NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

今年最後のブログとなりました!

2007年12月28日 | Weblog
■心が痛むワーキング・プア、ホームレスの皆さん!
 12月28日、今年もまもなく終わります。本ブログも今日で一段落し、1月1日までお休みいたします。折々にこのブログをお読みいただいた方々に感謝いたします。
 今年は年金問題と偽装問題、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)などで揺れた一年でしたが、気になるのはホームレスやワーキング・プア(一緒にしてすみません)の人たちのことです。私に出来るのはホームレス支援雑誌『ビッグイシュー』を高値で購入すること、脱ワーキング・プアのためにスキルアップ、家族の助け合い、問題意識と目的意識を持ち続けること、などをお奨めするだけです。
 このブログでは非営利投資NPIとご当地投資の普及をアピールしていますが、これは長期の非営利投資NPIによる資産形成、その果実によるNPOなどへの社会的寄付の実践をめざしているからです。また、品川区ゆかり企業へのご当地投資により、間接的により良い郷土づくりへのお手伝いができると思っているからです。本ブログを読まれた皆さんが、非営利投資NPIとご当地投資への関心を持っていただければ幸いです。
 今日はこれから最後のボランティアに行ってきます。行けば行くほど持ち出しが増える完全ボランティアですが、手空き時間に本は読み放題、インターネットは使い放題、しかも冷暖房完備の部屋で、それなりに満足しています。来年もボランティア三昧の日々になるでしょうか。
                                   以上

いまは偽理(偽りの論理)の時代か!

2007年12月27日 | Weblog
■赤(赤福)から白(白い恋人)まで相次いだ食品偽装!
 今年も企業の食品偽装が相次いだ年であり、赤(赤福、牛肉など)から白(白い恋人、比内鶏など)まで様々な食品の偽装が明らかになりました。その多くが内部告発による露見とのことで、社員の意識もようやく企業人から社会人へ切り替わりつつあるようです。企業は社会的責任を自覚し、法令違反を止めて欲しいものです。
 今年の言葉は「偽」に決まりましたが、偽とは「にせ、いつわり、いつわること」であり、偽装とは「ほかの物とよく似た色や形にして人目をあざむくこと」(広辞苑)で、食品偽装の他、偽装倒産などの使い方もされます。
 企業の偽装は、外部の人から見ればまったく許せないものですが、一方で企業人の論理(思考の形式)からすれば一定の正当性?があるのでしょう。例えば正味期限の偽装、これにはもったいない、食品の味覚・品質に変わりはない、ロスのない販売をしたい、などの企業論理?があったのでしょう。しかし、これは「偽理」(偽りの論理。こんな言葉はありませんが)で、倫理が欠如していたようです。
 企業の「偽理」は、企業特有のものではありません。個人でも偽装する人、「偽理」の論理を駆使する人がいます。しかし、最後に企業を良くするのは個人、人間ですから、一人ひとりが倫理(人倫の道)を模索しなければなりません。

年収200万円時代の衝撃!

2007年12月26日 | Weblog
■大切な「愛と現金」での支え合い!
 先日、NHKテレビは大統領選挙に関連し、韓国で勤労者の所得格差が拡大していること、非正規労働者やホームレスが増えていることなどを放送していました。日本も非正規労働者の増大、格差の拡大、一億総中流時代の終わりなどが叫ばれ、格差社会論が高まっていますが、韓国は更に先を行っているようです。
 日本ではフリーター、パート労働者、派遣労働者などの非正規労働者の多くは年収200万円以下ですから、現在の生活も、将来の生活も厳しいものがあります。親の家に同居するパラサイトシングルの非正規労働者の若者は、今まではお気軽な存在と思われていましたが、それも終わりのようです。
 2007年以降、団塊世代が定年を迎え、年金生活に入りつつありますが、この団塊世代にパラサイト(寄生)している非正規労働者の団塊ジュニアは、今後厳しい生活を強いられることになります。親の年金を引き継ぐことはできませんし、賃貸住居の場合、家賃をまともに払うことは難しいでしょう。
 親子で相談し、協力しつつ、ライフプランを作成し、長期投資に取り組まない限り、非正規労働者の若者に明るい未来はありません。「花には水と太陽を、人には愛と現金を」と言う言葉があります。親子の「愛と現金」で支えあうことが大切です。
 団塊世代も団塊ジュニアも年収200万円時代をしっかり見詰め、「問題意識と目的意識」を持ち続けましょう。
                                   以上

温暖化、価格上昇で自動車の燃費規制強化へ!

