NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

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マクドナルドに労働組合が結成されるとき!

2006年05月31日 | Weblog
■労組組織率の低い外食業・流通業!
 昨30日のテレビや新聞は、ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドに労働組合が結成されたことを報じていました。
 マクドナルドに代表される外食業界や流通業界は、パートやアルバイトなどの非正規労働者が多く、正社員は限られています。このため外食業界などでの労組組織率は、極めて低いものとなっています。
 アルバイトは普通、時給800円から1000円位。800円ですと1日8時間働いて6400円、月22日働いたとして約14万円。これでは普通の人は生活できませんし、結婚も大変です。アルバイト同士のカップルが極めて少ないのは、結婚しても生活を維持できない、と言うことでしょう。
 パートやアルバイトなどの非正規労働者が多い今、労働組合は最も必要とされているのです。しかし、企業の経営者の中には、いまだに労働組合を嫌っている人が多いようです。労働組合ができたら大変、と恐れている経営者もいるようです。
■労働組合は企業経営にプラス!
 労働組合が結成された場合、企業にとって本当に大変なのでしょうか。労働者は、自分が働いている職場・企業で3日後も3ケ月後も、そして一年後も三年後も働きたいと思う時、労働組合を結成しようと思うのです。つまり企業への愛着と労働意欲がある時、労働組合は誕生するのです。
 詳細は省きますが、一般的には労働組合のある職場・企業は、生産性が高くて経営効率が良いとされます。また、労働組合の存在は企業経営を民主化し、企業を活性化します。企業の社会的信用も高まります。それ故、労働組合の存在は、企業経営にとってプラスなのです。
 いまどきの労働組合は、無理な賃上げを要求することもなく、不必要なストライキを行うこともありません。経営者がきちんとした企業経営を行い、法律に準じた適正な労働環境を提供していれば問題はありません。
 そこで結論。個人投資家にとって労働組合がある企業は、投資判断を行う場合のプラス材料。同じ条件ならば、労働組合のある企業に投資しよう、と言うことです。
                                 以上

スズキが日産・ホンダを抜くとき!

2006年05月30日 | Weblog
■「軽高登低」の自動車販売!
 自動車大国日本、そのビッグスリーはトヨタ・日産・ホンダ。しかし、このビッグスリーは、登録車(所謂大衆車以上の車)の販売台数から見たもの。
 いま日本で売られている車を大別すると、登録車と軽自動車(排気量や車体の大きさに制限。維持費が安い)。そして今、大人気で売れているのが軽自動車で、低迷状況にあるのが登録車。この現象を業界人は、「軽高登低」と呼ぶそうです。
 この軽自動車と登録者の合計販売台数を4月の統計で見ると以下のようになり、スズキ(軽自動車中心で、登録車も製造販売)が第二位に浮上し、ホンダ(登録車中心で軽自動車も製造販売)は第三位。第五位までを比較するとダイハツ(軽自動車中心で、登録車も製造販売)が第四位に食い込み、日産(軽自動車も販売)は第五位に転落します。
 タイトルに「スズキが日産・ホンダを抜くとき!」と書きましたが、実は自動車販売台数(登録車と軽自動車の合計)でスズキは、既にホンダと日産を抜き去っているのです。また、ダイハツも僅かですが、既に販売台数で日産を上回っています。したがって日本のビッグスリーは、トヨタ・スズキ・ホンダと言うことになります。
       <2006年4月の自動車販売台数>
トヨタ:11万7658台、スズキ:5万4142台、ホンダ:5万2075台、ダイハツ:4万6368台、日産:4万4010台
■高齢化・女性化、ガソリン高の時代は軽自動車!
 軽自動車といえども自動車。大衆車よりも高い軽自動車はたくさんあります(例えば三菱自動車の軽自動車iは128万円からで、大衆車より価格が高い)。また、軽自動車メーカーは価格や安全性、燃費などで激しい技術競争を展開しており、その実力をもって大衆車市場に参入し、実績を上げています。
 それ故、登録車のみの販売台数でビッグスリーと豪語しても意味はありません。登録車・軽自動車の合計販売台数で、比較しなければなりません。
 いま世界は原油高(つまりガソリン高)の時代に突入し、そして日本は高齢社会に入りつつあります。また、女性の社会進出が拡大しています。「一家に1台」から「一人に1台」のマイカー時代が到来しています。
 このような環境の時、燃費が良く、高齢者や女性にとっても運転が楽で、しかも税金などの維持費が安い軽自動車は、多くの人たちから歓迎されます。技術の進歩で、弱点とされた安全性(車体が小さいのですから、ある意味で当然ですが)も向上しています。
 「高齢化・女性化と燃料高の時代は、軽自動車の時代」と言えましょう。個人投資家としては、軽自動車メーカーに注目です。
                                   以上

