ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
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養魚場見学へ

2018年06月27日 | 相模川サクラマス復活PJ(仮)
相模川サクラマス復活PJでサクラマス幼魚育成を依頼している養魚場を訪ねて、山梨まで出掛けてきました。



かの「回帰マス連絡会」伊藤氏も`万難を排して`駆けつけてくださり、さっそく始まる講習会。

サクラマスまで一気に育つ個体、頑張っても戻りクラスの個体、ヤマメのまま終わる個体は幼魚時代のある時期までにかなり厳密に決定される、という氏の理論はかなり興味深いものです。



秋の初放流に向け、専用池で元気に泳ぎ回る「サクラマス候補」たち。無事に育って欲しいと祈るばかりです。



次回見学はサクラマス幼魚を見極める上でかなり重要。8月末の週末を予定しています。



平日にもかかわらず時間を作っていただいた皆さん、有り難うございました。


Photo&Report by 小平

阿賀川本流のヤマメ、平澤さんです。

2018年06月22日 | 渓流・本流2018
平澤さんより久しぶりの便りが届きました。

福島は阿賀川本流のヤマメです。阿賀川、伊奈川、檜枝岐。あの辺りにはいい川がたくさんあって、素晴らしいところですよね。


「2018.06.18
福島県南会津郡 阿賀川本流

渇水の中、少しだけ水深のあった落ち込みから出たヤマメ28cmでした。

ルアー はSolist50DDです、ソリストに変えて1投目でした。」








Photo&Report by 平澤さん

ミノー:ソリスト50DD ブラックアルミヤマメ
フック:レベルフイッシング ミノーブラック#S


鱒の森7月号

2018年06月21日 | 本と雑誌
鱒の森7月号が発売になりましたね。

特集は「鱒の釣りザオ、80本」。レヴェルトラウトも大きく取り上げられています。





レヴェルトラウトは5.0MTと5.6MTのリリースから始まり、今年で10年目。

当時、トラウトロッドでは非常に珍しかったアンサンド仕上げや幅広シングルナットを採用するなど、斬新で骨太なコンセプトが色褪せることはありません。

ご覧ください。

大尻沼にて

2018年06月19日 | 湖・2018年
セミパターン突入の大尻沼で二日間遊んできました。

ミノーイングには少々遅きに失した感がありましたが、入れ替わり立ち替わりの皆さんとワイワイやってきましたよ。









この前日も大尻を楽しんでいたTakedaさん、さすがに掴んでいるみたい。日に日にセミが存在感を増す中で、渋い渋いと言いながらもビートアップ100で1本、フラットシャッド70で3本。



フラットシャッド70で。強かったり早かったりの流れに強い本流用ミノーですが、それゆえの安定感をいかしオーバーハングにねじ込んでピンでギラン。湖でも活躍するミノーです。



笛木さん、ファットtype2でした。





八橋さんはファット70type1で。ルアーが少しでも潜ってしまうと追っても食わすまでいかないのですが、朝だけは食わせに持ち込むタイミングがあって、逃さずに連続ヒット。

鏡面のヒメマス、グリーンゴールドだったそうです。



曳航中。あははは。





セミ祭りの中、試行錯誤してみました。

渓流で虫パターン時に重宝する50mmフローティングを使ってみると、なかなか好反応。巻いてしまうと表層直下を泳いでしまい、ラッキーパンチ的なヒット以外は期待できません。放っておいてチョン、の繰り返し。するとスーッと寄ってきてガツン。

セミを投げていれば堅いですよ、次回もし行けばトップウォーターだねえ。久しぶりにトップウォータープラグを作ってみようかな、そんな気になった大尻沼でした。


大尻沼タックル
ロッド:レヴェルトラウト62MT、68MT、76MT
リール&ライン:3000番クラスにナイロン10lb、PE1号+ナイロンリーダー12lb
ヒットがあったミノー:ファット70、フラットシャッド70、ビートアップ100(バーブレスがルールです)

Photo&Report by 小平&皆さん


相模川サクラマス復活PJからのお知らせ

2018年06月12日 | 相模川サクラマス復活PJ(仮)

「相模川サクラマス復活PJ(仮)」からのお知らせ

今秋の初放流を目指し、3月からサクラマス幼魚の育成が始まっています。先達や周囲の見識者の皆さんから様々にご意見をいただき検討を重ねた結果、C&Cや漁協とも長いお付き合いがあり、かつ`うちに任せて欲しい`と言ってくれた山梨の養魚場に依頼しました。

6月25日(月)に養魚場へ見学に行けることになりました。見学を希望される方がいらっしゃいましたら、小平までメールなどで一報ください。
アドレス:kodaira@basil.ocn.ne.jp


平日ですし、そう多くの希望者がいるとも思えませんが、先方の都合もあるのであと若干名とさせていただきます。

時間は未定です。集合場所などは参加者に追ってご連絡します。よろしくお願いします。

小平

日川、渓流魚調査

2018年06月12日 | 渓流・本流2018
山梨ではそもそも日川での渓流魚調査が大きな目的でした。

知人にこの日川を愛する釣り人がルアー、フライ問わず多くいて、声をかけてもらった次第です。普段は神奈川の丹沢で同様の渓流魚調査に参加している自分としては、生息状況の差など興味深く、楽しみにしていました。







丹沢での調査は基本的に定点観測なので、短い調査区間を午前・午後の二度、重点的に調査します。「渓畔林の状態を知ること」がそもそもの目的ですから、捕獲した渓流魚の食性も調べますし、落下昆虫、水生昆虫などの採集もあり、短い距離に多くの時間を費やします。

それに比べて今回の日川は渓流魚の捕獲と簡単な測定、標識魚としてアブラビレのカットをするだけが目的なので、非常にスピーディー。テンポよく渓魚を捕獲していきました。



計測の様子。



ここ日川で平均と思われるアマゴ。



同じく平均サイズのイワナ。15~16cmですね。





なんとアマゴとイワナで計334匹を捕獲、計測しました。グラフに注目してください。わりと中型が採取しやすい調査方法ではあるようですが、大型魚がいかに貴重であるかがわかると思います。334匹のアマゴ、イワナのうち30cmを越えたのはたった1匹だけでした。

皆さんはどのように感じますか。



調査地点です。距離にして415m。ざっとの調査でこの密度、驚きです。一度の調査でおよそ30%が捕獲できると言われているので、およそ1.000匹の渓魚がこの地点に棲息していると推定されます。



手早く計測などを終え、その場でリリース。1匹も死なせることのない素晴らしいチームワークでした。



今後、日川では標識魚が釣れる割合からさらに正確な生息数の把握などの調査が行われます。お盆ぐらいで打ち切りです、興味のある方はペンションすずらんまでどうぞ。オーナーがいろいろ話をしてくれると思います。

ここはダム下なのですが、「日川については大水を防ぎ水量を安定させ、稚魚をとどまらせることに成功しているのでは。」ここ日川の峡東漁協の組合員でもある若林氏は日頃からこのように言っていましたが、まさにそれを裏付けるデータでした。

渓畔林の状態の良さも日川の特徴と感じました。広葉樹の林は渓流魚の餌となる多くの虫を供給しますから。

また調査エリアには堰堤がまったくなかったこと、ここがもっとも大きなポイントでしょう。もちろん日川にもいくつかの大型堰堤があります。それでもその流程で仮に1kmであっても堰堤のない区間を保存できれば、これだけの渓流魚が棲息できるという紛れもない事実をデータが示してくれました。