2007年12月25日 | Weblog
■灯油も値上がり、政府が灯油代補助、最大1万円!
 深刻化する地球温暖化問題を背景にEU(欧州連合)、アメリカ、日本で新しい自動車の燃費規制が導入されます。原油価格の急上昇、将来の資源枯渇の問題もあり、燃費規制は当然でしょう。規制内容については、24日の日経新聞を読んで欲しいと思いますが、現行規制より大幅に厳格化される予定であり、自動車メーカーにとっては死活をかけた取り組みが求められます。
 ハイブリッド車が得意な日本メーカー、低公害・低燃費のディーゼル車で先行するヨーロッパメーカー、これにアメリカのビッグ3(懐かしい言葉です)が絡んで世界の自動車メーカーの激しい競争が展開されることでしょう。
 ガソリン価格の急上昇もあり、この際私たち庶民は自動車の利用方法を根本的に見直すことが必要でしょう。低燃費運転を行う、小さい車に乗り換えるなどなど。我が家の場合、自動車の年間走行距離は約500㎞、しかも最近軽自動車に乗り換え、急加速をしないなどの低燃費運転を心掛けていますので、給油は一年間に1回、これ以上、ガソリン代節約の余地はありません。
 ところで灯油価格もまた大幅に値上がりしており、暖房費の節約が求められます。政府は原油高対策として「灯油代補助、最大1万円」を検討しているようですが(24日の新聞各紙参照)、寒冷地の高齢者世帯や母子家庭に限られるようで、一般庶民への助成はありません。私たちはガソリンとともに、灯油も節約にも乗り出すしかありません。
 この際、薪ストーブの利用で乗り切るのも一つの方法ですが、我が家はそのような環境にはなく、また薪を入手するのが大変です。厚着と足温器、エアコンで冬を乗り切ることにしましょう。最近は石油ストーブよりエアコンの方が、暖房費を節約できるそうですから。

地球温暖化でお米の生産地に変化!

2007年12月21日 | Weblog
■北海道が注目される!
 去る15日、インドネシアのバリ島で13日間にわたって開かれていた国連機構変動枠組み条約締約国会議(COP13)は、ポスト京都議定書づくりに向けた工程表「バリ・ロードマップ」を採択し、閉会しました。京都議定書に続く地球温暖化防止の新たな枠組み(ポスト京都議定書)づくりへの動きです。
 欧州連合EUは自動車の二酸化炭素規制の強化へ動いており、また地球温暖化問題に冷淡だったアメリカも自動車の燃費規制に動き始めました。世界は自動車の燃費規制、二酸化炭素削減へ向け、加速しています。
 地球温暖化の問題は、日本のお米の生産も大きく左右するようです。今朝のNHKテレビによれば、温暖化により全国各地でのお米の生産量が大きく変動するようで、北海道での急増が予想されています。最近、北海道産のお米が好評でよく売れている、と報じられていましたが、これも温暖化により北海道がお米の生産適地となりつつあるからでしょう。北の大地は、お米その他の農産物の一大生産地として繁栄するのでしょうか。
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お金は有意義・有効に使おう!

2007年12月20日 | Weblog
■退職後の限られたお金の使い方とは!
 私のような退職者、またこれから定年を迎える団塊世代の皆さんたちのお金・小遣いは限られたもので、現役時代のような使い方はできません。それ故、効果的な使い方が求められます。
 お金を有意義・有効なものとするには、①求められているものに使う、②使うことで楽しくなる、③自分の生活・活動に幅と奥行きが生まれる、④結果として社会的な意味がある、ことが必要です。
 第一はNPOなどの社会的団体の会員になることです。例えばアムネスティ・インターナショナル、あしなが育英会の年間会費は12000円です。両団体の会員になっても年会費は24000円、ゴルフ一回分です。これにより社会的団体へ寄付した精神的な充足感を持つことができ、また送付されてくる機関紙で関連知識を身につけることができますし、関連活動に参加することも可能です。
 第二は邦楽やクラシック、能楽などの趣味にお金を使うことです。例えば長唄を習うことで、①趣味の楽しい時間を持てる、②交際範囲が広がる、③結果として日本の古典芸能を経済的に支えることができる、などの効用があります。
 特にクラシックや能楽の鑑賞は低廉な費用で楽しむことができ、限られたお金を有効・有意義に使うことができます。例えば読売交響楽団や日本フィルの会員になり、サントリーホールP席(最安価な席だが、指揮者と対面する最も豪華?な席)で聴くならば、ゴルフ1回分で一年間楽しむことができます。また、国立能楽堂(定期公演・普及公演等)の中正面席(一番安い席)に月2回通っても、その費用は飲み会の1回分です。
 定年退職の皆さん、限られたお金・小遣いは有意義・有効に使い、「一粒で二度美味しい」世界を体験しましょう。
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ボランティアで夫婦円満!

2007年12月19日 | Weblog
■肩書き作り、時間の有効活用に最適のボランティア!
 某労働組合を退職して3年、ボランティア兼個人投資家として過ごしてきましたが、個人投資業は長期運用の非営利投資NPI、ご当地投資なので普段特にやることはありません。株式の売買回数も数える程で、株価のチェックもしません。
 そこで日々、取り組んでいるのがボランティア。社会貢献、社会参加、社会へのお礼奉公、精神的充足(自己満足?)のつもりでボランティアに取り組んでいますが、裏の理由もあります。それは①肩書き作り、②時間つぶし、③家庭離れ(濡れ落ち葉の解消)です。
 退職した後の肩書き・名刺のない人生は、寂しく悲しい。しかし、ボランティアでは名刺と肩書きを手にすることができます。また、暇な時間の有効活用(時間つぶし)にボランティアは最適です。面白いボランティアなら週に2日、3日と取り組んでもOK。私自身、ある団体で週二~四日、無給で取り組んでいますが、それなりに面白く、ボランティア三昧?の日々です。退職者にとって交通費や弁当代が支給されるボランティアならば、なお結構でしょう。
 ボランティアの更に良い点は、女房殿のご機嫌が良くなることです。退職し、毎日家にいるようになれば女房殿はいらつくし、機嫌も悪くなります。濡れ落ち葉と揶揄され、嫌われる一方です。しかし、夫がボランティアで機嫌よく家を留守にすれば、女房殿のご機嫌もよくなります。ボランティアは家庭円満、夫婦円満の基です。
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「ねんきん特別便」の発送開始、17日!

2007年12月18日 | Weblog
■NHKがNスペ「取り戻せるか年金記録」を放送!
 社会保険庁は17日、「ねんきん特別便」の発送を開始しました。これは「宙に浮いた年金記録」5000万件の対策として、公的年金の加入者・受給者に記録を確認してもらうためのもので、17日に第一弾として約30万通が発送されました。
 これに合わせてNHKは昨17日、NHKスペシャル「取り戻せるか年金記録」で社会保険庁の照合作業について放送していました。年金支給問題が絡む深刻な内容であり、また関係者の真剣な努力が感じられる番組でしたが、見ていてつい笑いが出てしまいました。あまりにもアホらしい人為的なミスと年金管理システムの不備が原因で、今日の混乱を招いたことにです。
 社会保険庁の現役の皆さんは、多くのミスを積み重ねてきた先輩達や欠陥だらけの年金管理システムを放置してきた管理者への強い不満を持っていることでしょう。しかし、めげずに照合作業を続け、一人でも多くの人たちの年金を回復して欲しいものです。
 今回の年金トラブルは、国や組織(会社など)がいかに無責任なのかを明らかにしました。国家や企業は、その存立目的のために機能しているのであり(国家は安全保障・国益確保等、企業は営利と存続・発展等)、国民や構成員の幸せを第一義としているのではない、と言うことです。国民・構成員は、国家や企業がそのような存在であることを認識した上で、その一員としての役割、権利義務を果たしていくべきでしょう。
                                    以上

NHKが「ワーキング・プアⅢ」を放送!

2007年12月17日 | Weblog
■出来ることからやろう!
 昨年放送され評判を呼んだNHKの「ワーキング・プア」関連番組2本を再編集し、去る10日に再放送した「ワーキング・プアⅠ&Ⅱ」、その続編である「ワーキング・プアⅢー解決への道」が昨16日に放送されました。
 今回は韓国、アメリカ、イギリスなどのワーキング・プア対策を紹介しつつ、日本の取り組みの遅れを指摘していました。詳細は略しますが、辛い限りです。特に日本の36歳の青年?は、子供の時に両親が離婚、母親と同居していましたが、高校生の時に母親も家を出て、その後はアルバイトをしながら自分一人で生きてきたとのことですから、きつい人生です。
 特別の技能も無いようですし、年齢も36歳ですから、これからも生活は厳しいでしょう。背景に現代日本の家族・親族関係の崩壊、企業のグローバル経済下のコスト至上主義などがあるように思います。
 番組が指摘するように、一時的に何らかの支援・対策が必要なのでしょう。本人のやる気、責任、自立だけを呼びかけるのでは無責任かもしれません。現在、ボランティア専業の私にできるのは「あしなが育英会」へ寄付すること、ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー(定価300円)」を1000円で購入することぐらいですが、出来ることから出来る範囲で、細く長く続けていきましょう(費用は現役時代より減少した交際費で賄えます)。
                                    以上

今日は退職記念日ですが!

2007年12月14日 | Weblog
■予定通りにはいかない第二の人生!
 今日は私の退職記念日です。3年前の12月14日、赤穂浪士の討ち入り日に合わせて某労働組合書記を、57歳10カ月で退職いたしました。仕事は面白く遣り甲斐もあり、給与も私にとってはまずまずで、居心地のよい職場でした。
 しかし、自分の仕事(政治担当として主に国会対策、選挙活動に取り組む)が一段落したこともあり、また人生80年・労働生活40年というライフプランを持っていましたので(私は18歳から働き、ほぼ40年が経過)、自己都合退職を決めました。
 退職後の第二の人生は、個人投資業で生活費を稼ぎつつ、リカレント教育の実践と称して60歳まで学生生活をおくり、その後の人生はその時点で決定する、というものでした。
 しかし、退職後まもなく某先輩からボランティアを勧められ、以後はこのボランティア三昧の日々となり(事実上、私一人で辞める訳にはいかない事情もあり)、第二の人生の予定はまったく狂ってしまいました。
 でもボランティアはそれなりに面白く、遣り甲斐のある日々を過ごしています(生活維持は大変ですが)。今日は午前中に歯科医院、午後はボランティアに行きます。
                                      以上