増える「密葬」、「お別れの会」方式!

2006年05月29日 | Weblog
■最近相次ぐ「密葬」、「お別れの会」!
 高齢化社会の現在、お亡くなりになる方も当然のように増えていますが、大変なのは葬儀やお墓の準備でしょう。費用も大変です。また、形式主義の仰々しい葬儀を嫌う人も多くなっていますし、お墓については従来からの家族単位のお墓より、個人墓を希望する人が増えています。
 そのような中、いま増えているのが近親者のみにより「密葬」であり、また「お別れの会」方式の葬儀です。「お別れの会」では香典を止め、会費方式とし、平服での参加を呼びかけるものもあります。
 本29日の日経新聞朝刊には3件の葬儀広告が掲載されていますが、何れも近親者のみによる密葬を済ませ、「お別れの会」の案内を行っているものです。葬儀事情は、たしかに変わりつつあるようです。
■「関嘉彦先生とのお別れの会」、6月19日!
 ところで元都立大教授で、去る5月4日に亡くなられた関嘉彦氏(元民社研議長・元民社党参議院議員)の「お別れの会」(主催者代表・堀江湛政策研究フォーラム理事長 共同呼びかけ人・田中慶秋民社協会会長)が、来る6月19日に開催されることになりました。以下に要領を掲載します。
            記
名称 「関嘉彦先生とのお別れの会」
日時 6月19日(月)17:45~19:45
場所 東京グランドホテル3階 桜の間(03-3456-2222)
    都営地下鉄三田線芝公園駅A1出口1分
会費 7000円(立食パーティー形式)
   (ご香典・ご供花・ご供物は辞退、平服参加)
                                以上

投資信託も良いが、自分で株投資を!

2006年05月26日 | Weblog
■女性向き投信、ノーロード投信が相次いで登場!
 本26日の日経新聞朝刊は、「女性の個人投資家に標準を定めた投資信託が相次いで登場する」と報じ、「ブランド企業や女性の登用に前向きな企業に投資するファンドの運用も始める」と解説しています。
 投資信託は今、絶好調のようです。投資信託協会が5月15日に発表した株式投資信託(公募)の4月末の純資産残高は45兆5459円となり、バブル期の水準に並んだと報じています。
 絶好調の背景には、①預金から投資への動き、②日本経済の好調、③株式市場の拡大、④新たな投信販売業者の登場(銀行や郵便局)などがありますが、さらにインターネット証券や中小証券によるノーロード投信があるようです。
 ノーロード投信は「手数料ゼロ」の投資信託で、このノーロード投信の販売で先行し、売り上げを拡大しているのがインターネット証券です。
■投資信託よりも自分のお金と知恵で株式投資を!
 投資信託には、①投資信託を購入するとき販売会社(証券会社・銀行・郵便局)に払う販売手数料、②購入後に運用会社や販売会社に払う信託報酬があります。販売手数料は契約金額の3%程度、信託報酬は年1%前後とされ、かなり高額です。このため100万円で購入した投資信託は、翌年には97万円に目減りしてしまうのです。
 私は常々、個人・シロウトが投資信託を購入することには反対してきました。理由は、①手数料が高い、②多くのプロ・専門家の運用成績はインデックス(例えば日経平均)に及ばない、③自分の金の運用を他人に任せるのは危険、④他人任せは勉強にならず、もったいない、などです。
 しかし、ノーロード投信のように手数料が安くなり、また実績があって信頼できる運用方針を持ったプロがいる場合は、投資信託の購入に踏み切っても良いと思います。ただ、投資信託や株・債権、経済や産業の勉強はして欲しい、と思います。その意味でも単位株程度で結構ですから、自分で株式投資を実践して欲しいと思います。
 本日の教訓:人生はいつも勉強とチャレンジ。
                                 以上

