麻生総理、「旭日昇天」は読めるのでしょうね。
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GDPマイナス12.7%の衝撃!

2009年02月17日 | Weblog
■春一番、地震で揺れる我が家!
 内閣府が昨16日に発表した2008年10~12月の国内総生産(GDP)は速報値は前期比3.3%減(実質)、年率で12.7%という衝撃的なものでした。「35年ぶりの減少率」とマスコミ各紙、テレビが大きく報じています。
 私のように働いておらず、収入のない人間への直接の影響は少なく、損害は軽微。それでも株価下落の影響はあり、所有株式は塩漬けとなります。しかし、私は長期投資の非営利投資NPI、ご当地投資が基本ですから、株式の熟成期間と思い、今後も株式は持ち続けます。そして配当金は今まで通りNPOへの寄付金とします。
 それにしても昨夜来の突風、今朝の地震はなかなかのもので、我が家を大きく揺さぶりましたした。こちらはもう通り過ぎましたが、日本と世界の金融危機、経済不況、株式市場の低迷は、まだまだ続きそうです。しばらくは節約生活と定め、ボランティアを続けながら今まで買い集めた本を読み、、CDを聴き、プラモデルを組み立てることにしましょう。
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本日、東京地方裁判所の刑事裁判の見学会です!

2009年02月16日 | Weblog
■夜はサントリーホールへ行きます!
 世の中、金融危機、実態経済崩壊、雇用不安の渦中ですが、現役を引退した身としては静かにボランティアで余生を過ごす日々です。
 今日はボランティアをお休みし、所属している労使関係研究協会の研修活動の一環として東京地方裁判所へ行きます。刑事裁判の傍聴のためで、併せて裁判員制度の説明を受ける予定です。
 人間ドラマとしての刑事裁判には興味があり、退職した後、何度か傍聴に行こうとしたのですが、傍聴マニアと思われるのも嫌で結局、行きませんでした。このため今回の刑事裁判の傍聴は興味津々です(現役時代、仕事として仙台で選挙法違反事件を傍聴したことはありますが)。
 夜はサントリーホールで読売日響の定期演奏会、ラフマニノフの交響曲第2番その他です。
                                    以上