調査によって数字で裏付けすることの重要性もあらためて感じましたね。釣り人の世界では様々なことが誠しとやかに、なかば常識化しています。これらは本当なのでしょうか。

一例ですが`釣りで釣れる渓流魚はたった1%`と聞いたことはありませんか。私はよく耳にしてきた言葉ですが、これはあながち間違いではないのかもしれませんよ。

約1.000匹が生息していると推定される400m強の区間で、釣りのスタイル、天候など様々な条件を平均化した上で、我々の相手をしてくれる魚は果たしてどのぐらいでしょうか。他の99%はなぜ釣れないのでしょうか。釣れなければ`魚がいない`と言いがちな我々ですが、いないのではなく相手をしてもらえないんです。これは腕のせいでしょうか。釣り道具のせいなのでしょうか。

理由は様々あるでしょうけれど、私はあくまでも個人的ではありますが`渓流の状態`に最大の理由がある気がしてなりません。時々のコンディションではなく、年単位の長期にわたる川の状態のことです。

あらためて感じる渓畔林保持の重要性。大水は渓流魚の流失を招きますが、渓畔林がしっかりしていればかなり防げるはずです。

痩せた山から流失した砂に埋まり、とうに機能していない多くの堰堤の存在。そもそも、渓流魚は流されようと堰堤がなければ戻ってこられるのです。

機能不全の堰堤ゆえ砂に埋もれてしまった岩々、付き場を失った渓流魚はどのような行動を取れば、大雨やカワウ、釣り人といった天敵から身を守れるのでしょうか。

餌が豊富で水が安定していれば魚は想像以上に多く生息できる。密度が濃すぎても大型個体に育ちにくく、様々なプレッシャーから逃れることに汲々としてしまう。

せっかくの貴重な`資源`。もっと活かしたいですよね、あんなことやこんなことはできないものか。多くのことを考えさせられた調査でした。



調査には特別採捕許可という、県による許可が必要です。神奈川では私もこの許可のもと、調査に参加しています。


Photo&Report by 小平&調査参加の皆さん

山梨の人々と

2018年06月11日 | 渓流・本流2018
週末は山梨へと。釣りはもちろん、日川での調査あり、様々な人々との出会いありとたった二日とは思えないほど濃密な時間を過ごさせてもらいました。



調査の前日は地元アングラー若林氏の案内でとある流れへ。さあ出発、といってもこの時点ですでに8時近いという、この日ものんびり釣行です。

かなり知られた渓だと思いますが、私は未知の流れなのでそれだけで楽しみ。





若林氏。ほぼ毎日山梨のどこかで釣りをしています、言い過ぎでも何でもありません。これまでに出会った人々の中でもトップクラスの自由人です。

特にイワナへの造詣が深く、いろいろと興味深い話が聞けます。

このあたりの一端は先日発売になったばかりのGijie夏/秋号でも氏の記事が掲載されていますから、よかったらお目通しください。





このあたりのアマゴやイワナの雰囲気はこんな感じでした。暗い体色の個体が多かったですね。

アマゴはいくらかマダラっぽいのも釣れました。



川のこと、魚のこと。話に花を咲かせながらの釣りも、また楽しいものでした。

山梨の渓流タックル
ロッド:レヴェルトラウト5.0MT
リール&ライン:2000番にナイロン5lb
ヒットがあったミノー:40MDS、ソリスト40DD、同FS、ソリスト50MD2、60ストレート

Photo&Report by 小平


大尻沼のブラウン、Takedaさんです。

2018年06月05日 | 湖・2018年
Takedaさんから便りが届きました。

初めての大尻沼に出撃、かっこいいブラウンにレインボー多数、イワナなどミノーイングで楽しんだようです。


「大尻沼に釣りに行きました。

初めての大尻沼どうなるかと思いましたが、ブラウン、イワナ、40〜60cmクラスのニジマスが多数釣れました。
チェイスも連発でした。

綺麗なオレンジ色の斑点があるイワナが釣れたのですが、写真を撮ろうと準備してたらネット登って逃げてしまいました。」






60ぐらいのブラウンです。初めての大尻でこのブラウンはいいですねえ。

今年になって得意ミノーの仲間入りをしたビートアップが、またよい仕事をしてくれたみたいです。



あまり写真を撮るのが得意でない、とおっしゃるTakedaさんですが、きっと一生懸命撮ってくれたのでしょうね。



ヒットがあったミノーだそうです。

スリム、ビートアップ、ファット、フラットシャッドたちですね。


Takedaさん大尻沼ミノーイングタックル
ロッド:レヴェルトラウト76MT、82MTL
ミノー:スリム100、ビートアップ100、ファット70&85、フラットシャッド70など