「労働運動 新たな再生を願って」について

2006年05月25日 | Weblog
■月刊誌「改革者」の連載原稿を転載!
 私は現在、学生(放送大学)兼ボランティア兼個人投資家ですが、労働組合の書記を永く務めてきました。その経験や労働運動への想いを、「労働運動 再生を願って」と題して月刊誌「改革者」(政策研究フォーラム発行。定価650円)に、2005年5月号から2006年4月号まで1年間に亘って連載しました。
 この記事を今後、折々に転載いたします。月刊誌「改革者」は一般書店では販売されていませんので、ブログで一読していただければと思います。原則として毎週木曜日に掲載する予定ですが、雑誌掲載原稿ですので字数が多く、読みにくいと思います。また、当品川投資倶楽部が謳う「非営利投資」とは直接関係する内容ではありませんが(通底するものはあります)、元労組書記の問題意識を読み取っていただければ幸いです。
 なお月刊誌「改革者」は、政治・経済・労働・外交などの記事を掲載する総合政策提言雑誌です。購読希望者は政策研究フォーラム(℡03-5445-4575)までお願いいたします。
■連載記事の狙い、問題意識!
 「労働運動 新たな再生を願って」の執筆の狙いや問題意識は下記の通りです。
<執筆の狙い>
労働運動を再生・活性化し、組合員・家族の幸せづくりに貢献する
<問題意識>
①日本社会は持てる者と持たざる者への二極分化が進んでいる
②日本の企業・産業・社会・政治は人々の幸せを実現するシステムになっていない
 ③これは日本の労働運動の目的・方向性、理念から逸脱している
 <各号タイトル>
  2005年 5月号 「格差拡大社会への労組の対応」
    05年 6月号 「M&A時代の労組は株所有へ」
 05年 7月号 「新たな生産性運動の構築へ」
  05年 8月号 「教育活動を強化し原点を学ぼう」
  05年 9月号 「国民運動が育む次世代リーダー」
05年10月号 「政治活動で組織の強化を」
05年11月号 「文化活動は組合活動の柱」
05年12月号 「CSRと労組の社会的責任」
    06年 1月号 「組織拡大は労組の永遠の課題」
    06年 2月号 「個人に立脚し、個人を育む組合へ」
    06年 3月号 「労働・余暇・資産の充実へ」
    06年 4月号 「働く者の連携とミッションの発信」
以上

株価暴落と大手銀行の儲け過ぎ!

2006年05月24日 | Weblog
■大手銀行6グループの利益3兆1200億円!
 凄いですね。日経平均の15500円台への低下と、大手銀行6グループの利益が3兆円を超えたことです。
 株安は日本だけではなく、中国・ロシア・ブラジルなどの株価もそろって値を下げ、「株価 世界連鎖の懸念」(本24日の読売新聞朝刊)が出ているようです。
 一方、大手銀行6グループの2006年3月期の税引き後利益は、バブル期の1.7倍で前期比4.3倍の3兆1200億円。物凄い利益で、国の保護政策と預金者の犠牲による利益と言えます(銀行自身のリストラ努力を否定している訳ではありませんが)。
 これでは読売新聞が書いているように、国民の間から「もうけ過ぎ」批判がでてくるでしょう。銀行さん、そろそろ預金金利を上げてください。定期預金の金利がほぼ0%とは異常ですし、預金者に対する冒涜です。また、経済学と神への不遜な挑戦?であり、不条理です
■「押し目買いからナンピン買い」は最悪コース?!
 先週の金曜日、セイコーエプソンとニッシンを押し目買いしました。その日は上昇しましたが、今週に入って下落、値を戻してしまいました。
 さらに値下がりしたらナンピン買いへ出動しなければならず、「押し目買いからナンピン買い」への最悪コースになります。しかし、経済全体が順調で、株価も中長期的に上昇が見込まれる場合、これはチャンスです。
 私自身、株のシロウトですから、購入すると値下がりという銘柄が多かったのですが、その都度、ナンピン買い出動しました。その結果、投資額を大幅に上回る利益を上げることができました。例えばアシックスやいすゞ自動車です。
 しかし、この方法がすべてうまくいく訳ではありません。①余裕資金がある、②現物取引に徹し、信用取引は行わない、③その企業の業績が回復基調にある、④株価水準全体の上昇が見込まれる、⑤購入した株は中長期的保有で運用する、などの条件が必要です。
 個人投資家の皆さん、株は「現物取引で中長期的保有」が原則です。
                                  以上

NHK、ライブドア事件特集!

