NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

下野竜也、読響初代正指揮者デビュー!

2006年11月30日 | Weblog
■下野竜也、読響の初代正指揮者に就任!
 昨日はサントリーホールで読売日本交響楽団の演奏を聴いてきました。読響の初代正指揮者に就任した下野竜也のデビューで、演目はバッハのシャコンヌ、モーツァルトの交響曲第25番、そしてコリリャーノの交響曲第1番でした。現代音楽はよく分からないので、やはりバッハとモーツァルトが良かったですね。
 それにしてもコンサートに行くと音楽の素人には分からないことが多くあります。例えば指揮者には、なぜあのように多くの名前があるのでしょう。いわく正指揮者、常任指揮者、名誉指揮者などなど。
■コンサートで理解できないこと
 音楽の素人がコンサートに行った時、理解できないものの一つは、一つの楽章が終わった後に起きる観客席の咳払い、その大合唱です。咳をする必要がない人まで咳払いをしているようで、異常です。なぜあれほど一斉に、咳払いをしなければならないのでしょうか。
 また、演奏後の長い拍手も気になります。なぜあれほど長い時間、拍手を行う必要があるのでしょうか。疲れている指揮者が何度も何度も舞台に呼び戻されている姿は、同情したくなりますし、拍手をする私たちも疲れてきます。能・狂言ほどとは言いませんが、演奏後の拍手はいい加減にして欲しいと思います。どんなに拍手してもアンコールする訳でもありませんし。
 さらに最近のコンサートは高齢者が増えているせいか、演奏中に咳をする人がいて気になります。体調や緊張感から咳がでてしまうのでしょうが、演奏中の咳は迷惑です。私も高年齢者になり、体調が勝れなくなったらコンサートには行かず、自宅でCDを楽しむことにしましょう。
                                 以上

NHK、3夜連続で「生活保護」の特集放送!

2006年11月29日 | Weblog
■ワーキング・プアと生活保護!
 NHKは27日(月)から本29日(水)までの3夜連続で、生活保護に関する特集番組を放送しています。
 一昨日は働いても働いても生活が立ちゆかないワーキング・プアの31歳の青年を中心に、生活保護の問題点を指摘していました。
 昨日は高齢者に的を絞り、削減される生活保護費に言及していました。番組では75歳の元タクシー運転手の方が登場し、その生活実態と裁判闘争を描いていました。
 何れも厳しい現実をリアルに描いており、見ている方が辛くなるものでした。しかし、疑問も残ります。アルバイトやパートで働いてきたフリーターの青年が、病気が契機とは言え、そんなに簡単に生活破綻するものかどうか、またタクシー運転手として長く働いてきた人には厚生年金があるはずですが、なぜあれほど年金額が少ないのか、などなど。
■今日は生活保護・セーフティーネット
 番組内容の一部に疑問は残りますが、現実は現実でしょう。標準的な生活者(そこそこの企業に正社員として勤務し、本人も家族も大病せず、離婚もしていない人)には窺い知れない理由があるのでしょう。
 生活を破綻させるきっかけは、色々あります。リストラ・失業、家族関係の崩壊、病気や離婚、借金の保証人などによる経済的困窮などです。
 そこで大切になってくるのがセーフティーネットであり、どこかの首相が掲げている再チャレンジの機会提供でしょう。本日のNHK特集番組の最終回放送は、「生活保護・セーフティーネット再生のシナリオ」です。期待して見たいと思います。
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「投信の罠」で特集、週刊『ダイヤモンド』12月2日号!

