高橋幸宏さんが亡くなった。
世代的にYMOはほぼジャストでLPもCDも持っているけれど、パンク小僧だった僕はそのサウンドのかっこよさを認めつつ、少し斜め目線で聞いていたように思う。
20代になった僕はDTMのMIDI録音にのめり込んだ数年間があって、シンセやら買い込んでイジり回してた。世界的にはテクノリバイバルブームが巻き起こっていて、YMOも再結成アルバムを出したりして熱かったなあ。
ユキヒロさんではその後、細野さんと組んだSKETCH SHOWが好きだった。このCDは何年も前に行方不明になっていて半ば諦めていたのだけど、訃報に接した朝なんとなくCDラックに目をやり、一番最初にパッと手に取ったのが無くしたと思っていたSKETCH SHOWでびっくり。
時々聴きたくなって何度も探したのに。紙ジャケットで薄く、洋楽コーナーに紛れ込んでいたから行方不明だったみたい。しかし不思議なことがあるものだ、驚いた。訃報からずーっとコレとYMOを流しながら工房仕事してる。フライマンでもあった氏に合掌。R.I.P。
僕が25~27歳ぐらいのころ。自宅を機材だらけにしてシンセいじったり、何か作っては録音するのは最高に楽しかった。ピーンという電子音の波形をぐりぐりイジって、聴いたことが無い(と思っていた)音を作り出すのは音に触れる初期衝動そのもので快感だった。
確か4chや6chのHDRが市販され始めたころで、僕も少し無理して購入したっけ。メインモニターはヤマハ NS10M、ミキサーはMACKY、メインシンセはコルグ M1と01/W。01/Wはとても優れたオールインワンシンセで、シーケンサーも多用したな。ラックにはオーバーハイムやFM音源のヤマハなどなど。写真をよく見るとDOEPFERもある。
釣りと音楽しか頭になかった。あれ、今も?