2006年05月23日 | Weblog
■ライブドア裁判のポイントは損害額の算定!
 昨22日夜、NHKの人気番組「クローズアップ現代」は、「ライブドア株・失われた財産」と題したライブドア事件の特集を行い、信用取引などで多くの損害を出した人たちの苦悩の姿や損害賠償裁判の今後の行方について放送していました。
 ライブドア事件では多くの個人投資家が損害を出したと言われ、放送では多額の損失を出しパートで働く人や、信用取引で証券会社に数千万円の借金を負った人の姿を描いていました。
 既に損害賠償の裁判に96人が訴訟を起こし、今週中にさらに100人、続いて1500人が訴訟を行う予定とされ、異例の大規模裁判になることが予想されます。問題は損害額の算出とされ、多くの個人投資家を本当に救済できるのか、今後の裁判が注目されます。
■60歳台が最大の損害!
 ところで放送を見ていて驚いたのは、一番多くの損失を被ったのが60歳台の高齢者ということです。ライブドアのような分かりにくい会社(ITの本業で利益を出していない、ニッポン放送株買収資金が不透明など)の株に、思慮分別がある中高年が貴重な老後資金を投入していたとは信じがたいことです。
 また、多くの人たちが信用取引を行い、損失を拡大していたとの報道には、本当にびっくりです。信用取引は、シロウトには危険な方法・手段であり、株の初心者は手を出してはいけない、というのが昔からの常識。それを思慮分別がある中高年が行うとは・・・。
 今回の事件の原因は、ライブドアの粉飾決算等にあるのですから、個人投資家が被害者であることは事実。損害賠償裁判で勝利し、少しでも損失を取り戻すことを願っています。しかし、退職金の全てをライブドア株に投資したり、信用取引で巨額な運用するなど一部の高齢者の投資方法は明らかに異常であり、常軌を逸しています(失礼)。
                                   以上

セイコーエプソン、ニッシンを押し目買い!

2006年05月22日 | Weblog
■両社とも株価は順調に上昇!
 今日は19日のブログ「株安で押し目買いのチャンス到来か?!」の続きです。19日の日経平均は、朝方の値下がりの後、午後に戻しましたが、先週の値下がりは凄まじいものでした。5月17日のジンクス(この日に年間の最安値をつける)は、ほぼ生きていたようです。
 私たち品川投資倶楽部は、品川区内の企業を中心に中長期保有を行っていますが、個人としては短期保有の株売買を行う場合もあります。
 私の株式投資のモットーは、中長期保有を前提に「上がったら売り、下がったらナンピン買い」、そして「希望価格での押し目買い」。
 この方針に基づき19日朝、セイコーエプソンとニッシンの押し目買いとナンピン買いに出動しました。買入価格はセイコーエプソンが3160円、ニッシンが94円。今朝(22日)の株価は、セイコーエプソンが3310円の150円アップ。ニッシンは99円の5円上昇で、何れもまずまずの値上がりです。
■中長期保有は「投資の王道」!
 19日のブログで「三洋電機、セイコーエプソンの買いを検討」と書き、検討しました。その結果、セイコーエプソンを選び、さらに保有株のうち値下がりを続けていたニッシンのナンピン買いに踏み切りました。
 買い入れ理由は、セイコーエプソンの場合、業績の回復見込みです。ニッシンの場合、業績は好調なのですが、グレーゾーン金利問題やアイフル問題の影響で値下がりをしていました。この会社は、昔は四国のサラ金会社でしたので影響を受けたようですが、今は事業者金融が中心の会社です。
 何れも業績は順調に推移すると判断し、今後とも中長期保有を前提に、両者の株価の動きを見詰めていきたいと思います。
                                 以上

株安で押し目買いのチャンス到来か?!