2006年11月28日 | Weblog
■投資信託の実態はいかに!
 昨27日発行の週刊『ダイヤモンド』誌12月2日号は、「投信の罠」と題した特集を行っています。新聞で広告を見て、投資信託に関心があるため本屋に行き、『ダイヤモンド』を立ち読みしてきました(原則として週刊誌は購入しませんので)。
 広告では凄まじいタイトルが並んでいました。「顧客不在、お粗末運用の実態」、「飛びついてはいけない!こんな投信」、「史上最大のヒット投信グロソブの罪」、「地銀が肥える名ばかりのご当地投信」などなど。
 記事の詳細は略しますが(購入して読んでください)、その一部を紹介すると残高5兆6千億円の巨大投信グロソブ(グロバール・ソブリン・インカム)については、「個人投資家より販売会社への還元を重視」と厳しい批判を行っています。
 また、いま団塊世代を中心に人気の毎月分配型投資信託については、「自分の資産を削る分配金でまやかしの安心」と、手厳しいコメントです。
■投資は自分の判断で!
 私はかねてより「投資信託は危ない」と批判してきました。それは①投資信託の手数料が高い、②運用するプロが玉石混合で信用できない、③運用責任者が責任をとらない、などの理由からでした。
 しかし、世の中には自分では運用できない、知識・経験が豊富なプロに任せたい、などの消極的理由から投資信託を購入する人がいます。
 私はそのような人には、①手数料の安い投資信託を選びなさい、②債権中心の投資信託にしなさい(株式投信よりは運用能力が低くても可能)、③中長期投資に徹し、間違っても毎月分配型のような投資信託を選択してはならない、と主張してきました。
 今回『ダイヤモンド』が投資信託の特集を行ない、問題点を鋭く指摘したことは、ある種の驚きです。金融業界や証券会社などと関係の深いダイヤモンド社のこと、スポンサー企業からの批判もあると思いますが、よくぞこのような特集を行ってくれた、と思います。
 個人投資家の皆さん、証券会社や銀行、郵便局の言いなりにならず、自分自身の判断で投資を行ってください。彼らは手数料稼ぎで、投資信託を販売しているのですから。プロは、運用金額が数百万以下の個人投資家など、真面目に相手にしてはくれませんよ。
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小学校クラス会の話題は、定年・健康・年金!

2006年11月27日 | Weblog
■2回目のクラス会出席!
 25日(土)午後、品川駅近くの和食店で開かれた小学校のクラス会に出席してきました。10数年ぶり、2回目の出席でした。
 今回のクラス会は、60歳・還暦祝いを理由に開いたもので、恩師ご夫妻も含め出席者は23名、かつてのクラスメイトは47人でしたから、半数近い人たちが出席しました。
 亡くなった人が1名、連絡不可能の人が13名、そして欠席した人が12名。最も遠方の人は長野県からの参加、幹事は福島と水戸在住の人でした。また、昔の住所にそのまま住み続けている人は8名(男性6名、女性2名)。私のように同じ品川区内ながら、実家から離れたところに済んでいる人も何人かいました。人生60年時代の平均的な数字でしょうか。
■話題は、定年・健康・年金!
 久しぶりの再会ですので、出席者の顔と名前が思い出せるか不安でした。このため当日朝、急いで小学校の卒業アルバムを探しましたが見つからず、中学校のアルバムを持って参加(クラス全員が同じ中学校に進学しましたので)。
 受付をすませ、挨拶を行い、着席した後の最初の話題は、当然のことながら定年、健康、そして年金のこと。これは60歳・還暦世代に不可欠の共通話題です。既に定年を迎えていた人もいましたし、来年、定年を迎える人も何人かいました。自営業も何名かおり、定年はないようです。(以下、略)
 各自の近況報告を聞きつつ、参加者とアルバムを交互に見詰めながら、48年の歳月を思い出した2時間でした。次回のクラス会(日程未定)に参加できる人は、何人でしょうか。
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本日、ホテルの朝食会に出席します!

2006年11月24日 | Weblog
本日、某団体の朝食会(全日空ホテル・8時)に出席するため、朝7時には自宅を出ます。また、昼間はボランティア(予定)、夜は後輩のお祝いの会があります。このため本ブログは、お休みさせていただきます。
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ライブドア、金融事業売却で大丈夫か!