Photo&Report by Takedaさん

奥飛騨でイワナ釣り、MINIさんです。

2018年06月04日 | 渓流・本流2018
愛知のMINIさんより久しぶりの便りが届きました。

大きいのが釣れたわけでも、たくさん釣れたわけでもないそうです。なかなか釣りに行けないけれど、行けば釣果がよかろうが悪かろうが便りをくれるMINIさん。元気そうな便りが嬉しいな。

解禁のイワナですね、おめでとうございました。


「2018/6/2
今シーズン初の釣りに奥飛騨に行ってきました。
前日に降った雨による水量増に期待して行きましたが、平水か少し少ない感じがしました。

朝8時から午後3時までで、バイト7~8回、うちキャッチできたのは22~25cmのイワナ2本。

水が少ないせいか反応は渋かったです。掛かりが浅いのか、バーブレスフックのため、ラインテンションが抜けた一瞬をつかれて、ことごとくバレました。

でも、天気もよく、午後はウェーダーからウェットゲーターに履き替え、気持ち良く川歩きしてきました。

ルアー:ソリスト50DDアユ、ソリストシャッド50Sアマゴ





Photo&Report by MINIさん

イワナの谷で

2018年06月02日 | 渓流・本流2018
翌日は当初予定していた本流のコンディションが今ひとつということで、イワナの谷に潜り込むことに。

道の駅で4:00に待ち合わせ、車中泊が続いたので身体が痛いよ。



この日、イワナの谷を案内してくれるのは地元の三田さん。おっ、さっそく釣ってる。



どれどれ。60ストレートですね。



こちらは三田さんの釣友、伊藤さん。



前回と比べると水は半分とのことですが、伊藤さんの40DD FSにもイワナがよいテンポで出てきます。





この地のイワナは橙点が艶やか。

私もまずはソリスト40DD FSで堅く釣り上がることに。





三田さんはほとんど60ストレートで通しているみたい。竿抜けに差し掛かったようで、段々とサイズアップ。



美渓です。かなり上まで詰めてきました。小さな釜から顔を出すたくさんのイワナたちのいずれもが美しくて、歩いていると嬉しくなる渓です。





私も60ストレートに変えてサイズアップ。60ストレートは里川やちょっとした本流はもちろん、源流を含む渓流域でも活躍してくれる頼もしいヤツです。





兄弟のようなイワナたち。この橙点にはどうしたって魅入ってしまう。

座り込んで撮っていると、横で釣っている三田さんが次々とキャッチ、楽しそう。とても落ち着いて撮っていられないので並べてみました。

三田さんは60ストレートの何が効くのか、しっかり理解して釣っているみたい。さすがに鋭いな、釣る人にはちゃんと理由があるものです。

イワナたちはこのあとすべてリリースしていますよ。





伊藤さんも40DD FSを中心に楽しんでいましたよ。





ここの源流域はボサがきついようなので、夏場に潜り込むのはしんどいかもしれません。だから根こそぎ抜かれることもなく、イワナたちが命を継ぐことができるのでしょう。

ボサが守るイワナの谷は豊かでした。

遊んでくれたイワナたちに感謝。岐阜の皆さんに感謝多々。有り難うございました。


私のイワナタックル
ロッド:レヴェルトラウト5.0MT
リール&ライン:2000番にナイロン5lb直結
ミノー:60ストレート、ソリスト40DD、同FS、50ストレート、ソリストシャッド50、ソリスト50DDなど
ランディングネット:ZANMAI×吉田氏コラボ38cm

Photo&Report by 小平