2006年05月19日 | Weblog
■日経平均一時、16000円を割る!
 日本の株式市場は変調のようで、株安が止まりません。2006年3月期の主要企業の業績は良いのですが、株・円・債権のトリプル安が進んでいます(読売新聞朝刊)。
 昨18日の日経平均は一時、16000円を割りこみました。これまで「買い」の主役であった外国人と個人投資家が売りに回っていると言われ、厳しい状況になっています。私の株も散々ですが、ボッシュが値上がりしており、なんとか損失をカバーしています。
 株価暴落は大変ですが、物事は考えようで押し目買いのチャンスと思えば、楽しい限りです。企業業績は悪くないのですから。
■三洋電機、セイコーエプソンの買いを検討!
 押し目買いのチャンスならば、買い銘柄を検討しなければなりません。例えば18日に決算を発表した三洋電機は2056億円の赤字で、読売新聞では「連続赤字」と報じられています。しかし、同時にリストラ目標を達成し、来期は黒字転換を見込んでいる、とも報じられています。とすれば三洋電機は、買い銘柄の一つになります。
 また、セイコーエプソンも検討銘柄の一つであり、今年後半から来年以降の値上がりが期待できると思います。この他、まだまだ有望な銘柄が数多くあると思います。問題は株価です。株価が、自分で判断した仕込み目標価格まで値下がりしたとき、買い出動のチャンスがきます。
 長期保有に値する銘柄を、株価が安くなったときに仕込み、3年、5年、10年と熟成させることは、「株式投資の王道」と思います。今日はしっかりと押し目買い銘柄を検討しましょう。
                                 以上

賀川豊彦記念資料館で思う!

2006年05月18日 | Weblog
■社会運動に活躍したキリスト教伝道者!
 昨17日、東京・世田谷の上北沢にある賀川豊彦記念松沢資料館に行ってきました。新宿で京王線に乗り換え、上北沢駅で下車。徒歩3分で賀川豊彦記念館に到着します。
 賀川豊彦は1888年(明治21年)生まれのキリスト教社会運動家で、1960年(昭和35年)に71歳で亡くなっています。キリスト教伝道者として活動しただけではなく、労働運動・農民運動・消費組合運動などにも取り組み、極めて幅の広い社会運動に取り組んだ人でした。
 労働運動の分野では友愛会・総同盟の関西地区の指導者として活躍し、今も労働運動史に残る1921年(大正10年)の神戸川崎・三菱両造船所の大争議では、先頭に立って闘いました。このとき逮捕された賀川豊彦の釈放を求める市民の署名簿が、資料館に展示されています。
 賀川豊彦記念松沢資料館は、教会の裏手にあるコンクリートづくり2階建ての建物で資料館としては小さいものですが、日本の様々な社会運動の全てに関わったと言われる賀川豊彦の足跡、活動の広さをしっかりと展示しています。キリスト教に無縁の人でも、一見の価値がある小さな資料館です(世田谷区上北沢3-8-19、03-3302-2855)
■ヒューザーの小嶋社長、ついに逮捕!
 ところで話は変わりますが、耐震強度偽装事件に絡み、分譲マンション販売会社ヒューザーの、あの小嶋社長が詐欺容疑で逮捕されました。ついにと言うか、やっとと言うか、ようやくの逮捕で、事件の真相解明に一歩近づいたと言えましょう。
一連の耐震強度偽装事件で理解できないのは、関係者が真相追及の声を上げなかったことです。偽装に関わっていなくても、工事関係者などのプロが見れば、あやしいマンション・ホテルであったことは分かるはずです。
 ところが事件発覚まで、関係者が告発することはなかったようです。詳細は判りませんが、利害関係のある人たちからの告発は期待できない、と言うことです。利害が絡んだり、業界・組織のしがらみがある場合、結局、最後は一人ひとりの良心、倫理の問題に行き着くことになります。
 賀川豊彦のように理想に生きよ、とは言いませんが、関係者も一人の人間として不正を告発する勇気は持って欲しいものです。
                                 以上