2006年11月22日 | Weblog
■売却で生き残りは可能か!
 本22日の日経新聞朝刊は、あのライブドアが全金融事業を投資会社に売却する、と報じています。
 記事によるとライブドアは証券、商品先物、信販などの金融事業会社7社を傘下に収めており、この金融事業を全て投資会社のアドバンテッジパートナーズに500~600億円(実質的な負担額)で売却する、とのことです。
 ライブドアの営業収益の8割は金融事業が稼いでいるとされていますから、今回の売却でネット事業に特化した場合、今後のライブドアは経営的に大丈夫なのでしょうか。法的な問題もあり、売却するしかなかったのでしょうが、先行きが心配です(本当は関心もなく、心配もしていませんが)。
■会社の買収で社員はどうするのか!
 ところで自分の働いている会社が買収された場合、社員の反応、対応はどのようなものでしょうか。
 私が株式取引を行っている証券会社は、かつてSFG・・・という長たらしい名前の会社でしたが、いつのまにか楽天に買収され、楽天証券と名前が変わってしまいました。私はただの取引利用者でしたが、不愉快であり、証券会社を変更しようと思いました(結局、面倒くさいのでそのまま取引していますが)。
 私のような単なる利用者でも不愉快なのですから、社員の場合、新しい経営者、新しい経営方針を受け入れるには心の葛藤があるでしょう。当該社員の地位、年齢、業務内容などにより異なるでしょうが、新しい経営者を迎えるのは大変だと思います
 特に外資系の会社に買収された場合、社内公用語が英語になることも考えられ、偉いことになります。会社を辞めてしまう人もいるでしょうし、生活のこともあり、そのまま働き続ける人もいるでしょう。逆にチャンスとばかり張り切る人もいるでしょう。
 私が50歳の会社員だった場合、どうしたでしょうか。もしも住宅ローンと子育てが終わっていて、買収会社が外資系やライバル会社の場合、たぶん退職するでしょう。英語はできませんし、「武士は二君につかえず」との気持ちですから。でもそれ以外の場合は・・・・。
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日経平均、1万6千円割れの要因は?!

2006年11月21日 | Weblog
■背景に優遇金利廃止への動きあり?!
 世界の株価が順調な中、日本の株価だけは元気がないようです。昨20日の日経平均株価は1万5726円となり、9月27日以来ほぼ2ケ月ぶりに1万6千円を割り込みました。
 企業の業績も悪くなく、個人の金余りも解消した訳でもなく、少子高齢化で将来の生活不安もある現状では、「貯蓄から投資」へ移行しても良いはずです。しかし、日本の株式市場は複雑なようです。
 本日の日経新聞朝刊「一目均衡」は、「消えた貯蓄から投資」と題して、日本株の独歩安の要因として株式の売却益などに適用されている軽減税率、いわゆる優遇税率の廃止への動きがあると、論じています。
 何れにしろ今年の株価の動き、運用成績にがっかりしている個人投資家も多いと思いますし、私自身も含み損を抱えています。しかし、「上げは売り、下げは買い」、「ナンピン買い一筋」をモットーに我慢しています。株式投資は2~3年に1回、場合によっては5年に1回、売りのチャンスが回ってくれば、それで十分なのですから。
■ニッサン、スカイライン発売!
 日産自動車は昨20日、主力セダンの「スカイライン」を発売しました。12代目で、5年ぶりの全面改良の車、日産としては約1年ぶりの新型車だそうです。
 かつては若い人に人気のあったスカイラインですが、最近は振るわず、2005年の販売台数は最低の6600台だったそうです。スカイラインは、日産と合併前のプリンス自動車(旧中島飛行機系)以来の主力車種、それが7000台にも達していないとは・・・。
 様々な経緯から私は、日産の車を買い続けています(サニーですが)、購入は10年に1回。これでは日産の業績向上に、余り貢献しているとは言えないようです。でも10年乗っても走行距離2万キロ以下、現在の車は4年で1600キロですから、今回も10年は乗り続けることになります。
 日産自動車の皆さん、売り上げに貢献できず、すみません。
                                   以上

沖縄県知事に67歳の与党候補当選!

