NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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団塊世代男性の8割が労働意欲!

2006年12月26日 | Weblog
■8割の人が働くのは良いことか!
 最近の新聞報道や今朝のNHKテレビを見ていると、団塊世代の労働意欲の高さに驚かされます。特に男性では約8割、女性でも約6割の人が60歳以降も働くことを希望しているようです。理由は①生活のため、②健康のため、③働きがい、やりがいを求めて、などなど様々なようです。
 最近の若年労働者不足もあるのでしょうか、イオンのように定年年齢を65歳まで延長する企業も現れています。たしかに団塊世代の大量退職による労働力不足、技術・技能の継承不安、将来の生活不安、長生きリスク、年金等の社会保障制度への不安などがあり、65歳までの定年延長は一つの方法でしょう。
 しかし、団塊世代の男性の8割もが職場に残ることが、本当に良いことでしょうか。
■自己都合で会社に残るな!
 定年延長とはいえ高い賃金と地位(それなりの)の団塊世代の8割が、そのままで会社に残ることは考えられません。会社はそれほど甘くありません。賃金は切り下げられ、肩書きはなくなるでしょう。それでも企業に残るのでしょうか。
 もちろん仕事を必要とする人、仕事に必要とされる人は、企業に残り、仕事を続けるべきでしょう。しかし、健康のためとか、やりがいや働きがいという自分の勝手な理由のために会社に残ることには、疑問があります。
 いまでも新卒者を除く若い人の失業率や非正規労働者の割合は高いものがあります。団塊世代は、若い人に職場や仕事を譲り、ボランティアなどの社会的に意味のあることにチャレンジして、少子高齢化社会の日本にお礼奉公すべきだと思います。
 それにしても日本の高齢化は本当に進んでいるのですね。25日に死刑が執行された4名中、3名は64歳、75歳、77歳でした。高齢化社会を実感するとともに、70歳を過ぎ、おそらく何十年も服役してきたであろう人を、なぜいま処刑するのか、疑問が残りました。最近、世の中、疑問が残ることばかりです。
                                  以上