伊丹郷帳町館「旧石橋家住宅」見学の後、隣接した「旧岡田家住宅」へ・・・
こちらは何度もご紹介していますが、来館者が少ない時でゆっくり見て廻れたので、改めてご紹介します。
今年開催された「鳴く虫と郷町」は出かけていませんが、、2019年に載せています
外観(帰るときに撮りました)
国指定重要文化財(建造物)
旧岡田家住宅は店舗と酒蔵からなりますが,とくに店舗は全国的にも数少ない17世紀の町家で,平成4年に酒蔵とともに国の重要文化財に指定されました。(伊丹市HPより)
それでは・・・「旧岡田家住宅・酒蔵」へ・・・
イベントとで使用されてます。
酒蔵
酒蔵は桁行15.7メートル,梁間14.8メートル,三面庇付,身舎2階,本瓦葺,一部桟瓦葺です。ほぼ正方形平面の屋根の高い建物で,中央南北棟の身舎屋根を1段高くし,三方に庇屋根を葺きおろしていますが,北庇の出は浅くして,東西庇北端は,縋破風(すがるはふ)状に納めています〔縋破風とは本屋根の軒先から一方にだけさらに突き出した部分の破風です〕。南面には小庇が付いています。
1階土間中央には,桁行3列,梁行2列の6本の独立した通し柱が立っています。桁行には南妻から独立柱までと,独立柱間に太い胴差を渡し,北端は北庇柱まで梁を渡しています。東西の桁行通りの胴差・梁上に2階柱を立て,棟通りの胴差から2階柱に大引を渡して2階床を受けています。
身舎小屋組は,棟通りの独立柱で棟木を受け,登梁を与次郎に組んで桁と母屋を受けています。庇柱は半間ごとに立って貫で固め大壁としています。東側北半の庇柱は旧千石蔵との関係で1間ないし2間おきに立ち,東西庇は登梁を2階側柱に枘(ほぞ)差しとし,背面庇は身舎貫(もやぬき)から庇桁に垂木を架けています。
2階は東西側面に各4ヵ所,北面に2ヵ所,南面は1階を含めて4ヵ所に小窓を設けています。出入口は南面に引込戸の大戸を吊っています。東庇南端間に小部屋を仕切っていますが新しいもので,北西隅の板囲いの麹室(こうじむろ)も近年のものです。
酒蔵の建築年代は様式上,店舗の第1次改造と同時期と推定されます。この時に酒蔵と店舗とのあいだを切妻屋根で覆って洗い場を設け,やや遅れて洗い場の西に釜場を増築しました。さらに店舗第2次改造時の明治34年には,洗い場・釜屋の和小屋組を一部に残して洋トラス組に改造し,釜屋西端2.6メートル部分を増築したものと考えられます。(伊丹市HPより)
「搾り場」
久々に訪れた「旧岡田家住宅」ゆっくりと酒蔵見学できました
最近出不精になり出かけることも減ってきています、、、
このところ気温も下がって爽やかな季節!秋を感じてきました~
お出かけ記事が増えるように頑張りたいと思っています!