2006年11月20日 | Weblog
■組織人はつらいよ!
 昨19日に投開票が行われた沖縄県知事選は、自民党と公明党が推薦したオール与党候補者(前県商工会議所連合会長)が、オール野党の女性候補を破って当選し、今後の県政を担うことになりました。
 基地問題と経済問題を抱える沖縄の県政運営は、与野党の利害と面子と理念・思想が正面からぶつかり合うので、とても大変です。その県の知事に、沖縄電力会長を務めた人が67歳にもなって与党候補としてチャレンジし当選したのですから、同情したくなります。テレビを見る限りかなりお疲れのようで、今後が心配です。
 組織に所属している人は、組織の指示や利益に反することができません。67歳の与党候補者も組織や関係団体から要請され、「国のため、沖縄のため、経済のため、会社のため」と思って立候補したのでしょうが、組織人の悲哀を感じさせるものでした。
■沖縄には社会大衆党がある!
 ところでオール野党陣営の中に民主党や共産党、社民党とともに、地元だけのローカル政党である沖縄社会大衆党の名前が出ていました。
 かつて戦前の日本に社会大衆党という政党がありました。昭和7年頃に組織され、昭和15年頃に軍部や政府の圧力で解散に追い込まれたと記憶していますが、一時期、無産者(労働者)の政党として頑張った歴史があります。
 私も21歳の時、今は無き(亡き)某政党の青年党員として、本土復帰前の沖縄にパスポート持参で行き、当時の沖縄社会大衆党委員長の演説を聴いたことがありました。今でも沖縄社会大衆党の名前を聞くと、「沖縄の戦後は終わっていない」と思わされます。沖縄に「パンと平和」がもたらされることを願います。
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高木連合会長、朝日新聞に登場!

2006年11月17日 | Weblog
■労組は誰の味方か!
 労働組合のナショナル・センターである連合の高木剛会長が、今朝の朝日新聞「丁々発止」に登場し、二人の編集委員から突っ込みを受けていました。
 編集委員は、「連合は正社員の味方ですか。それとも組織されていない人たちを含めた労働者全体の味方ですか」と質問に入り、以下、「労組は正社員クラブ」、「大手企業の正社員と公務員の護送船団」などなど質問を浴びせていました。
 高木会長は、「常に労働者全体を念頭に置いて運動している」と回答し、以下、ていねいにしっかりと質問に答えていましたが、なかなか大変なようです。
 詳細は記述しませんが、労働組合が厳しい状況におかれていることは確かですし、一般論や正義論、あるべき論を展開されれば、誰でも受け身に立たされ、回答は大変です。
■労組は、声を出す労働者の味方!
 元労組書記としては、「労働組合は労働者の味方」と断言したくなりますが、実際はそうとも言い切れないところがあります。大企業正社員の組合、公務員の組合は事実です。
 自分自身、29歳の時に労働組合運動に入るまでは、労働組合もない小さな会社を転々としたり、フリーターのようなことをしていましたから、労働組合や労働運動に懐疑的でした。
 しかし、労働組合の書記になってみると、労働運動の多くが労働者全体や国民のために行われていることは実感できました。賃金を含む労働条件向上の取り組みは、労働組合にとって基本の活動ですが、それ以上に労働組合は政治活動、政策制度活動、国民運動、社会活動、ボランティア活動などに取り組んでいたのです。
 どちらにも言い分はあるのです。そこで結論。労働組合は組合員のための組織であり、声を出す労働者の味方です。労働組合は、声も出さず、要求もせず、行動もしない労働者を助けることはできないのです。
                               以上