NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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晩晴の日々をめざして!

2006年12月18日 | Weblog
■熟年離婚は二人の貧しい年金生活者を生み出す!
 前回記述した4つの「2007年問題」の中で、特に男性の方々に恐怖の心を引き起こしているのが熟年離婚問題です。
 これは今年4月から離婚時に夫婦間で厚生年金を分割できる、というものであり、経済的理由から離婚を思い止まっていた奥様族が一気に熟年離婚に踏み切る、と恐れられています。
 一貫して増加してきた日本の離婚件数が、ここ数年停滞している原因は、奥様族が2007年春の年金分割を待っているから、とも言われています。戦々恐々としている男性の団塊世代は少なくないと思われます。
 しかし、詳細は省きますが、年金分割による妻(専業主婦)の受け取り分は、意外と少ない金額です。年金分割の美名に惑わされて安易に離婚へ踏み切ると、経済的な困難に直面するでしょうし、結果として二人の貧しい年金生活者を生み出すだけ、との指摘もあります。
■晩晴のための4つの提案!
 二人の貧しい年金生活者にならぬために、そして定年後の人生を晩晴(晩年の晴れのような人生。『晩晴』は杜甫五〇歳での作)の日々とするためには、事前の心構えとそれなりの準備が必要です。
 それは夫婦生活の改善であり、老後生活の安全・安心のための準備です。そのため特に男性の団塊人(団塊世代の人々)には、次の提案をしたいと思います。詳細は明日以降に記述したいと思います。
 ①自分史を作成する
 ②遺言状を作成する
 ③定年後のマネープランをつくる
 ④退職金は三分割する
                               以上