すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

七夕の暖簾

2011-08-03 14:50:10 | 作品紹介

皆さんこんにちは!

こちら岩手県一関市の呉服店 京呉服すがわら でございます

店内の「工房らくぜん」で色んなものを作っているんですよー!

 

さて、夏もたけなわ

東北六魂祭大賑わいだったようで何よりでした

今 東北は夏祭りの季節、ただ今真っ最中です。

旧暦の七夕ですからね

私の住む町一関市でも夏祭りです

それに合わせてご依頼頂いた今回の品物です。

ようやく完成しました

こちら

701

これが何かと言いますと・・・

 

 

仕立てあがって こちら

702_3

あらー素敵!

暖簾です。

こちら一関名物の老舗のお菓子屋さんです

とてもお洒落な構えで、いつも季節を意識した演出が素敵なんです。

 

夏祭りに合わせた暖簾というご依頼でしたので

竹に七夕の短冊を描かせていただきました。

風にゆられてさわさわ~

703

爽やかです。

 

704_3

 

大きな作品ですが

細部まできちんと描き込んでいます。

705_2

 

旧暦の7月7日の夜。

この夜、天上の織姫と彦星は天の川を越えて年に一度の逢瀬702を楽しみます。

もし雨が降れば、天の川が増水して二人は逢えない。

地上では星の恋の成就を祈り、また、裁縫や習字が上手くなるように、それぞれの願い事を書いた短冊を七夕竹に飾る七夕祭りがあります。

もともとは古代日本の夏越しの祓えから続く禊の行事、

 

今年の一関市の夏祭りは60周年の節目です。

大震災の復興を願っての七夕でもあります。

どうか沢山の願い事が天に届きますように。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする